週末がやってくるたびに人が減っていく
バカンス真っただ中のパリ。

「週末がやってくるたびに」っていうのはね、
バカンス中に旅先で借りる一軒家とかロッジが
１週間単位のところが多くて
土曜日始まりが主流だからなんだ。

最小単位が「１週間」ってのが
もうすごいでしょ？！

さてさて、パリを飛び出して地方へ行くと
フランスの道路には
ほとんど信号がありません。
ほんと〜に見かけることが少ない！

代わりに「Rond Point」（ロン・ポワン）と呼ばれる
円形のロータリー方式の交差点になっています。

ロータリーは一方通行で、
進入したら、反時計回りにまわりながら、
自分の出たい行き先の方向の道へと出て行きます。

フランスの道路、ただでさえ広くて、
まっすぐで（山が少ないからトンネルもあまりなく
ひたすら直線、という道が多い）、
しかもロータリー方式なので
信号で止まることもほとんどなくて、
とにかくドライブは快適！

特別な標識があるところ以外は
「右側優先」という
フランスの交通規則にのっとって、
ロータリーに進入してくる車が優先だよ。

このロータリー式交差点、
田舎の車が少ないところでは超快適ですが、
運転が荒すぎるパリ市内だと、大変なことに！

いちばん有名なのがパリの中心部、
12本の大通りが放射状にのびている
凱旋門のロータリー。

ただでさえ交通量が多いところに、
12本の通りから車が荒々しく
突っ込んでくる突っ込んでくる。

反対側の方に出たい人は、
できるかぎり内側へ内側へと
「右側優先」を利用して入ってくるので、
車同士がもう垂直状態に交わり
ぶつかりそうになる、
乗っているだけでも怖い場所。
パリでいちばん、絶対に運転はしたくないところ
と言われる恐怖のスポット‥‥。

秩序も何も、あったもんじゃない、
自分のことしか考えない
フランス人の荒い運転。

「リアルマリオカート」の実写版のような
凱旋門ロータリーは、見ているだけで
恐怖を味わえるロータリースポットだよ！

ボクはパリの運転はお断りだけどね。
のんびりした田舎道、
信号なしのロータリー交差点システムは、
どこまでいってもスムーズで
とっても気に入っているよ。

日本にもけっこうあるのかな？！