バブー&とのまりこの パリこれ! 住んでみてわかった、パリのあれこれ。


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「学校の給食が
 フルコース?!」

 
     

バブー

各家庭にクーラーはない
パリだけど、
今週は「夏がきた~っ!」って
喜びも通り越して
とてつもなく暑い天気予報。
なんと最高気温は39度という予想で、
日中は日陰に避難という毎日に
なっているよ。

とのまりこ

そんなパリから、
今週はフランスの学校給食のお話です。

さすが美食大国、フランス。
なんと、幼稚園のようなちびっこ時代から、
給食もコース仕立てなんですよ♪

仲良しのちびっこパリジェンヌりんちゃんが、
パリ6区にある自分の学校に
連れて行ってくれて、教えてくれました。

学校に行くと、
毎週の給食メニューが張り出されています。
そこに書かれているコース仕立ては‥‥。

バブー
なんと前菜・メイン・チーズ・デザート
というように、4品仕立て!

前菜・メイン・デザートじゃなくて、
さらにメインの後にチーズが入っちゃう
本格的なフレンチコースのスタイルだよ!
幼稚園で!

とのまりこ
コースの詳細をのぞいてみると‥‥

前菜:赤いインゲン豆とトマトのチリ風サラダ
メイン:豚肉のカレー風ソテー、野菜のポワレ添え
チーズ:ポワトゥー産ブリー
デザート:スイカ

前菜:アーティチョークとトマトモッツァレラ
メイン:ハンバーグステーキ、パスタ添え
チーズ:サンネクテールチーズ
デザート:ムース・オ・ショコラ

などなど‥‥etcと、大人顔負けの
コースメニューなのです。

たまに前菜に「メロン」とか書かれているのも、
「はっ、は~ん。。。生ハムメロン的なものを
 アペリティフで前菜に食べる国だから?!
 まさかの小さいころから前菜でメロン?!」
と、納得の驚きだったり。

「こ、こ、子供が食べる
 チーズじゃな~い!!!」
と日本人的に考えてしまうようなチーズが
毎日いろいろ挙げられていたり。

幼稚園だっていうのに、デザートに
チョコレートとかタルトとかが頻出するのも
フランスならでは‥‥。

バブー
ちびっ子に聞いたらね、
みんなが大好きで大盛り上がりになるのが、
「クスクス」と
「スパゲティボロネーゼ」なんだって!

「クスクス」なんて、
大人になってフランスに来てから
初めて食べたものだよ‥‥と
まりこちゃんつぶやいていたよ。

とのまりこ
ちなみに、お昼ご飯は家に帰って食べても、
学校の給食を食べてもOK。
というわけで給食は
前もって(大抵はその日の朝まで)
いるかいらないかを言えばいいんだそうです。

そしてフランスの公立の学校の給食費は、
両親の収入によって、決まります。
収入が高い人が多く払い、低い人は少なく払う。
例えばりんちゃんの学校は、
1回の給食費が
0.13ユーロ(約18円)~7ユーロ(約980円)まで
7段階くらいに分かれているそうです。

フランス人と話していると、よく
『誰々のうちは収入いいから
 給食費とか高いでしょ。』
とか
『うちは収入は最低賃金に近いけど
 給食費とかだけは助かる。』
とか、そんな話になります。

貧富の差が日本以上に激しいこの国、
とてもいいシステムだなあとは思いますが、
約18円から約980円とは、すごい差ですね。

バブー
こうやって、小さな頃から
グルメが育っているんだね!
そして2歳からショコラを食べてたら、
そりゃ~チョコレート好きになっちゃうよね♪
おいしいもの大国のフランスの根っこの部分を
ちょこっとのぞいて大納得!

ボクもパリっ子。
ぜひ、ご飯は
フルコーススタイルに変えて欲しいな♪

 

2015-06-30-TUE


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