「街なかでよく 葬儀屋さんを見かける?!」
先週はお散歩にもぴったりな?! パリのお墓のお話だったけど、 今日はその続きだよ。
パリで生活して毎日歩いていると、 割とあちこちで目にするのが Pompes Funèbres (ポンプ・フュネーブル)、 いわゆる葬儀屋さん。
ノートルダム寺院やオペラ座や、 高級ブランドショッピングストリートなど 観光の方が歩き回るところでは ほとんど見かけないのですが、 住宅街ではけっこう頻繁に見かけます。
棺の搬送や葬儀の準備をする葬儀屋さん。 ウィンドーには様々な形の墓碑を 紹介するリスト写真や、 墓碑の周りに置かれる名前を彫った陶板や 陶器でできたお花など 色々な見本が飾られています。
東京を歩いていて、 こういった葬儀屋さんが目にとまる という経験をしたことがなかったので、 大都会の中にこんなにも葬儀屋が 点在しているのかあ‥‥ と気になり始めたらすごく気になって。
バスに乗っていても 「あ、またここにも葬儀屋がある。」 なんて無意識に 葬儀屋チェックをしています。
最近はペット用の墓碑なんてサンプルも 一緒に並んでいるのをよく見かけるよ。
そして、歩いていると墓碑だけでも 様々な形や色や大きさがあることがわかる パリの墓地。 「この人はアーティストだったのかな?」 と思わず足を止め、 墓碑に刻まれた文字を 読んでしまいたくなる 個性的なものも多いんだよ。
パリの墓地散歩をする機会があったら、 有名人たちのお墓だけじゃなく、 個性的でアーティスティックな 墓碑探しも楽しんでみてね!
※この連載を再編集し、 書き下ろしも入れて新潮文庫になりました。 こちらをぜひご覧ください!
2018-12-18-TUE