今日はこの「パリこれ！」にもよく登場する
ボクの仲良しのちびっこパリジェンヌ、
Solaちゃんのいちば〜ん大好きな食べ物。

大好物のチョコよりもイチゴよりも
もっともっと大〜好きだという野菜、
「アーティチョーク」のお話だよ♪

フランスで暮らし始めて、
マルシェ（市場）でスーパーで
お惣菜屋さんで。

「むむむっ、これはなんだ？！」
と、日本では見たことがなかった
謎の食べ物ってたくさんあるけれど。

「これは一体どうやって食べるのだ？」
と衝撃を受けたもののひとつが
本日の主役、「アーティチョーク」。

「アーティチョーク」。
フランス語で「Artichaut」（アルティショ）。
日本語を調べると「チョウセンアザミ」。

「チョウセンアザミ」って言われても。。。
なんじゃそれ。
と思っていたパリ１年目。
そのころ一緒に住んでいた
ルームメイトが開いたパーティーで
「アーティチョーク」に出会ったのが
はじめましてでした。

どの八百屋さんでも見かける
フランスではおなじみの
「アーティチョーク」。

生で売っている姿は
このSolaちゃんがマラカスのように
持っているゴツゴツした姿。

これを丸ごと茹でて
おつまみや前菜でいただくんだよ。

まずは根元の茎を切り取って。
丸ごと茹でます。
（茹でる時にレモン汁や油や塩を入れる人も）
大きさによって20分から50分くらい。

おフランスなのでこの茹で時間は適当ですが、
芯にナイフを刺してみたり
何枚かガクをはがしてみたりして
茹で加減を確かめます。

茹で終わったら水を切って
はい、できあがり！

うろこのようなガクを１枚１枚はがしてね、
根元のところにちょっぴりだけついている
肉質部分を歯でしごく感じで食べるんだ。

オイルビネガーとか
お好みでドレッシングみたいなものをつけながら。

ほんのちょっとしか食べるところはないけれど
１枚１枚食べていくんだ♪
これがね、楽しくておいしい〜。

で、「アーティチョーク」はここからが本番。
とにかくひたすら１枚１枚の部分を食べきると
「Coeur」（クール＝芯、心臓）と呼ばれる
根元の芯の部分が出現します。

けばけばしたひげのような
毛に覆われているので
その毛は全部取り除いて。
適当なサイズに切り分けていただきます。

この最後の部分は食べ応えのある塊。
みんなで奪い合いながらいただくのです♪

味の表現は難しいのですが、
私がいちばん近いかなといつも思うのは
「ゆりね」。
ホクホクねっとりな感じ。

あんなに大きかったのに、
食べ終わるとカスの部分が山盛りで
これだけっ？！
って量なんだけど
１枚１枚はがして食べるのが楽しんんだよね。

ちょっぴり枝豆とかそら豆の
楽しさと似ているかな？！

この「アーティチョーク」。
毎日生から茹でて食べてたら大変ですが、
芯の部分だけがたくさん詰まった
オイル漬けや水煮のようなタイプが定番。

スーパーにはもちろん、
フランス惣菜屋、イタリア総菜屋などでも
必ず並んでいるメジャー商品です。

これはもうこのまま食べられるので
カットしてそのまま食べたり、
サラダに入れたり、
パスタに入れたり、
ピザに載せたり。
炒め物にしたり揚げたり。

あのマラカスのような
「アーティチョーク」から、
ほんのちょっとの芯しか出てこないのを
知っているだけに、
このひと瓶にどれだけの
アーティチョークムダ部分が出たんだろう
なんていつも気になってしまう私。
芯の部分だけ取り出してくれて
ありがとう。
なんて思いながら食べてます。

ボクの仲良しパリジェンヌSolaちゃん。
「何食べたい？」
って聞くと
「アーティチョーク！！」
って答えるくらい彼女が大好きなおかげで
しょっちゅう食べることになった
この「アーティチョーク」。

家族や友達と
ワイワイつまみながら食べるのには最高♪
機会があったらぜひぜひ試してみてね！

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