「毎日起こる?! ゴミ収集車渋滞」
パリには色んな清掃車があるんだよ。 前も「水放水型の清掃車」を見かけたら ささっと逃げて注意してね! っていうのを書いたよね。 水でまき散らすタイプ、 イヌの落とし物を拾ってくれる 掃除機みたいなタイプ、 そしてゴミや瓶を回収してくれる 清掃車など色々あるよ。
フランス人はバカンスのことばっかり考える。 いかに働かないかってことばっかり考える。 なんて内容が多いフランスネタですが、 もちろん働き者だってたくさん!
そのひとつが パリのゴミ収集車たちだなあと思うのです。
その「働き方」への姿勢 (日本じゃ絶対にあり得ないほど ダラダラ仕事をするとか、 おしゃべりしながら仕事するとか) はまた別問題ですが‥‥。
パリでは24時間ゴミは出せるし、 毎日ゴミ収集車が回収に来てくれるので 働き者のゴミ収集車には本当に感謝です。
でもさ、このゴミ収集車が、 朝早い時間にはもちろんなんだけど、 夕方いちばん混む みんなが家に帰る時間帯とかにも 回収をしていてさ。 毎日、夕方はゴミ収集車渋滞が起こるのだ。
ゴミ収集車が、 またすご~い大きくて、 完全に道路をふさいじゃうんだよね。 全ての建物の外に出されたゴミ箱を、 ひとつひとつフックに引っ掛けて、 中身をガランガシャンと出して行き、 ゴミ箱を建物の前に戻しておくって 作業を繰り返して行くから、 もうカメさんペースで車が進む。
な、な、なぜ‥‥ あえて一番混む時間帯に‥‥ 夜中とかにやればいいじゃない‥‥、 なんて思ってしまうのは 日本的サービスの頭になってしまってる 考え方なのかな。
掃除の人たちだって、できる限り 普通の時間に仕事を終わらせて 家に帰りたいのよね。 いちばん道路が混む時間に、ゴミ収集をしたら どうなるかなんてことは考えないわよね。
というわけで、一方通行の道路などで ゴミ収集車渋滞に巻き込まれたらもう最後! チンタラチンタラ。 ゆっくり進むのをひたすら待つしかないのです。 す~ぐクラクション鳴らしてしまう フランス人達も、 これにはため息だけで待つのみ。 夕方バスに乗っていると、 しょっちゅうこのゴミ収集車渋滞に 巻き込まれますが、 車内全体にため息がもれつつも、 みんなひたすら辛抱強く待つのみ。
もちろん、後ろに長い渋滞ができたって、 気にする様子も、急ぐ様子もなく、 ゴミ収集をしていくのも、 フランスらしい姿です。
しかもさ、ゴミ箱の振り回され方も、 けっこう「荒い」んだよね。 今日はちょっとムービーを撮ってみたよ。 瓶のゴミ箱収集車の後ろから。
がんがんぶつかるゴミ箱の 振られ方は「荒い」し、音はすごいし。 これがおフランスの、 便利だけどちょっと「荒い」ゴミ収集だよ!
2014-10-21-TUE