【材料】
薄力粉 80g
全粒粉 20g
砂糖 大さじ1.5
ベーキングパウダー 小さじ1
塩 少々
油 20g
ヨーグルト 50g
【材料や道具のこと】
薄力粉は日清の「フラワー」を使いました。
全粒粉は薄力タイプを使いました。
今回は少量なので強力タイプでもかまいません。
わからなければ袋に書いてある用途(パン用かお菓子用か)を
見てください。
全粒粉は小麦を丸ごとひいたもので、
少量混ぜることで香ばしい粉の風味が広がります。
*グラハムは胚芽部分のことで、
全粒粉と同じではありません。
砂糖はきび砂糖、油は太白ごま油、
ヨーグルトはブルガリアヨーグルト(無糖)の
開けたてを混ぜずに使っています。
塩はひとつまみより、少し少なめの量です。
ボウルは直径20cmくらいで、深さのあるものがおすすめ。
【準備】
オーブンは180度に予熱します。
天板にオーブンシートを敷きます。
【作り方】
1.ボウルに粉、砂糖、ベーキングパウダー、塩を加え、
お米をとぐようにぐるぐるっとよく混ぜます。
こうすることで全体が均一になって粉や砂糖のダマがなくなり、
あとは粉に空気がふくまれることで、
油や水分がなじみやすくなるからです。
ふるう必要はありません。
ここに油を加え
(ボウルをはかりに乗せて、直接油を計量するとラクです)、
同じように手でぐるぐるっと軽く混ぜます。
そうすると油と粉がかたまりのようにできるので
(そぼろといいます)
これをほぐすように、両手ですり混ぜます。
力を入れすぎると逆にかたまりができるので、
力を抜いて両手ですり混ぜ、粉をどんどん下に落としていきます。
そうすると白っぽかった粉に油がなじんで、
全体が少ししっとりした感触になります。
2.ここにヨーグルトを加え、
手早くお米をとぐようにぐるぐるっと混ぜて、
水分を粉全体に行き渡らせます。
手の付け根で練ったり、強くぎゅっと押し付けると、
生地が堅くなったりふくらみが悪くなるので注意します。
ざっとなじんだところで
(具材を入れる場合はこのタイミングで加え、軽くなじませます)
ボウルから台の上に取り出します。
この状態でひとつにまとまっていたらこのままで、
べたべたしていたり、生地をもっと均一にしたい場合は、
生地を軽くぽんぽんと手の平でのばし、
カードなどで半分に切ってふたつを重ね、
またぽんぽんと軽く押して元の厚さにのばします
(べたべたする場合は手の甲の部分でぽんぽんと押すとよい)。
これを2〜3度繰り返すとべたべたした生地の水分が落ち着き、
質感も均一になって成形しやすくなります。
また重ねることで層になるので、
真ん中から割れてふくらみやすくなります。
*ただしこれをやりすぎると、
粉のグルテンが引き出され堅くなったり、
膨らみにくくなるので、2〜3回を目安にほどほどに。
3.生地を2cm厚さにのばし、
4等分して間隔をあけて天板にならべます。
この時も複雑に成形すると生地を傷めるので、
なるべくさわらずシンプルな成形にした方が、
ふくらみやすくなります。
もしべたべたして成形が難しい場合は、
スプーンで落としたり、ラップをあててのばしても。
そして、この分量で4等分以上に分割すると、
ひとつひとつが小さくなり、
生地のふんわり感も少なくなってしまうので、
あまり小さく成形しない方がおすすめです。
これを180度に熱したオーブンで18分焼いて、
網にとって冷まします。
熱々だと生焼けっぽく感じたり、
味が出てこないので、
ほんのりあたたかいくらいの冷めたてがおすすめです。 |