
ねえねえ、知ってる?!
ボクも大好きなフランスパン。
毎年パリの中で
いちば~んおいしいバゲットを決める
「バゲットコンクール」っていうのが
あるんだよ。


そうそう、
パリ市とパリ商工会議所の主催で毎年行われる
バゲットコンクール。
フランスの伝統食であるパン文化を守り
発展させて行くという目的のために
始まったコンクールは
今年は19回目を迎える予定です。


2012年は、
パリに1200軒以上あるパン屋さんの中から
168本のバゲットがエントリーしたんだよ。


長さ55~65cm、重さ250~300g
という細かい規定にあったバゲットを、
「焼き加減、外観、中身、香り、味」
という5項目で審査。
6人の審査員達が真剣に選ぶ、
いちばんおいしいパリのバゲット。
日本人のお米のように
フランスの毎日に朝から晩まで
登場するパンだけど、
168本も食べたら
一体どうなってしまうのだろうと
審査員のことが気になる私です。



グランプリには4000ユーロの賞金と、
なんとその後1年間、
大統領官邸のエリゼ宮に
毎日パンを納めるっていう
栄誉が与えられるんだよ!
フランスの大統領たちが毎日食べているのは、
パリでいちばんおいしいバゲットなんだ♪
ボクたちも、毎年コンクールの結果が発表されると、
気になるバゲットを買いに行くよ。
10位くらいまでのパン屋さんのバゲットを
食べくらべてね♪
家の近所のパン屋さんが選ばれたら、
もうそれはとってもうれしいこと♪
毎日焼きたてを買いにいくパン屋さんは
家の近くってことが重要だからね!


日本ほど「ブーム」「流行り」に
流されないフランスでは、
数十分待ちなんていう行列は
絶対にありえないけれど、
それでもコンクールで入賞したパン屋さんは
どこも行列のできる人気店。
みんな鼻高々と「パリで1番のバゲット」
「パリで3番のバゲット」など
コンクールの入賞結果を表示してます。



ちなみに、バゲットだけじゃなくて、
「パリでいちばんおいしいクロワッサン」
「パリでいちばんおいしいミルフィーユ」
「パリでいちばんおいしいガレット」
とか、いろんなコンクールがあるんだよ。
ボクの行きつけの近所のパン屋さんは
クロワッサンとミルフィーユの入賞店。
もちろんバゲットもおいしいよ♪
今年の優勝はどこのお店かな~。

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