オガー |
ほぼにちわ!
「読めない土曜の女たち。」です。
お屠蘇気分も冷め、
すっかりお仕事モード‥‥かな?
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アロハ |
うーん。
早くそうなりたいんですけど、
こう寒くっちゃあ、
体が動きませんね〜。
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りか |
わたしはお正月休みに南の島へ
旅行してたからー、
よけい寒さがこたえる!
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ゆーないと |
あっしはー、
国内旅行だったんですけどー、
いちおう、世間的には東京より寒いって
いわれてるところでー。
でも、絶対東京の方が寒い!
激ヤバ寒い!
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アロハ |
あ、それ聞きますね、
東京は寒いって。
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ゆーないと |
んもう、耐えられませんよ!
ぶるぶるぶる。
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オガー |
えー。
この前、外を走り回って
バーゲン巡りしてたのを知ってるぞー。
それに、寒さぐらい耐えるのだ!
大雪の地方はたいへんなんだから。
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アロハ |
そうなの‥‥。
今ニュースで、
雪の被害に遭っている地方の
話題が毎日のように流れるでしょう?
心配だよね。
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ゆーないと |
あー‥‥。
たいへんそうですよね。
正直、あっしにとって雪って、
降るとうれしいものって感じで、
たくさん降るとどんなことになるのか、
体でガツンって感じたことはないんす。
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りか |
わたしも、
ドラマ『北の国から』くらいしか
雪の中の生活のイメージはないわ。
スキー場はただ広いし、
整備されてるから。
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オガー |
とくに今回は
これまでにない記録的な
大雪だということだしね。
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アロハ |
日本にとって雪は昔から、
季節の彩りに
かかせないものですけどね。
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りか |
うん。
「雪月花(せつげつか)」っていう、
日本の季節の美しさを
表す言葉もあるくらいにね。
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ゆーないと |
へー、そんな言葉があるんすか。
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オガー |
雪関係の言葉は、多いよ!!
雪そのものを表すだけではなくて、
その時の状況を表したりね。
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りか |
じゃあ、知ってるのも多いと思うけど、
「雪」のつくことばを紹介します。
読めないのがあったらこの機会に
覚えてはいかがでしょ。
名残雪 |
根雪 |
万年雪 |
淡雪 |
泡雪 |
沫雪 |
細雪 |
蛍雪 |
雪催 |
垂り雪 |
雪占 |
斑雪 |
風雪 |
雪洞 |
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りか |
「名残雪」は、
イルカさんで有名な
曲のタイトルになってるね。
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ゆーないと |
あの曲は名曲中の名曲ですね!
最高っすよ!
でも読めたのはそれくらいで、
他のは‥‥ 結局南極、
あんまり読めないっす!
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オガー |
さすが、名曲。
ゆーなちゃんも知ってるんだ。
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アロハ |
うーんうーん。
読めたような読めないような。
正解をギブミー!
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オガー |
はーい。では、こちら。
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ことば |
読みかた |
意味 |
名残雪 |
なごりゆき |
春になってから降る雪 |
根雪 |
ねゆき |
降り積もった雪が
とけずに残り、
以後の積雪の
下積みとなるもの。※ |
万年雪 |
まんねんゆき |
高山などにある、
一年中消えない雪。
越年性雪渓。※ |
淡雪 |
あわゆき |
うっすらと積もった、
やわらかで消えやすい
春の雪。※ |
泡雪 |
あわゆき |
泡のようにとけやすい雪。※ |
沫雪 |
あわゆき |
泡のようにとけやすい雪。※ |
細雪 |
ささめゆき |
こまかに降る雪。※ |
蛍雪 |
けいせつ |
中国の古事から、
夏は蛍のあかりで、
冬は雪のあかりで
勉学に励むこと。 |
雪催 |
ゆきもよい |
空がどんより曇って
底冷えがし、
今にも雪が降りそうな気配。
ゆきもよう。※ |
垂り雪 |
しずりゆき |
屋根や木の枝などから
落ちる雪。
また、落ちた雪。しずれ雪。
しずれ。※ |
雪占 |
ゆきうら |
山野に消え残った雪の形で、
その年の農作物の豊凶を
うらなうこと。※ |
斑雪 |
はだれゆき
・はだらゆき
・まだらゆき |
うっすらと降った雪。
また、まだらに消え残った雪。
はだら雪。はだれ。※ |
風雪 |
ふうせつ |
(1)風と雪。
(2)風とともに降る雪。吹雪。
(3)きびしい試練や
苦難のたとえ。※ |
雪洞 |
せつどう |
登山で、露営または
緊急避難用に
雪中に掘る縦穴または横穴。※ |
せっとう |
(1)風炉の上をおおうもの。
木や竹製の枠組みに
白紙を張り、
小さな窓を設ける。
炭火を保たせるために使う。
(2)ぼんぼり。※ |
ぼんぼり |
紙張りのおおいのある
小さい行灯(あんどん)、
または手燭(てしょく)。※ |
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「※」は、三省堂『大辞林 第二版』より
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アロハ |
なるほどー、
読めなかったけど、読みかたを聞いたら
知ってたのが多かったです。
「雪洞」とか。
それと、「根雪」と「万年雪」の違いが
わかりましたわん。
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ゆーないと |
「あわゆき」は
「淡雪」「泡雪」「沫雪」が
あるんっすね〜。
びみょうな感じが、なんか、いい!
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オガー |
「蛍雪」はあれよ、あれ。
ほぉた〜るの〜
ひぃ〜か〜〜〜あり〜♪
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りか |
うーん。卒業式のシーズンに
この曲を聴くと
ジーンとしちゃいますね!
それでいて、「風雪」では雪が
「きびしい試練や苦難」に
たとえられてたりして、奥深い。
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オガー |
こういう言葉が残っているのを見ると、
日本人って雪とともに
生きてきたんだなあ、って思うー。
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アロハ |
はいー。
それに自然の力は強大だから、
今回の日本海側の大雪も
早く解消されるといいですね。
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りか |
最後に、雪の別名です。読める?
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アロハ |
ろくはな。かぜはな。
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ゆーないと |
ろくか! ふうか!
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オガー |
ざんねん〜。
正解はこちら!
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ことば |
読みかた |
意味 |
六花 |
りくか・
ろっか・
りっか・
むつのはな
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〔六弁の花の意から〕
雪の異名。※ |
風花 |
かざはな・
かざばな |
(1)晴天にちらつく小雪片。
降雪地から風に吹かれて
飛来してくる小雪。
(2)冬の初め頃に、
風がさっと吹き、
雪や雨がぱらつくこと。※ |
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「※」は、三省堂『大辞林 第二版』より
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りか |
どちらも、なるほどですね。
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アロハ |
あああ〜!!
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オガー |
ど、どうしたアロハ!
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アロハ |
北海道のお菓子の有名店、
「六花亭」の「六花」は
雪のことだったのね!
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ゆーないと |
おおっ。そうっすよ!
きっとそうっすよ!
あーチョコが食べたくなってきたぁ!
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アロハ |
わたしはねー、
バタークリームのクッキーが好き!
ホワイトチョコも捨てがたいけど。
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オガー |
花より団子、
雪よりチョコレートかよ。
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りか |
とほほ。
ではまた来週ー。
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