「早朝のワイルドな 仕入れ風景?!」
朝早くパリをお散歩していると 色々な食品関係のお店で 仕入れ風景を見かけるよ。
中でもとにかくワイルドなのが 肉屋さんの仕入れ風景。
大きなトラックが横付けされて。 後ろの扉が開くと 大きな肉の塊が大量にぶら下がっている。
そして肉屋のおじさんが ひとつひとつ肩に担いで 店の奥の貯蔵スペースに運んでいきます。
とにかくワイルド。 肉が何かで覆いもされず ひたすらトラックの中で ぶら下がっているのもワイルド。
そのトラックの中には いろんな他のものと一緒に 積み込まれているのもワイルド。
人が行き交う通りを、 ムッシューたちが 素手で運んでいくのもワイルド。
もう何もかもがワイルド‥‥。
この作業を見かけると、 ボクたちもおもわず散歩を中断して ワイルドな肉屋さんに見入っちゃう。
食の国、フランスならではの光景。 朝早くパリをお散歩することがあったら 肉屋の前にとまる 大きなトラックにぜひ注目してみてくださいね。
さて、パリは夏休み後半戦に突入して、 バカンスピークに差し掛かり、 最もパリっ子が少ない週に入りました。
数少ない残っているパリっ子たちは、 静かなパリを満喫。 お天気が続いていることもあって 公園では下着姿で 日焼けにいそしむ人も急増中。 きれいなブロンズに焼くために、 背中のブラのホックを取って 焼く人も急増中‥‥。
日本だったら捕まるよね‥‥。 なんて考えながら、 パリっ子の美しい小麦色の肌 (=素敵なバカンスを過ごした象徴) への飽くなき追求の姿を観察しているよ。
※この連載を再編集し、 書き下ろしも入れて新潮文庫になりました。 こちらをぜひご覧ください!(2015年8月出版)
2019-08-06-TUE