みなさんこんにちは。
桜の季節、
日本にいるボクとまりこちゃん。

残念ながらお花見をする時間はないけれど、
毎日の散歩道に咲く桜を、
電車の中から見える桜を、
日本の美しい始まりの季節の春を
楽しんでいるよ！

先日「ほぼ日」の「ただいま製作中！」でも
ご紹介していただきましたが、
４月１日から15日までは、
西荻窪のフランス雑貨＆ブロカント（古道具）の
お店「ぼわっと」が
渋谷ヒカリエにも期間限定オープンということで、
私は毎日渋谷のヒカリエに。
そしてバブーは西荻窪のお店のお店番と、
お互いそれぞれの場所でがんばっています。
（※予定がすこし変わり、9日（木）〜11日（土）までは
　　私は渋谷ヒカリエに。
　　12日（日）〜15日（水）は、
　　西荻窪のぼわっとにバブーといることになりました。）

おもてなしの国、ジャポンの大きなお店の
バックヤードを毎日目撃しているまりこちゃん。
超適当でお仕事への姿勢もびっくり仰天ばかりの
おフランスからやってくると、
もうそりゃ毎日感動と驚きのことばかりみたいだよ。

毎日開店前のヒカリエでは、
まだ誰も見ていないところで働き出す人が
たくさん。
両手に雑巾を持って、全身の力を入れて
動くエスカレーターにもたれかかり、
手すりを丁寧にきれいにしているお兄さん。

警備員さんは、従業員の入館証を
ひとつひとつ丁寧にチェックしながら、
「おはようございます」と気持ちよい挨拶。

華やかな売り場とドアをひとつ隔てた
バックヤードでは、たくさんの段ボールから
品出しをしながら格闘する女の子たち。

バックヤードの休憩室では
昼休みに机につっぷして寝ている人が
たくさんいるけれど、
みんな一歩売り場に入れば素敵な笑顔に挨拶に、
すごく親切な接客。

売り場でモノを食べながら、
おしゃべりに夢中になって
お客さんには見向きもしなかったり、
「それは私の売り場じゃないから知らないわよ」
なんて平気で言っちゃったり、
建物の外で従業員がたまってタバコ吸ってポイ。
みたいなおフランスの仕事っぷりとは
もう180度違って、感動なのです。

バックヤードの休憩室には
小さなコンビニが入っているんだけど、
レジでは「お疲れ様です」って
コンビニの店員さんが
爽やかに応援してくれるんだって！

従業員用のトイレには、
少なくなった使いかけのトイレットペーパーが
大量に置いてあって。
きっとあれは
店内のお客様用のトイレである程度減った
トイレットペーパーが回されてきて、
お客様には常にきれいな状態で
使っていただけるようにしているんだろうなあ‥‥
と感心したり。

とにかくみんなが気持ち良く過ごせるようにする
おもてなしの国の工夫と努力、
すごいなあ‥‥と感心します。

開店直後や閉店直前に、
売り場の人が通路に並んで
お客様にご挨拶をするのとかは、
ちょっとすごすぎ？！
なんてびっくりしたりすることもあるけれど。
（お客様側にたったとき、
　私はこの日本のデパートの丁寧さが
　ちょっと苦手なので、すこし複雑な思いで
　毎日やってます　笑）

そういえば、
今、フランスと日本の百貨店の
違いについて考えていて、ふと思ったのだけど、
パリではかなり小さなお店ですら、
入り口に警備員の、
ちょっと怖そうなムッシューが
配置されているけれど
（例えば街中の薬局でさえ
　ムッシューがいたりします）。

そしてテロ対策などのため、
「カバンの中を見せろ」とチェックされる
ことが多いけれど。

そういうのって日本はほとんどないですよね？

テロ対策ではなくて、
万引き防止という意味ですが、
スーパーのレジでもしょっちゅう
「袋の中を見せろ」
と、レジの店員さんがお客さんに言う姿を見る
フランス。
（しかもけっこう失礼な態度で「見せろ」と
　言ってくる人が本当に多い！）

やっぱり店員さんとお客様の関係性が
本当に違うなあ〜。

ボクも日本の「おもてなし」の心を持って、
西荻窪のお店番で毎日出勤しているよ。
みんなボクに会いに来てね！