「ケーキの包み方が 魔法みたい?!」
パリのパン屋さんでは、 半分から3分の1くらいを 美味しいあま〜いスイーツが 占めていて、パリっ子たちの 欠かせない毎日のデザート♪
クリスマスシーズンが近くなり パン屋さんがいつも以上に 忙しそうだよ!(特に週末は。)
年末にかけてパーティーも多くなるから ケーキを買って帰る人が 増えているんだと思うんだ。 ボクたちの住んでいるアパートでも 毎週末どこかの家から パーティーの音が聞こえてくるしね。
さて、そのパン屋さんのスイーツ。 独特のかわいい包み方があります。 ケーキを載せたトレイを紙で包み、 リボンをかけて三角形にする「三角包み」。
高級パティスリーなどでは 1個からでも箱に入れてくれますが、 パン屋さんのケーキなどは 1個から3個くらいまでだったら 箱ではなくてこの「三角包み」の 簡易包装なことが多いのです。
三角のとんがった部分にリボンを結んで、 ぐるりと1周りボンを回し、 もう一度てっぺんで結んで 持ち手を作ったら出来上がり!
もうこればっかりは プロフェッショナルな技。 あっという間に出来上がる 魔法のような「三角包み」。 いつもうっとり眺めちゃう♪
(動画を載せたから、ぜひ見てみてね!)
ぶらぶらぶら下げて帰る感じが、 昔の映画に出てきそうな お父さんの持って帰ってくる 「寿司折り」みたいな感じ(笑)。
この包み方をしてもらうだけで さらにテンションがアップします。
以前このコラムの中で書きましたが、 自分でやったほうが5万倍マシ、 というくらい、ラッピング包装が 異常に下手なおフランスなのに‥‥。 このパン屋さんの「三角包み」だけは もう魔法♪って領域です。
日本でも シャンゼリゼ大通りの イルミネーション点灯のニュースが 流れたみたいだよね?!
先週くらいからパリは どこもかしこもクリスマス。 日照時間が短い冬シーズン到来だけど、 町中がキラキラする 美しいイルミネーションの おかげで、なんとなくみんながウキウキ しているのを感じるよ。
※この連載を再編集し、 書き下ろしも入れて新潮文庫になりました。 こちらをぜひご覧ください!(2015年8月出版)
2019-11-26-TUE