「水疱瘡でも保育園に 行っていい?!」
我が家のプチモンスターが通う保育園。 「この保育園の生徒の中で 水疱瘡が発生しました。」 のお知らせが最近張り出されたよ。
保育園に通い始めて約1年。 水疱瘡のお知らせの張り紙を見たのは これで2回目。
▲保育園に張り出されている張り紙。 この保育園で今水疱瘡が出ていますということや 水疱瘡にかかったことのない妊娠中の人への注意が書かれてます。
どこの保育園でもおなじみの この張り紙。
「あら大変。 じゃあ気をつけなくちゃ!」
となるかと思うとそれが真逆。
「あらそうなの?! どの子かしら。 うちの子まだかかってないから うつしてもらわなくちゃ!」
となるわけなのです。 年齢の低いうちになってしまえば 割と軽い状態で終わるというわけで みんな水疱瘡は歓迎の模様なのです。
▲「うちのこも無事うつしてもらえました〜♪」という 喜びのコメントとともに友達から送られてきた写真。
そしてね、 水疱瘡でも登園していいんだよ。 これもびっくりじゃない?!
本人が高熱でうなされているとか 具合悪いとかがなければ、 元気だったら水疱瘡でも 登園していいというのが決まりだよ。
▲フランスの保育園。水疱瘡でも本人が元気だったら登園してよいのです。
確かに、保育園の契約書を見ると 医者の許可がおりるまで きてはいけないという病気の欄に 「水疱瘡」はありません。
ちなみに、普段から たとえ熱があったとしても 本人が元気であれば登園していい というフランスの保育園。 ちょっと熱があるだけで すぐ呼び出されてしまう日本とは かなり違って、働く親としては大助かり。
うつしうつされが心配な気もしますが、 このおかげで免疫もついて 子供の体力もどんどんアップしているのは 気のせいではないようです。
フランスでは水疱瘡は任意接種。 注射をしていない人も多いから、 小さいうちにかかってしまって 軽く終わった方がいいという 考え方の人が多いんだよね。
「水疱瘡がいますよ」の張り紙は、 一応のお知らせという意味と、 ママたちの中に妊婦さんがいたりしたら 気をつけなくちゃいけない、という意味で 必ず貼られるみたいだよ!
さて、ボクの家のプチモンスター。 前回の張り紙の時はうつらずに終わったけど、 今回はどうなるかな?! 予防接種は受けてあるから とっても軽く済むといいな。 今日も水疱瘡発生中の保育園に 行ってらっしゃーい♪
※この連載を再編集し、 書き下ろしも入れて新潮文庫になりました。 こちらをぜひご覧ください!(2015年8月出版)
2019-05-21-TUE