バブー&とのまりこの パリこれ! 住んでみてわかった、パリのあれこれ。


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「子供の公園に
メリーゴーランド?!」

 
     
バブー&とのまりこの パリこれ! 住んでみてわかった、パリのあれこれ。
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「子供の公園に
メリーゴーランド?!」

バブー

先週のこのコラムで登場した
日本から夏休みに
一人旅でやってきた
親戚の小学校4年生。
2週間のパリ滞在を満喫中。

そんな彼女が毎日のように、
ボクと我が家のプチモンスター君(1歳4ヶ月)を
連れて散歩に連れて行ってくれるのだけど、

パリには歩けばあちこちに公園があること。
そしてその公園にある遊具が
カラフルで形もおもしろいことに驚いて
あちこちで写真を撮っているよ。

とのまりこ

毎日通って見慣れていた公園の遊具。
すっかり当たり前になってしまっていたけれど、
どの公園の遊具も
カラーリングも形も日本とは全く違う。

たしかに日本の家族や友達に写真を送ると、
「遊具がかわいい~!!」
と返事が返ってくることが多いのを
思い出しました。

パリでは、どんな小さな公園にも
大抵こんな遊具コーナーがあるのです。

ブランコ、滑り台、ジャングルジムなど
独立した遊具がいくつかある日本の公園と違って、
ミニアスレチックのようになった
合体型の遊具があることが多い。

公園の規模によって数は違いますが、
遊具には「1歳から5歳」とか
「4歳から12歳」とか、
対象年齢が表示されていて
様々な難易度のものがあり
こども達が夢中になって遊んでいます。

バブー
遊具がある場所の地面は
やわらかい素材になっていて
万が一落ちても
衝撃が少ないようになっているんだよ。

そしてね、小学4年生が
「いいな~!!」
と羨ましがっているもうひとつが
公園の片隅とか街角とか
パリのあっちこっちに
メリーゴーランドがあること。


▲かなり古くてレトロなこのメリーゴーランドは手動式。
おじさんが手押しで勢いをつけてハンドルをまわすので
乗っている子供の年齢に合わせて早さが変わります。

とのまりこ
いわゆるメリーゴーランドで想像する
木馬タイプのものから、
あやしい偽物キャラクータたちが回るもの、
乗り物バージョンや生き物バージョンなど。
メリーゴーランドの規模や
デザインも様々。


▲魚デザインも発見!海の近くの町だから?!ちょっと乗りにくそう?!

街中にメリーゴーランドが点在するって
日本では考えられないことですが、
パリだけにあらず、
フランス中どこに行っても
あちこちでメリーゴーランドに
遭遇するのです。


▲どこかで見たことのあるキャラクターだけど何かあやしい?!
ネズミの国からクレームが入らないのかな?!

公園の中。
メトロの駅をあがったところ。
区役所の前。

学校の帰り道に。
マルシェ(市場)に買い物に行った帰り道に。
メリーゴーランドが日常に溶け込んでいるので、
こども達には行きつけのメリーゴーランドがあり
大抵ママやパパの財布の中には
まとめて買うとお得な回数券が入っているのです♪


▲回数券、プラスチックのこんなにかわいいデザインもあるよ。

バブー
パリの街を歩けばあたる「公園」。
公園を見つけたらぜひ中を通り抜けてみてね。
カラフルでかわいい遊具や
レトロでノスタルジックなメリーゴーランド。

観光スポットではないけれど
パリっ子の日常の一コマが垣間見れる
素敵なオススメ散歩道だよ♪


▲パリ5区の植物園(中には小さな動物園も併設されている)の
中にあるのは動物のメリーゴーランド。
安全ベルトなどないのも自己責任の国フランスならでは。


▲ 我が家のプチモンスター君もつい最近メリーゴーランドデビュー。
すっかりはまって見かけるたびに指をさして乗りたがります。

 

※この連載を再編集し、
 書き下ろしも入れて新潮文庫になりました。
 こちらをぜひご覧ください!

フランス雑貨のお店オープンしました。
バブーくんは日本滞在時に、お店にいます。

「Boîte」(ぼわっと)
東京都杉並区西荻北4丁目5−24
【地図】 【駅からの道順はこちら】

 

2018-08-21-TUE


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illustration:Jérôme Cointre