「ダサいセーターで クリスマス?!」
今週はクリスマスウィークだね。 日本のお正月のように、 1年で最も大切な日となるクリスマス。 フランスでは先週末から学校も終わり、 2週間のクリスマスバカンスに突入しているよ。
11月からすでに始まるフランスのクリスマス商戦。 街中がクリスマス関連のものでいっぱいになる中で ここ数年目立って気になるのが、 大人用から子供用まで、 クリスマスの派手派手セーター。
これ、ここ数年フランスでもブームの 「クリスマスにダサいセーター (=アグリーセーター)を着よう」 というあそび習慣が浸透してきたため。
▲こちらは「リドル」というスーパーが出す「ダサいセーター」。 こちら、人気すぎて手に入れるのが大変という可愛さ♪
おばあちゃんたちがクリスマスプレゼントにと 孫とかに手編みのセーターをプレゼントするものの
「ちょっとなあ‥‥古くさいなあ」
なんて 着るのをためらっちゃうようなデザインのものが あったりするよねっていう よくありそうな出来事から、 あえて「アグリー(ダサい)セーター」を 着てイベントとして楽しんじゃおう! なんていうストーリーもあるみたいだよ。
▲「ダサいセーター」専門通販サイト。
▲この時期にはテレビの中にも登場します。「ダサいセーター」♪
元々どこの国から 始まったのかはわかりませんが、 フランス南部の「アルビ」という町では 2017年から、「ダサいセーター世界選手権」が 開かれたりしてニュースで流れてきたりするので、 パリでもド派手セーターを見かけることが 年々増えているような気がします。
(ちなみに英語で言う「アグリー・セーター」は フランス語で「pull moche(ピュル・モッシュ)」)
▲フランスアルビでの「ダサいセーター世界選手権」のサイト。
「ダサい」って言ってもね、 本当に悪口の意味ではなくて、 愛情を込めて 「なんじゃこの派手なセーターはー!! 笑っちゃうくらいおかしいよー。」 って意味での感じだよ。
ボクの家でもね、クリスマスの時期に 友達の家に行く時なんかに ユーモアでちょっと笑わせちゃおうなんて 「アグリーセーター」を常備してあるよ♪
日本ではこの「ダサいセーター」習慣、 広まってきたりとかあるのかな!
▲こちら我が家の「ダサいセーター」。 今年のクリスマスはスキーバカンスでスキー場で過ごすボクたちの家。 ちゃんとここにも持ってきているよ!
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「シンプルシックで心地よい暮らし パリの小さなアパルトマンで楽しむおうち時間」 出版社 : 世界文化社 発売日 : 2021/5/29
※この連載を再編集し、 書き下ろしも入れて新潮文庫になりました。 こちらをぜひご覧ください!(2015年8月出版)
2022-12-20-TUE