りか |
みなさんほぼにちわ。
「声に出して読めない日本語。」の
土曜日版は、これから新しく、
読みにくいヨメナ語や
あいまいに読んでる言葉を
クイズ形式で紹介していきまーす。 |
ゆーないと |
相変わらずのうちらが
交替で紹介していきますんで、
よろしくどーぞー。
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りか |
さて第1回は
読者からメールでいただきました。
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「おざなり」と「なおざり」の
意味の違い、
なかなか覚えられません。
なんか覚えやすい方法ないでしょうか。
(すずめ) |
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ゆーないと |
へ〜。考えたこともなかったっす。
あんまり、つかわないし。 |
りか |
じつは以前、
「土曜の読めない女たち。」で
さらっと触れたことはあるんだけど。 |
ゆーないと |
あー、ありました。
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「御座成り(おざなり)」は
いいかげんに相手すること、で、
「等閑(なおざり)」は、
相手しないでほっとくこと
(2005年8月27日より)
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ですかー、ほうほう。
‥‥って!!
これ、どっちがどっちか、
覚えられませんよ! |
りか |
そうなのよ。
なので、もうちょっと
違いを調べてみました。
「等閑(なおざり)」という言葉は、
「御座成り(おざなり)」より
昔からあり、日本にもとからあった
「なおざり」という言葉に、
中国から来た「等閑」という字が
あてられたといわれています。
日本語の「なおざり」は、
「猶去る(なおさる)」と同じ言葉で、
やることをやらないで
距離を置くという意味です。
「御座成り」は、昔、
お酒の席(お座敷)で歌ったり踊ったりする、
今でいう芸人さんが、
お客さんがお金持ちならば
いっしょうけんめいやって、
そうでもないお客さんだと
手を抜いていたことから、
「それぞれのお座敷なりに」が、
「御座成りに」になったという説があります。
というわけでおおざっぱにいうと、
「等閑(なおざり)」は、
いまもなお、放ってそのままにしておくこと、
「御座成り(おざなり)」は、
てきとうにその場をしのぐこと、となります。 |
ゆーないと |
「御座成りな仕事をする」は、
「その場しのぎな仕事をする」てことで、
「仕事を等閑にする」は、
「仕事をそのまま放置している」ことっすね。
何となくわかったかもー。 |
りか |
それはよかったです。
読者のみなさま、
からこれからも募集しますので、
「どっち?」と迷うようなことばが
ありましたら、お送りくださーい。 |