バブー&とのまりこの パリこれ! 住んでみてわかった、パリのあれこれ。


1 0 6

「バカンスは
 『太陽の高速道路』で
 南下?!」

 
     

バブー

パリはバカンスに出かけている人が多くて
なんだかずいぶんがら~んとしてきたよ。

夜、アパートのベランダから見渡す
ご近所さんの窓に明かりが灯るのは
ほんのわずかだし。

とのまりこ

マルシェ(市場)の品揃えも
半分以下に減って、寂しい感じ。

魚屋さんの店先は海老やカニよりも
下に敷かれている氷の方が目立つし。
花屋さんの店先に並ぶ花たちも、
いつもの5分の1くらい。
すき間も多くてちょっとひっそりとしています。

バブー
でもお店を開けているだけまだまだ!

かなりたくさんの商店のシャッターが閉められ、

「夏のバカンスに行ってきますよ~。
 6月30日~7月29日まで休みますよ~。
 それではまたバカンス明けに会いましょ~。
 チャオッ♪」

みたいな張り紙が貼ってある。

お気に入りのパティスリーからも
バカンスのお知らせメールが届いて。

パン屋も、八百屋も、総菜屋も、ワイン屋も♪
改めて1ヶ月も閉めて
バカンスに行っちゃうのね。って、
「バカンス命」のフランス魂を感じる、
夏のバカンス真っ盛りのパリ。

ピークはまだまだ8月に入ってからですが。
もう今の時点でこんなにがら~んとしているパリ。
8月のパリはどれだけ静かになるんだろう・・・。

とのまりこ
ちなみに、バカンスだからって
フランス全土が
お休みに突入するわけじゃありません。
太陽がいっぱいの南の方、
リゾート地などは夏のバカンス中こそが
休みなしの大忙し。

そんな地方の商店の人は、観光客が少ない
秋冬の11月~3月の間にがっつり
お休みを取ったりします。

さて、パリっ子達は一体どこへ行くかというと。
やっぱりほとんどの人が
「太陽を求め、南へ!」
南フランスへ、スペインへ、イタリアへ、島々へ。
700~1000km以上運転して。
太陽を求めて南下していきます。

というわけで、
フランスの真ん中を南北にはしる高速道路。
リヨンを経由して、南のマルセイユへ続く
オートルート6号線や7号線は
バカンスへ向かう人で
毎年大渋滞になるのですが・・・。

この高速道路の名前が
「Autoroute du Soleil」(太陽の高速道路)。

高速道路上の標識や、GPS上にも
「太陽の高速道路」で出てくる正式名。
なんだか名前を見るだけで、
バカンスへの気分が盛り上がる
ワクワクした名前がついているのです。
こんな命名にも、
フランスのバカンス魂を感じる私です。

バブー
ボクも今頃さ、
ビーチでのんびり
昼寝しているはずだったんだけどさ。
今年は急遽、
ムシムシ暑~い日本に帰国するんだ。

残念ながら今年のバブー家は、
フランスらしいのんびりバカンスなしっ!
ボクはどっちかといえば、
ビーチでお昼寝バカンスが
よかったんだけどねえ・・・。

 

2014-07-22-TUE


まえへ
トップへ
つぎへ