季節を感じる
俳句など、一句詠みたくなる
俳句ができると、誰かに披露したくなる
句会を催すべく、友人知人を誘う
居酒屋で、俳句の出来を評価し合う
評価を巡って言い争いになる
いちばん評価の低い人が
飲み代を支払うというルールが決められる
「あいつをビリにしましょうよ」という裏工作がなされる
いつもビリにされる人が出る
「これじゃ句会じゃなくて苦会、やめる」と脱退する
ひとり、ふたりと減り、句会は解散となる
皆、ひとりに戻ってしまう
また句を詠みたいなぁと、寂しくベランダを眺める
ベランダが殺風景なことに気付く
観葉植物や花々が欲しくなる
植物や花々を植える容器は何がいいかなと思案する
木桶に植えたら風流と思う
木桶が売れて、
2013-05-05-SUN
illustration:Toshiyuki Fukuda
(c) HOBO NIKKAN ITOI SHINBUN