バブー&とのまりこの パリこれ! 住んでみてわかった、パリのあれこれ。


1 8 5

「解読しよう♪
 『おフランスの数字』講座。」

 
     

バブー

言葉の壁にぶちあたり、
いろいろな場面で苦労する海外旅行。
フランス語だってわからないのに、
フランス人の書く独特な手書き文字を
解読するなんて、ほぼ不可能。

そんななか、世界共通のはずの「数字」ですら
フランス人の書くものはボクたちにとって
難しかったりするんだよね。

とのまりこ

もうミミズがうねうねしているものにしか
見えないっ!
というフランス人独特の筆記スタイル。

特徴ある手書き数字の書き方
知っておかないと、マルシェでレストランで、
正しい金額がわからなくて焦る焦る。

そんなわけで今日は、
「解読しよう♪ おフランスの数字」講座です。

バブー
まずは読みやすい数字バージョンが
こんな感じ。

このくらい丁寧に書いてあると、
「メルシー♪」
って思っちゃうよね。

例えばこんな丁寧に書かれたバージョンの中でも
ちょっと迷うのがまず「1」と「7」。

フランスってね、
「1」の短い書き出しの部分を、
本体の「1」に負けないくらい
長く書くのが特徴。

だから日本人には「7」に見えちゃったりして、
「めっちゃ高いじゃないか!!」
と、焦ってしまうことも。

でも、安心してください。
これは「1」なんだ。

フランス語の「7」はね、
基本、本体のところに
ちょんって、「棒」がつくからね。
(こういうのってなんて呼ぶんだろう‥‥。)

これを見るとよくわかるでしょ?!

クグロフについてる値段の左側が「15」。
右側が「7.5」。

とのまりこ
そしてもうひとつ私たちにとって
非常~に読みにくいのが「4」。

このお惣菜やさんの値札。
これ、「4.8」とか
「4.5」って書いてあるのですが、
なかなかの読みにくさでしょ?!

このレストランも、
ランチの営業時間書いてあるけれど
知ってなかったら「12時~14時」には
なかなか見えない!

ちなみにこれ、タクシーの領収書。
何ユーロだったかわかりますか?!

「40ユーロ」です。

バブー
これは銀行で
まりこちゃんが「振り込み」をしたときの
振り込み用紙の控えなんだけどさ。

銀行員が書いてくれた口座番号、
どうどう?!
これ、読める?!

「ぼわっと」の買い付けのために使った
けっこうな額の振り込み。
本当に本当に、
ちゃんと正しい口座に届くのかって
まりこちゃん、この控えを見ながら
恐怖で震えてたんだよ(笑)。

どうやらフランス人にとっては
読みにくいなんて感じないらしい、この字体。

特徴を知っておくと、
ちょっとだけ旅行の時に便利だよ!

 


※この連載を再編集し、
 書き下ろしも入れて新潮文庫になりました。
 こちらをぜひご覧ください!

【お知らせ】
★とのまりこさんのお店「Boîte」(ぼわっと)
 東京・渋谷のヒカリエで催事を行っています。
 <渋谷ヒカリエShinQs(シンクス)5階 マーケットプレイス>
 2015年11月16日(月)~2016年1月31日(日)
 住所:東京都渋谷区渋谷2-21-1
 電話:03-5468-5892
 営業時間:10:00~21:00

 

フランス雑貨のお店オープンしました。
バブーくんは日本滞在時に、お店にいます。

「Boîte」(ぼわっと)
東京都杉並区西荻北4丁目5−24
【地図】 【駅からの道順はこちら】

 

2016-01-26-TUE


まえへ
トップへ
つぎへ