バブー&とのまりこの パリこれ! 住んでみてわかった、パリのあれこれ。


2 0 8

「おフランスのシステムは
 とにかく銀行員と
 ランデブー!」

 
     

バブー

日本はずいぶん暑くなってきたよね?!
湿気がないパリから遊びにきているボクは、
「もわんもわん」した空気に
ちょっと驚きながら、楽しくお散歩してるよ。

さてさて、フランスでは
毎年7月に行われる国民的な人気スポーツである
自転車レース「ツール・ド・フランス」が開幕したよ!

レースの前に、観戦者たちを楽しませてくれるのが
スポンサーとして参加している企業の
大きな山車のようなキャラバンカー。
今日は以前見に行った「ツール・ド・フランス」の
キャラバンカーのパレードの写真を掲載するよ。

というのも、今日は銀行のお話でね。
写真がなかったから、
いまの時期のフランスを感じる
「ツール・ド・フランス」の写真を用意してみたよ。

とのまりこ

いつも、日本に一時帰国した時は、
フランスで必要な書類関係の準備などで
銀行や役所をあちこちまわります。

今回も「残高証明書」などを発行してもらいに、銀行へ。
日本でサラリーマンをしていた時代に近かった、
便利な支店で作った口座。
毎回、毎回日本帰国中の忙しいスケジュールの中
その支店に出向く時間を作るのが大変で。

いよいよ、こんどこそ、
日本滞在中にいちばん便利な場所の支店へ
支店変更をしようと思って相談に行きました。

「すみません、私の口座を
 ◯◯支店からこちらの支店に変えたいのですが、
 どういう手続きをすればいいですか?」

と聞くと。
銀行の案内係の親切なお姉さん
(おフランスの銀行に、
 あんな親切な案内係の方はいません。
 あの時点で夢のようだ‥‥。)
頭の上にハテナが飛びまくって困ったお顔。

「ええと‥‥。
 どのような理由で
 支店をお変えになりたいのでしょう‥‥?
 そのようなことは
 通常あまりないのですが‥‥。」

バブー
「そりゃ〜
 色々な手続きをしてもらったり、
 証明書を出してもらったりするのに
 毎回わざわざ自分の登録支店に行くのが
 大変だからに決まってるじゃないですか〜〜。」

なんて思っていたまりこちゃん。
案内のお姉さんと話していて判明した
驚愕の事実。

とのまりこ
日本って、
自分の口座を開いた支店に行かなくても、
同じ銀行なら全国どこの支店でも
ほぼ全ての手続きごとを
やってもらえるということ。

知らなかった〜!!!
っていうか私の10年ちょっとを返してくれ〜っ!
って、おおげさですが‥‥。

何か必要な書類、
たとえば住所変更などなどをお願いしに行くと
すべて自分の口座を開いた銀行支店に行けと言われ。
しかも自分の担当者と
RDV(ランデブー=予約のお約束)を取って
行かなくてはいけない。

これがおフランスの銀行システム。

つまり、その場その場でお願いできない。
後日のRDV(ランデブー)で初めて
お願いができるというのが
おフランスの銀行システム。

というわけで、まさかまさか、
自分の口座支店以外で
そういう手続きができるなんて
夢にも思っていなかった‥‥。

お願いしたいその日に、
担当者とかじゃなく窓口で
すぐ申し込み用紙に書けばいいというだけでも
便利だと思っていたのに‥‥。

バブー
そんなこんなで
まりこちゃんの必要だった書類は
あっさりと、いつでも、どこでも
お申し込みができるのだとわかった今回の滞在。

これだけでこれからの時間が
ずいぶん節約されるということで‥‥。
まあ、よしとするか‥‥?!

さてさて。
僕たちはこの記事がアップされるころ、
はじめての四国へ上陸しているよ。

愛媛県の新居浜で、
アンティークやブロカント、フランス雑貨のお店
「ぼわっと」の移動出張所をひらくんだ。
近くの人はぜひ、ボクに会いに来てね!

くわしいお知らせはこの下にあるよ。

 

【お知らせ】

とのまりこさんの、フランス雑貨と
アンティーク、ブロカントのお店「ぼわっと」
出張店舗が、初の四国上陸です。

2016年7月6日(水)〜7月10日(日)
 10:00〜19:30

新居浜「創作地区」愛媛県新居浜市上泉町8-5

ぜひおこしくださいね。
もちろん、バブーも待っています。

 


※この連載を再編集し、
 書き下ろしも入れて新潮文庫になりました。
 こちらをぜひご覧ください!

 

フランス雑貨のお店オープンしました。
バブーくんは日本滞在時に、お店にいます。

「Boîte」(ぼわっと)
東京都杉並区西荻北4丁目5−24
【地図】 【駅からの道順はこちら】

 

2016-07-05-TUE


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