バブー&とのまりこの パリこれ! 住んでみてわかった、パリのあれこれ。


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「2月2日は
クレープの日?!」

 
     
バブー&とのまりこの パリこれ! 住んでみてわかった、パリのあれこれ。
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「2月2日はクレープの日?!」

バブー

2月3日は「節分」。
豆まきの日。
今年も日本は「恵方巻き」で
盛り上がっていたんだろうか??

その前の日、2月2日。
フランスでは「クレープの日」なんだよ!

とのまりこ

キリストが誕生した日とされるクリスマスから
40日後に当たる2月2日。
この日は「La Chandeleur」(ラ・シャンドルール)
「ロウソク祝別の日」と呼ばれる日。

聖母マリアがイエスを神殿に奉献する
「お清め」の行事を行った時に
参列者たちがロウソクを持って
祝ったことに由来する日です。

ロウソクの「光」、
そしてキリストのシンボルでもある「光」。
「光」が太陽からもたらされるものであり、
黄金色に輝く丸い太陽を象徴して
クレープを食べるようになったようです。

バブー
フランスではおなじみの定番おやつ、
大人も子供も大好きな「クレープ」。

日常的に頻繁に登場するクレープだけど、
この日はちょっと特別なことも。

家でクレープを焼くときに、
左手にコインを持って、
フライパンで焼いているクレープを
片手で上手にひっくり返せば
幸運が訪れると言われているんだ。


▲片手にコインを持ってクレープを上手にひっくり返せたらよし!
だからみんなで順番にコインを持って
クレープ返し大会が繰り広げられるよ♪


▲ブラボー!上手にひっくり返せました。


▲こちらは動画。片手にコインを握らせて、願い事を思い浮かべながら
ひっくり返して! とパパが子供達に次々とクレープをひっくり返させます。


▲既製のクレープもスーパーに必ず売ってます。
バターを少しひいたフライパンで温めれば焼きたてクレープに!

とのまりこ
砂糖にレモン。
砂糖にバター。
などシンプルな食べ方も美味しいけれど、
フランス人に圧倒的に人気なのは
やっぱり「チョコペースト」。

そこにたっぷりのクリームシャンティ
(生クリームをホイップしたもの)をのせて。
お好みでバナナを入れる。

子供も大人もほとんどが
これで食べているんじゃないかしら?
ってほど人気者の「チョコペースト」です。


▲大量にクレープを焼いて、チョコレートスプレッドに生クリームに
バナナに…色々並びます。


▲やっぱり子供達に圧倒的に人気なのはチョコペーストに
クリームシャンティ(生クリーム)の黄金ペア!

バブー
前にも紹介した1月の伝統菓子
「ガレット・デ・ロワ」ほど
有名な行事ではないけれど。
フランス人にとって、
2月2日といったら「クレープの日」!

2月2日が近づくと、
スーパーなんかでも
既製品のクレープや、みんなが大好きな
チョコレートペーストの特売が始まったり
「クレープ」キャンペーンが
目立つようになるんだよ。

「節分」の「恵方巻き」に続いて、
日本でも流行るようになる日が来たりして?!


▲クレープの日は1日に何回もクレープ食べちゃうよ〜♪

 

※この連載を再編集し、
 書き下ろしも入れて新潮文庫になりました。
 こちらをぜひご覧ください!

フランス雑貨のお店オープンしました。
バブーくんは日本滞在時に、お店にいます。

「Boîte」(ぼわっと)
東京都杉並区西荻北4丁目5−24
【地図】 【駅からの道順はこちら】

 

2019-02-05-TUE

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illustration:Jérôme Cointre