「カレンダーに 書かれた名前で お祝いの日が増える?!」
ねえねえ、知ってる?! フランスのカレンダーの横には毎日、 日本の「大安」「仏滅」なんていうのみたいに なにやら細かく書かれている。 これ、全部「聖人の名前」。
「聖人歴」と呼ばれる暦注で、 もともとは昔の教会が 殉教者の命日を 聖人の祝日としたのが由来だそう。
1日に1人の名前が書いてありますが、 何人もの聖人の名前が当てはまる日もあって、 カレンダーにはスペース上の都合で 1人の名前が書かれています。
1981年までは、フランス国籍の子供 (イスラム教徒はのぞいて)には 原則として、聖人たちの名前の中から選んで 名前をつけるのが決まりだったんだって!
法が改正されてからは、 自由に名前をつけることができるように なったそうだけど、 だから納得! フランスでは同じ名前に遭遇することが 多いわけが。
男性なら ジャン、ベルナール、ダニエル、ミッシェル パトリック、ジャック、フランソワ‥‥
女性なら マリー、フランソワーズ、ニコル、 モニーク、クリスチャンヌ、ジャクリーヌ‥‥
自分の生まれた日である誕生日はもちろんだけど、 フランス人にとっては 自分のファーストネームの聖人の日も 2つ目のお祝いの日として とっても重要な日で 「おめでとう」を言い合います。
ちなみに、写真のカレンダーに写っている、 3本のずれている線は 前も紹介したフランスの地域ごとの学校の 「バカンスのずれ」を表しています。
法律改正以降は、 ずいぶん流行りの名前も 変わってきたみたいだけど。 フランスではどんな名前が多いのかな?! そしてフランスにも キラキラネームがあるのかな?!
なんてことはまた別の回のお楽しみにね♪
2015-01-27-TUE