
ねえねえ、知ってる?!
先週の「パリこれ!」で
登場した「ランデブー」。
とにかくフランスは
この「ランデブー」社会だよ。


「rendez-vous」(ランデブー)。
銀行も病院も。
バブーの獣医さんも。
とにかく何もかもが「ランデブー」。
どこにいっても
「ランデブーはおありですか?」
という会話から
全てが始まるフランスです。

先週もちょっと出て来たように、
フランス語の「ランデブー」は
「誰かと会う約束がある。待ち合わせ。」
という意味。
レストランや電車のチケットなどの
「予約」という言葉とは別に、
「人の予約」が必要なものは
こちらの言葉を使います。

ちなみに、「物理的な予約」は
英語と同じ「réservation」。
「レゼルヴァション」と、
発音の仕方だけは違います。
あの難しいフランス語の「R」の発音から
始まる「レゼルヴァション」です。
というわけで、話もどって。
フランスでは、
日本じゃ考えられないようなことまで、
「ランデブー」があるかないかが
重要な社会なので、
毎日毎日ものすご~い回数、
「ランデブー」って言葉を使うのです。


「ランデブー」がなかったら、
銀行に書類を作りに行っても追いかえされるし。
病院でも診察してもらえないし。
獣医さんに注射もしてもらえないんだよ!
ちょっと不便なフランスでしょ?!
(もちろん、病気のこととかは
超緊急事態の場合はSOSができる
システムとかがあるけどね。
あと、たまたま超お暇だから、
いいわ。今でも、って
急に入れてくれることもあるけどね。
用事があるからふらっと立ち寄る、は
基本的に絶対ダメなんだよ!)


自動ドアをくぐれば、いつ何時も、
総合案内のお姉さんから
警備員さんまでが笑顔で迎えてくれ、
窓口では何を言っても丁寧に対応してくれる、
日本の銀行サービスなんかが
当たり前になっていると。
なんだかとてつもなく不便に感じてしまう、
フランスの「ランデブー社会」です。


ボクが田舎の芝生でムシにかまれて
「かゆかゆ病」になっちゃう時だってさ。
「ランデブーはありますか?」
から始まって、
獣医さんに見てもらえるのは
ランデブーを取ってからになるんだよね。
すぐにみてくれればいいのに‥‥。
予定外のことはしません!
お昼は2時間ランチします!
夕方5時には帰ります!
っておフランスだから?!
やっぱり「ランデブーシステム」は
欠かせないのだろうか?!

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