「誕生日パーティは 貸し切りで?!」
ずっと前に、フランスでは 子どもたちのお誕生会を仕切ってくれる 「アニマトゥール(男性形) アニマトリス(女性形)」 ってプロの仕事があるってのを紹介したの 覚えているかな?!
今日はね、またちょっと違った形の フランスのお誕生会のあるあるを 紹介してみるよ♪
▲今回息子の誕生会で借りたギニョール(人形劇)小屋。 子どもの誕生会ができる場所がフランスにはあちこちに!
▲エッフェル塔の前の公園で集合して、 みんなでギニョール(人形劇)小屋に向かったよ♪
フランスでは子どもの誕生日に、 学校などの仲良しのお友達を招待して 3時間くらいのパーティーをするのが普通。 誕生会が開かれるのは、学校が休みの 水曜日の午後 (パリの学校は水曜日は午前のみ、 私立は水曜日は休み)、 もしくは週末の土日。
学校が休みになりバカンスに入ってしまう 7月の分も前倒して開催したりもするので、 今の時期、年度末の5月6月は特に誕生日ラッシュ。 1日に2つのパーティーをかけもちなんて子も。
▲人形劇自体は一般のお客さんと一緒に見るのだけれど、 誕生日の本人の名前をアドリブでお話の中にしょっちゅう入れてくれたり、 年齢を聞いてくれたりの掛け合いがたくさんあって、大喜び。
息子プチモンスターも、 今月は2回友達に呼ばれ、 先週末は自分の誕生会を開き、 毎週末のように誕生会。 そして6月のこの日を抑えておいてね、 という連絡がすでにちらほらときています。
というわけで先週はボクの弟分、 プチモンスターの誕生日会だったんだけどね。 パリの公園の中にある、 「ギニョール」(=人形劇)小屋を借りて パーティーを開いたんだ。
前に登場したように、 プロの仕切り役を雇うという以外にも、 どこか場所を貸し切って パーティーをするというパターンも けっこう多いんだよ!
▲今回はなかなか言うことを聞かないわんぱく盛りの 4歳、5歳の子どもたちとのパーティーだったので、 友人や友人の娘ちゃんたちの力も借りて、みんなで子どもたちを仕切りました。
5歳になった息子のパーティー。 今回は幼稚園生たちということで、人形劇に。 人形劇を鑑賞、そしてその後劇場を貸し切り パーティーをするというスタイルを選びましたが、 他にも水族館、動物園、ポニークラブ、 ロッククライミング場、スケート場、 習い事センター、子ども雑貨の店などなど、 子どもが利用するような施設の多くが 「誕生パーティープラン」を用意していて とってもたくさんの楽しい選択肢があるのです。
▲今回は人形劇が終わってから、1時間半、小屋を貸し切れるというプラン。
大騒ぎになって 家中が破壊されるのを恐れたり、 (特に男の子のママたち! 笑)、 もしくは我が家のように家が小さすぎて たくさんの子どもたちを招けなかったりと 理由も様々ですが、 子どもたちが遊んだり楽しんだりできる空間で、 時間もある程度つぶしてもらえて、 そしてその場所でパーティーの続きができる ということで、親も大助かり。 そして招待される側の親子も大喜びと、 とても便利だし素敵なシステムなのです♪
▲みんなでおやつを食べたり、ちょっとしたアクティビティを用意したり。 用意するのも大変だけど、みんな大喜び♪
フランスの誕生会を経験すればするほどね、 『そういえば、 日本の子どもたちのお誕生会って どんな感じだったっけ?』 って最近よく話をしているんだ。 ボクの飼い主まりこちゃんが子どもだった 何十年も前(!!)は、 学校の友達を家に呼んで みんなでケーキやおやつを食べて、 公園で遊んだりしたっけなあ? という記憶があるみたい。
みなさんどんなお誕生会をしてますか?? コロナ問題で、お誕生会なんてとんでもない って感じなのかな‥‥。
▲ちなみにこれは子ども雑貨屋さんを貸し切ってのお誕生日パーティーの様子。
ちなみにコロナといえば、 ちょうど先週、フランスでは電車やバスなど 公共交通機関ですらマスクの義務はなくなったよ、 ということを書いたけれど、 (今しなくてはいけないのは病院内のみ) 初日から日毎にマスクをする人が減っていき、 1週間たった今、 メトロやバスでマスクをしている人は 圧倒的に少数派になったよ。
それではみなさん今週も素敵な1週間を!
▲ボクは大騒ぎするからってずーっとおうちでお留守番。 が〜ん‥‥置いていかれたよ。
*とのまりこさんの新刊が出版されました*
「シンプルシックで心地よい暮らし パリの小さなアパルトマンで楽しむおうち時間」 出版社 : 世界文化社 発売日 : 2021/5/29
※この連載を再編集し、 書き下ろしも入れて新潮文庫になりました。 こちらをぜひご覧ください!(2015年8月出版)
2022-05-24-TUE