「どこのご家庭にも ゴロゴロ?! さて今年のは‥‥。」
1月のフランスといえば、 毎日ぶくぶく太っちゃいそうな 高カロリーお菓子。 「ガレット・デ・ロワ」。
去年の「パリこれ!」で ガレット・デ・ロワの習慣や 詳しい食べ方なんかも紹介したよね♪
今年もこの季節がやってきたよ。 パン屋さんの前を通ればガレット。 アパートのエレベーターに乗れば 前に乗った人がガレットを持っていたのかな?! って匂いがクンクン。 友達の家に遊びに行くってなったら おみやげもガレット。 ガレット三昧の1月のパリです。
ガレットといえば、中に入っている 小さな陶器のおもちゃのおまけ、 フェーブがみんなの楽しみであることも 去年紹介しました。
食品に異物混入事件などが次々と ニュースになっている今の日本。 食べ物に陶器のおもちゃを入れるなんて もっともっと問題になるのかな~と 日本の様子を見ながら、 フランスの伝統行事を楽しんでおります。
今年もね、ボクの家もなんども食べている ガレットだけど、 いちばんのビックリフェーブは やっぱりこの巨大すぎるフェーブ。 なんとルイ14世です。
しかもね、このパン屋さんのガレット、 毎年なぜかこのでっか~いフェーブと、 小さなフェーブ、2個も入っているんだ。 前までは「世界遺産の大聖堂」(←これも激重) だったけど、今年は「偉人」に変わってました (いずれにせよ重い‥‥)。
2個入ってて、うれしさ2倍はいいけれど、 こんなに大きいと、 正直、どこにフェーブが入っているか す~ぐ見えちゃうんだよね‥‥。 切り分けるときにガリッと 包丁に当たっちゃうことも多いし‥‥。
さらにこのパン屋さんのガレットは、 量り売りで、重さで値段が違うのですが、 この重くて大きなルイ14世に 一体いくら取られているのかしら‥‥。 と、ちょこっと不満を抱きつつ、 おいしいからつい買っちゃうよのね。
そんなアタリもハズレもあるフェーブですが、 たいていみんな集めていて、 一家にいくつかあるのがフランス。
フェーブ欲しさにガレットを買ってしまう 有名店舗のかわいいものから、 せっかく当たったのに 「い、い、いらない・・・」 って思っちゃう意味不明なフェーブまで。
バブー家の今年のヒットは もちろんこのルイ14世ですが、 さてみんなどんなの出てきているのかしら。
って、ちょっと友達に連絡してみたら。 続々とみんなから写真が送られてきました。 びみょ~なのもけっこう多いでしょ?!
まりこちゃんは、 ルイ14世以外に一体どんな大きな 偉人が入っているのかが気になって、 もう一度パン屋さんで買ってみようか 悩んでいるみたい。
ま、人間たちはみんな おいしそうで楽しそうだけどね、 ガレット・デ・ロワなんて、 ボクにとっては何にもいいことはないもんね。
ちょうだいって言っても ダメ! って言われて 冠をかぶせられて写真を撮られるだけ。
だったらボクのごはんには、 イヌのおやつでも フェーブの代わりに入れておいてよね!
2015-01-20-TUE