7月13日
床材を探す

6月の終わりに葉山へ行ってきました。
その折り葉山の古材屋さん「桜花園」に寄ってきました。
古い床材を探すためです。
床の材質は部屋の質を大きく決定するので
無垢板を使いたいと思います。
しかも真新しいものより、できれば古いものを。
壁は真新しいのは気持ちがいいのですが、
床は時間を経て、使い込まれたものの方が落ち着くし、
部屋の雰囲気も随分違う。
そう思っていたので今度お願いする工務店にも
古材でと探して貰っていたのですが、
松本ではなかなか見つからないようでした。
だから葉山へ行った時、
知人がいい古材屋さんがあるよ、
というので立ち寄ってみたのです。
でも僕は丸太や製材した板はよく知っていても、
古材屋さんへはあまり行かないものだから、
見てもただ薄汚い板が並んでいる、という感じばかりで、
うまく見つけられなかった。
それでも店をブラブラし、
店の人に話を聞いたりしているうちに
次第に目も慣れてきました。
「古い学校の廊下や体育館で使っていた
 床材はないですか」
「古い船の甲板の材は」
店内は松や杉の板が多く、堅木のものは少なかった。
日本家屋が多いだろうから、
針葉樹の方がたくさんあるのはよくわかる。
お店のKさんにこちらの希望をお話しし、
少し探していただくことにした。

そして後日、栗である程度纏まった板材がありました、
との連絡をいただいたのです。
厚みはまちまちらしいが巾が15〜30cmあり、
長さも180cm程あるということでした。
ただ、板はまっすぐではなく
かなり曲がっているというので、
念のため画像で確認したいのだけれど、とお願いすると、
すぐに送ってくれました。
曲がりがあるが元々同じところの床に
張ってあったものだから、
曲ったなりに隙間がないように繋がっているので
何とかなりそうだ。
それで「お願いします」と頼むことにしました。

それが今日届きました。
「栗材の板が纏まって入荷する事はまずないので、
 とてもラッキーな事だと思います。」と、
すぐ後にメールをいただきました。


▲自宅の床も栗です。16年程経っていて、こんな感じ。
今度の栗材はもっとずっと古いので、それも楽しみ。

2010-10-06-WED

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