「12月は 起きるのが楽しみ?!」
クリスマスまで2週間となったフランス。 ボクの家ではふだんは朝起きるのが苦手な プチモンスター(4才)が、 毎朝パッチリと一発で起きる。 それが12月名物、アドベントカレンダーのおかげ。
プチモンスターが持っているのは、 フランスで最も一般的なチョコレートが入っているタイプ。 本日の日付の窓を開けてチョコレートが食べたいがために、 一瞬で目がパッチリになるよ。
12月だけじゃなく、 毎月アドベントカレンダーを導入したいよね‥‥。
▲こちら、11月に入るとどこのスーパーでも山積みになる、 最もポピュラーで気軽なタイプのアドベントカレンダー。 子供たちが1人、1つか2つは持っている♪ 紙の箱でできていて、日付の窓を開けるとチョコが出てきます。
▲旅の思い出などどこかで買った木製のアドベントカレンダーを ずっと大切に使う人も多い。 引き出しに自分でお菓子やプレゼントを入れて。 子供が小さい時に買ったのをずっと大切にして思い出にも♪
さて、このアドベントカレンダー。 11月に入ると、どのスーパーでも山積みに。 おなじみのお菓子メーカーのものが ずらりと並びます。
「アドベントカレンダー」は、12月1日から 24日までをカウントダウンするカレンダー。 窓を開けたり、引き出しを開けると、 チョコやあめのお菓子が入っていたり、 小さなプレゼントが入っているというもの。
歴史的にはいろいろな言い伝えがあるようですが、 19世紀初めのドイツにルーツがあると言われていて、 12月1日から家の壁にチョークで印をつけて 24日までの日数を数える習慣から生まれたのだそう。
▲こちらは人気のパティスリーバージョンを2つ。 ↑これは人気急上昇中のショコラティエ「Julien Dechenaud」のもの。 イラストがとても素敵。 ↓こちらはモンブランで有名な人気パティスリー「アンジェリーナ」のもの。
キリストの降誕を待ち望む期間のことだけれど、 今ではすっかり冬の風物詩と言える 楽しいイベントのひとつになっているよね。
スーパーで売っている大衆的なものはもちろん、 有名なパティスリーやショコラティエの ちょっと高級なバージョン、 紅茶屋さんのティーバッグが入っているもの、 絵本やクリスマスにまつわるお話が入っているもの、 高級コスメブランドやキャンドルブランドのもの。 子供用から大人用まで 様々なアドベントカレンダーが発売されるんだよ。
▲これが高級パティスリーバージョンのもうひとつ「ジャンポールエヴァン」。
▲我が家は今年、チョコレートのアドベントカレンダーに加えて、 こんなミニ絵本が毎日出てくるアドベントカレンダーも。 児童書店にいくと、こんな素敵な絵本バージョンのアドベントカレンダーも いろいろある。
今日は 「みなさんのアドベントカレンダー拝見!」 として、30人くらいの友人・知人に ご協力いただいて アドベントカレンダー事情を調査♪
「子供が成人してしまってからは そんなのすっかり忘れてたわ。」 というお家も数軒ありましたが、 やっぱりなんだかんだ、 クリスマスの飾りの一部として アドベントカレンダーを楽しんでいる家が ほとんどでした。
▲友人の家のとても素敵な手作りアドベントカレンダー。 私も「来年こそは手作りを作る!」と 毎年これをみて誓いを立てるのですが、 今年ももうクリスマスがやってきてしまう‥‥汗。 というわけで、「来年こそは!!」。
最も一般的なのは、 やっぱりスーパーで売っている 大衆的なバージョン。(特に子供はね!) あとはおばあちゃんの手作りのものとか、 子供が小さな頃に買った毎年使える 木製のバージョンを今でも大切に‥‥、 なんていうお家も多かったよ。
▲この子のように、スーパーで売っているチョコバージョンと、 おばあちゃんやお母さんの手作りアドベントカレンダーの両方を楽しむ家庭も多い。
大人たちは、ちょっと高級な 人気パティスリーのアドベントカレンダー。 どの店も工夫してオリジナルを売り出すから 素敵なものが多いんだ。
ヨーロッパでは クリスマスシーズンに欠かせない この「アドベントカレンダー」。 日本ではどのくらい浸透しているのかな?!
▲クリスマスマーケットで有名な、 フランス・アルザス地方「ストラスブール」を旅した時の写真だよ。 クリスマスの時期に登場する巨大ツリーも名物です♪
*とのまりこさんの新刊が出版されました*
「シンプルシックで心地よい暮らし パリの小さなアパルトマンで楽しむおうち時間」 出版社 : 世界文化社 発売日 : 2021/5/29
※この連載を再編集し、 書き下ろしも入れて新潮文庫になりました。 こちらをぜひご覧ください!(2015年8月出版)
2021-12-07-TUE