フランスは秋のバカンス（２週間）が終わって、
学校が再開したのが今週月曜日。
「やっと始まった〜！！！」
って息子を学校に送り届け、
一息つきながらこの原稿を仕上げている
ボクの飼い主まりこちゃんです。

２週間ぶりの小学校。
「忘れ物ないようにね、一緒に確認しよう。」
なんて、息子と一緒にランドセルに荷物を準備。
とはいっても内容はいつもと同じ。

フランスの小学校１年生の息子の荷物は‥‥
「（親と先生のための）連絡帳」
「（宿題などを書くための）連絡帳」
「詩の暗唱用ノート」
「フランス語の読みのためのノート」
「筆箱」
以上！

▲小学１年生の息子のランドセルに入っているものは基本こんな感じ。
毎日の時間割に合わせて教科書やノートを準備することはない。

いつも変わらぬ１分で確認が終わる内容です。
もちろんこれは、学校によって、
担任の先生によって、学年によって
内容は変わりますが、とにかくシンプル。

そういえば、フランスって「時間割」がないよね。
「時間割」を見ながら
次の日の準備をするってことがないよね‥‥。
と思いながらバカンス明けの息子を
送り出したのでした。

そう、フランスの小学校にはね、
「時間割」がないんだよ。

月曜日の１時間目は「国語」、
２時間目は「体育」、３時間目は「算数」、
４時間目は「音楽」、５時間目は「社会」etc。
っていうあの時間割がないんだ。
だから時間割を見ながら、
次の日に持っていくものを考えて準備をする
ということもないんだよ。

正確にいえば、担任の先生の中では
大体の時間割はあって、それに沿って
毎日の授業を進めていくわけですが、
生徒・家族に配布される
「時間割」というものがないのです。

私たちの住むアパートには、
今年６月まで公立学校の校長先生をやっていて、
定年退職をしたというマダムがいるので、
フランスの学校制度についても
色々教えてもらう最近。
フランスの小学校の「時間割」
についても聞いてきました。

小学生の「時間割」は全て担任の先生次第。
フランス政府からは
年間・学期ごと・週ごとなどの学習内容や
時間に関する指示はあるものの、
それに沿ってどう進めるかは各担任次第。

『フランス語と算数は毎日しなくてはいけない』
とか、
『音楽やデッサンや体育は週に１回』
とか、フランスの国として
決められていること以外は
担任の先生が全体的に考えて進めるのだそう。

▲毎日持ち帰るもののひとつ、フランス語の「読み」のためのノート。
教科書は使わず、先生が準備したプリントで学習していくのが
息子の担任の先生のやり方。
小学校１年生はとにかくフランス語の読み書きに関してが最重要。

▲これも必ず毎日持ち帰るもののひとつ「詩の暗唱ノート」。
これもフランス語の学習のための最も大切な過程。

▲子どもたちが使う連絡帳。
息子のクラスは毎日これに次の日までの宿題を書いてきて、
「書く」練習も兼ねていて先生のチェックが入っている様子。

だから毎晩準備が必要な
曜日ごとの時間割はなし。
宿題に必要な教科書とかノートとか、
必要なものだけを持って帰ってきて
また持っていくって感じだよ。

フランスの小学校１年生の
ぼくんちのプチモンスターくんも、

・火曜日はスポーツがあるから
　スポーツの格好をしてくること

・金曜日はプールがあるから
　水着やタオルを持ってくること

という以外、特別な持ち物準備はなし。

ランドセルに入っているものも
毎日ほとんど変わらないよ。

時間割を見ながら、
各教科の教科書とノートを準備して、
体操服やリコーダーや給食当番の服や？！
必要なものを毎日準備する
日本の小学生たちってすごいよね？！

というわけで、秋のバカンス明けたフランス。
これから街は一気に
クリスマスモードになっていくよ。
もうすでに、クリスマスのイルミネーションが
ついている通りもちらほらと出てきたよ！

▲秋のバカンス中にようやく切ってもらえて、モジャモジャ男からすっきりしたボクです♪
ずいぶん長い間放置されたな〜。
まりこちゃん、もっと頻繁にカットしてよね♪

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