ゆーないと |
ほぼにちわー!
「読めない土曜の女たち。」
でぃっす!
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りか |
メールをご紹介します。
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=
ほぼにちわ。
今週の「ヨメナ女。」の
オガーさんの
>じつは、上ふたつはどちらも
>「ひこぼし(牽牛星・彦星)」、
>下ふたつはどちらも
>「おりひめ(織女星・織姫)」
>と読むのが慣習なの。
を読んで思ったのですが、
「習慣」と「慣習」って
どう違うんですか!?
おしえてください〜〜〜!!
(CUBE) |
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オガー |
CUBEさん、
メールをありがとうございました。
はい、「習慣」と「慣習」、
使いわけております。
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アロハ |
同じ漢字で、
前後が入れ替わるだけで。
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ゆーないと |
なんとなくならわかるんすけど。
それよりか、あんまり「慣習」って
使う機会がないんで、
真剣に考えたことないっすね。
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オガー |
んーと、
習慣は、個人的で、
慣習は社会的な感じ?
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りか |
たとえば「習慣」は、
「わたしは朝食に
パンを食べるのが習慣だ」
だし、「慣習」なら、
「日本では朝食に
ご飯と味噌汁が慣習だ」
みたいなー?
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オガー |
辞書で見ると、
かんしゅう【慣習】
(1)ある社会で、長い間にみんなに
認められるようになったならわし。
世間のしきたり。
「土地の―に従う」
(2)なれること。習慣となること。
「風俗に―する/民約論(徳)」
しゅうかん【習慣】
(1)長い間繰り返し行われていて、
そうすることが決まりのように
なっている事柄。
また、 繰り返し行うこと。
「早寝・早起きの―をつける」「悪い―」
(2)ならわし。しきたり。風習。慣習。
(3)〔心〕学習により後天的に獲得され、
繰り返し行われた結果、
比較的固定化するに至った反応様式。
(大辞林 第二版 (三省堂)より抜粋) |
となっているから、
どっちを使っても間違いじゃないことも
あるようですね。
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ゆーないと |
なるほど。
ときどきこーゆーことばが
ありますね。
おんなじ字の入れ替えで、
意味がびみょ〜〜に違う。
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りか |
「出家」と「家出」とか!
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アロハ |
これは、「どちらを使ってもいい」
というわけにはいかないわ!
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オガー |
ところが、これを見てみて。
しゅっけ【出家】
〔仏〕 家庭などとの関係を切り、
世俗を離れ、戒を受けて僧になること。
また、その人。
現代では、各宗派の定めにしたがって、
僧としての資格を得ること。僧侶。僧。
いえで【家出】
(1)ひそかに自分の家を出て、
帰らないこと。出奔
(2)外出。
(3)僧になること。出家。
(大辞林 第二版 (三省堂)より抜粋) |
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アロハ |
わーお。
「家出」は「出家」の意味でも
使えるようですね。
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ゆーないと |
へー。
「弟子」と「子弟」は?
でし【弟子】
特定の師について学問・宗教
・技芸の教えを受ける人。門人。
ていし。
してい【子弟】
子供や弟。転じて、年若い人。年少者。
「―の教育に当たる」「良家の―」
(大辞林 第二版 (三省堂)より抜粋) |
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りか |
ああ、これはすっきり。
ただ、「子弟であり、弟子でもある」
ということもありそうだけどね。
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オガー |
お寿司屋さんの息子が二代目とかね!
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ゆーないと |
弟子といえば‥‥、
この前、新しいコンテンツの
「法隆寺に行こう!」に、
うちらから
注文しちゃいましたよ。
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りか |
注文?
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ゆーないと |
なんか、読めないんすよ!
ことばが!
ヨメナ女として、がつーんと、
言ってやりましたよ。
「読みかたを入れてくだせぇ〜〜」
って。
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アロハ |
泣き落としじゃないですか。
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ゆーないと |
つーか、ユーザビリティっすよ。
読者の側に立つ、
あなたの心のパートナーっすよ。
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オガー |
ははーん。それで、
棟梁(とうりょう)とか
鵤工舎(いかるがこうしゃ)とか
入ってたんだ。
ま、たしかに「鵤」とか、
知らない字だものね。
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アロハ |
そういえば、
わたしも、おかげで読めたのがあって
助かりました。
大工さんの道具ですけど。
なんだか忘れちゃいましたけど。
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りか |
じゃ、ヨメナ語プチ試験〜〜。
どんどんどん。
ぱふぱふー。 |
アロハ |
どひゃっ。
やぶへびー。
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りか |
ささ、
ゆーなちゃんとアロハちゃん、
次のことばを読んでね。
ヒントは、
すべて大工さんの道具でーす。
「鋸」 「鑿」「鉋」
「鑢」「錐」「釘」
「槍鉋」「曲尺」
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ゆーないと |
きつい!!
まじわかんね!
やっべやっべ! まじわっかんね!
ちょやべ!!
どうしよ。
「鋸」 すそ!
「鑿」ばん!BANG BANG!!
「鉋」ほう!
「鑢」りょ!
「錐」つい!
「釘」くぎ!!!!!
「槍鉋」やりほう!ラリホー!
「曲尺」まげ!にゃんまげ!
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アロハ |
くぅぅぅぅ。
大工用具とわかりつつ、
よめね。
よめね。
よめね。
「つぼ」にしたい。
ぜんぶ「つぼ」!
ぜったいまつがってるけど。
「鋸」すそ。ちがうなぁ。
「鑿」かに。じゃないし‥‥
「鉋」あっ、これかんなだっけ?
「鑢」やり?
「錐」くい。
「釘」くぎ!!!
「槍鉋」てっぽう。
「曲尺」まがりしゃく!
もう全部「つぼ」でいい!!!!
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りか |
‥‥正解はこちらでーす。
「鋸」のこぎり
「鑿」のみ
「鉋」かんな
「鑢」やすり
「錐」きり
「釘」くぎ
「槍鉋」やりがんな
「曲尺」かねじゃく
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オガー |
なんでふたりとも、
「鋸」が「すそ」なのよ!
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りか |
「釘(くぎ)」だけ、
めちゃめちゃ自信たっぷりで。
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ゆーないと |
アロハさんの「つぼ」ってなに?
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オガー |
なんかね、読めない難しい字は、
全部「壺(つぼ)」に
なっちゃうんだって。
おかしいよね。
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りか |
それはいったい、
どういうトラウマなの?
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オガー |
さあ。
赤ん坊の頃、壺に落ちたとか?
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りか |
あ、かまれたとか!
壺に。
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オガー |
いやいや、
拾われて育てられたのかもよ。
壺に。ふふふ。
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アロハ |
なんですか、わたしは。
壺育ちですか。
花とか持って立ってるのが
お似合いってことですか!
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ゆーないと |
わあ。怒った。
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りか |
まあまあ。
大工さんの道具、
きいたことあるのばっかりなのに、
意外と字は知らなかったでしょ。
わたしも勉強になりました。
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ゆーないと |
なんかー、
職人さんの世界っぽくて、
かっちょいいっす!
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アロハ |
「法隆寺へ行こう!」を読むと
厳しそうだけど、
宮大工さんというお仕事にも
あこがれますー。
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オガー |
これからのお話も面白いらしいよ。
みなさん、「ヨメナ語」同様、
よろしくねー!
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アロハ |
読めない字があったら、
「つぼ」って読めば
いいじゃない!
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オガー&りか
&ゆーないと |
もうええ。
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