「電車で、お店で。 日本とフランス、 どっちもどっち?!」
みなさんこんにちは! ボクたちの日本滞在も 残りわずかになってきたけれど ボクは毎日西荻窪のお店番、がんばってるよ!
渋谷ヒカリエの 出張ぼわっと(15日までです)にも、 西荻窪のお店にも、 たくさんのほぼ日読者の方が 来てくださって声をかけてくれています。 みなさん本当にありがとう!!
ボクもまりこちゃんも ほぼ日読者の方の多さに びっくりしながら喜んでます♪
昨日は西荻窪の「ぼわっと」に、 日本の大学院に留学しているという ブラジル人の女の子たちが ふらっとやってました。 日本に来て8ヶ月だという彼女たち。
昼間から赤ワインを注文して、 (こんなところから外国人スタイルだわ♪) バブーを気に入って気に入って気に入って。 大盛り上がりの2人と なんとなくおしゃべりがはずみ、 「パリこれ!」に登場するような 日本と外国の文化や風習などの びっくりな違いについて盛り上がりました。
私の本のひとつ、 「パリジェンヌにはなったけれど・・・ フランスの愛すべきビックリなお話97」(ぴあ)は、 この「パリこれ!」のような、 ちょっと信じられない フランスでの出来事をイラストと一緒に 紹介しているエッセイ。
日本語がほとんど読めない彼女たちはね、 そのイラストを見ながら 「おもしろい! わかる!」って 盛り上がっていたのだけど。 彼女たちが想像している内容を聞くと、 ちょっと違う解釈をすることも多くて、 日本人から見た日本の当たり前と 外国人から見た日本の当たり前が 大きく違うことを改めて感じたよ。
雄牛が息を巻いて 電車に乗り込んでくるページ。 「おフランス人は 横入りをすることが多いの」 ということを表現していたのだけど。
彼女たちは 「わかるわかる! 日本人って電車の中に突進していくわよね。」 と盛り上がる。
「あのね、違うの。日本人はね、 整列乗車にご協力するじゃない? でもフランスでは スーパーでもメトロでも郵便局でも 整列したり順番をきちんと守ったりが 苦手ってことを言いたかったの!」 と、説明してみると。
「たしかにね。それはわかる。 でも、整列していても 電車に我先にとなだれ込んでくるのが すご〜く怖いわ。」 と彼女たち。
そうよね‥‥。 わたしも渋谷ヒカリエの出勤で すごく久しぶりに朝の電車に乗ったけど、 ほんと、日本って (東京だけなのかもしれないけれど) 電車のドアが空いたとたんに 突進してくるイメージよね。
「21時閉店っていうのは、 定員がお店の鍵を閉めて 出て行く時間のこと。 閉店15分前になったら、 スーパーに入れない なんてことは日本ではないよね。」 ってことに対しては
「確かに。 日本では、口で言って 追い出したりはしないけど、 『早く帰れ〜』という目線は すごく感じるわ。 口で言わずに強い目線で言われる方が 怖いかも。 レストランとかでは、 飲んでいるドリンク以外の物を すべてあっという間に片付けられて、 すごくプレッシャーを感じることが 多いしね。」 と、彼女たち。
そうよね。 日本人はきつい言葉を お客様に言うということはないけれど 言葉の代わりの態度に 現れてしまっていることもあるしなあ‥‥。 どっちが失礼かといったら どっちもどっちなのかも。
そんなことが山のように次々と 話題になって、 ブラジル女子たちと盛り上がったのでした。
日本人が、正しいとか 決して失礼なことではない、 って思ってやっていることも、 「あたりまえ」の違う外国人から見ると ちょっと失礼だったり、 強く見えてしまうことも多いのかもなあ‥‥。
って感じた、 フランスに住むまりこちゃんと 西荻窪を散策するブラジル人大学生たちとの おしゃべりなのでした。
2015-04-14-TUE