![バブー](images/icon_01.gif)
ねえねえ、ちょっと見て。
フランスのかけ算九九の表。
日本とちょっと違わない?!
![](images/49_IMG_4697.jpg)
![とのまりこ](images/icon_02.gif)
高速道路のパーキングエリアなどで
売っている、こども達の学習表。
フランスの地図があったり。
植物の育ち方の表があったり。
動詞の活用表があったり‥‥etc。
そんな中にあるかけ算九九の表。
ある時ふと気づいた。
?????
数字の並び方が逆じゃない??
でもって10の段まである??
![](images/49_IMG_4741.jpg)
![バブー](images/icon_01.gif)
例えば「3の段」。日本だったら
3×1=3
3×2=6
3×3=9
3×4=12
3×5=15‥‥ だよね。
![とのまりこ](images/icon_02.gif)
ところがフランス。
3の段を見てみると。
1×3=3
2×3=6
3×3=9
4×3=12
5×3=15‥‥
数字の並び方が逆なんです。
これって覚えやすいの??
と、日本のかけ算九九に慣れていると
分かりにくい気が‥‥。
ためしに、この方法でかけ算九九を
唱えてみると‥‥。
「いんさんがさん」
「にさんがろく」
「さざんがく」
「しさんじゅうに」‥‥。
まるで老化防止の
頭の体操をさせられているみたいな気分に。
もんのすごく頭を使うわっ!
![](images/49_IMG_4235.jpg)
日本では、小学校2年生になると
徹底的に暗記させられる、かけ算九九。
呪文みたいに唱えたり、
歌で覚えたり。
みんな工夫をして、できるかぎり
言葉を短縮して覚える日本語式。
おフランスもそんなのあるのかしらと
友人のこども達に聞いてみると。
例えば同じく「3の段」だとしたら。
「アン・フォワ・トワ・エガル・トワ」
「ドゥ・フォワ・トワ・エガル・シス」
「トワ・フォワ・トワ・エガル・ヌフ」
‥‥
と、ひたすらそのまま唱えるだけらしい。
日本語に直すと、
「いちかけるさんはさん」
「にかけるさんはろく」
「さんかけるさんはきゅう」
って言っているような感じです。
覚える時は「エガル」(「=」のこと)の
部分は省略することが多いようですが、
それでも
「アン・フォワ・トワ・トワ」
「ドゥ・フォワ・トワ・シス」
だから、
「いんさんがさん」
「にさんがろく」
と比べたら、ずいぶん長い気も。
しかも、「×(かける)」の正式な言い方は
「ミュルティプリエ」なので、
ちゃんと言おうとすると、とんでもない長さ!!
わお。
![バブー](images/icon_01.gif)
ちなみに、ボクとまりこちゃんの仲良しのお友達、
いつもこのページでモデルをしてくれている
ソラちゃんが、学校で習っているかけ算。
2の段、3の段、5の段、10の段の
4つだけやって、あとの段は
やってないからできないんだって。
なんで4の段をすっ飛ばしてるの?!
残りの段はどこに行っちゃったの??
フランス、不思議なことだらけだよね‥‥。
![](images/49_IMG_7165.jpg)
![とのまりこ](images/icon_02.gif)
フランスのかけ算九九のことを
周りのこども達に聞き出したら、
もう不思議なことだらけ。
この1回じゃ書ききれないほどの
ネタがざくざくと。
つい先日も、フランス人が
引き算苦手な件を書きましたが。
引き算だけではなく、計算全て、苦手みたいです。
基本の基本、かけ算九九の表や
覚え方のせいかしら‥‥。
(フランス人が苦手というよりは、
日本人の計算力がすごすぎるのかも
しれませんが‥‥。)
それとも何か、
こっちの方がいいという理由があるのかしら?
![バブー](images/icon_01.gif)
フランスの数字と計算の深い謎。
ボクも小さなお友達のノートを
こっそりのぞいて、もうちょっと
真相を究明してみるよ!
![](images/49_IMG_7099.jpg)
おまけに、フランス式のかけ算を
読み上げている、ソラちゃんの動画を見てね!
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