【ご報告】
とのまりこさんの愛犬、
このページでも活躍してくれたバブーが、星になりました。
17歳と１か月でした。
後日あらためて、とのまりこさんからご報告をいただく予定です。

先週末ね、
パリのディズニーランドに行ったよ。
コロナの影響で、
ほとんど全てのショーやパレードが
中止されていたんだけど、
少しずつ元に戻りつつあり、
２ヶ月前には休演していた
人気のライオンキングのミュージカルショーも
復活していたよ。

▲ライオンキングのショー。
左から３番目の手で円を作っているみたいな仕草をしている人が
手話をする俳優さん。他の演者とは違う動きをしています。

久しぶりにショーを見て、気づいたこと。
それは手話をする俳優さんが混じっていたこと。

立ったまま手話をする
通訳のような感じではなく、
完全にパフォーマーたちの中に入って、
役の１人として歌も踊りも一緒に。
手話のひとつひとつがまるでダンスの一部、
振り付けのようで感情もこもっていて
ついついそこに目がいってしまうほどの存在感。

そしてそれは、
もうひとつ別のショーでも発見。
俳優の１人として歌ったり踊ったりしながら
セリフや歌詞があるシーンでは
全て手話をしていました。

我が家は乗り物に乗るよりも
ショーやパレードを楽しむ方が多いタイプ。
何度も何度も同じショーを見てるのに、
こんな存在感ある人に
今まで気づかなかったのかな？！
と、気になって調べてみると、
どうやらこれは週末限定で出演している
「chansigne」（シャンシーニュ）
（「歌う」と「サイン」という言葉を
併せて作られた言葉のようです）の
スペシャリストである俳優さんたちが
出演しているものなんだそう。

▲歌い手、セリフを喋る人が次々に変わっていく中
見事にその役を表現しながら手話で歌やセリフを伝えていく俳優さん。
手話がない時は周りと同じようにダンスや振り付けをします。

平日に行くことが多かったから
出会っていなかったけれど、
パリのディズニーランド、
この２つのショーでは週末、
手話専門の俳優さんが出演しているんだって。

そしてなんと驚くことに、
この俳優さんたち自身が
聴覚障害がある人たちなんだよ。

▲「ディズニー・ステュディオ」パークの方にあるこちらのショーでも
ずっと手話を担当する俳優さんが舞台の上に。

手話をする俳優さんは１人。
例えば『ライオンキング』の中でも、
シンバ、ラフィキ、スカー、ナラ、ティモン‥‥、
と次々とセリフを喋る人や歌っている人が変わるので
今どの役の人が話したり歌ったりしているのを
手話しているのかと
一目でわからせなくてはいけない。

というわけで、
ただ言葉を手話に変換するのではなく、
役そのものを手話で表現する
というまさに特殊な俳優さんの表現力が
必要だそうで、
とてもとても難しいことなのだそう。

そして手話をする俳優さん自身も
聴覚障害を持っているので、
アクロバットなどかなり大きな動きが多い
パフォーマーたちの中を安全に移動して、
ぶつかったりしないということだけでも
とても大変なことなのだとわかりました。

これはあとから見つけた
ドキュメンタリー番組
（ディズニーランドパリのショーに
手話専門の聴覚障害者でもある俳優さんを
導入するというシーンを追った番組。
フランス語です。）
を見たからこそ知ったことばかりなのですが、
音楽に合わせて歌い、踊るという舞台で、
聴覚障害がある俳優さんが音が聞こえない中
一体どうやって合わせているのか
湧き上がるのはただただすごいという思い！

ディズニーらしい素晴らしい試み、
もしもいつかパリのディズニーランドで
週末ショーを見る機会があったら、
ぜひぜひ注目して見てみてくださいね！
日本のディズニーも同じようなのあるのかな？

ちなみに、前回行った時（８月31日）は
やっているショーはたったひとつだけ。
しかもその出演者たちは全員マスク姿で
歌ったり踊ったりして大変だなあ‥‥。、
って思っていたのだけど、
今回は出演者たちは
全員ノーマスクに変わっていたよ。
まだまだコロナの影響があるけれど、
少しずつ元に戻っている姿を見るたびに
嬉しくなっているボクたちです。

▲これは8月31日に行った時のもの。唯一やっていたショー。
この時は俳優さんたちは全員マスクをしたまま歌って踊っていました。

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パリの小さなアパルトマンで楽しむおうち時間」
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※この連載を再編集し、
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