ちいさなレシピ、6つ目はゆべしです。
ゆべしとは餅米の粉に甘みをつけて蒸し上げた、
もっちりとした食感の郷土菓子。
日本各地にいろいろなゆべしがあるそうで、
漢字で「柚餅子」と書くように、
ゆずを使う地方も多いようですが、
今回は私の故郷・新潟や福島で親しまれている、
くるみの入った甘じょっぱいゆべしをご紹介したいと思います。
私は小さい頃からゆべしが大好きで、
今もお店で見つけると
つい手に取ってしまうくらいなのですが、
実はお家でも簡単に作れるということは
案外知られてないようでしたので、
この機会にぜひご紹介できればと思いました。
作り方のポイントは、ムラなく練ること。
あとは水分をどのくらい飛ばすかで
出来上がりの柔らかさが変わってきます。
今回は、おじいちゃんやおばあちゃんに作ってあげた方も
多いようでとてもうれしかったです。
ぜひたくさん作ってみて下さいね。

【材料】
　白玉粉 100g
　黒糖 80g
　水 120ml
　しょうゆ 小さじ2
　くるみ 40g
　片栗粉 適宜

【材料や道具のこと】
　黒糖は粉末のものが使いやすいです。
　塊の場合は分量の水にしばらく馴染ませて溶かしてから、
　白玉粉を加えます。
　器は耐熱のもの、今回は深さのあるガラスボウルを使いました。
　ゴムべら、カード（スケッパー）、
　バット（平皿でも）があると便利です。

【準備】

　くるみは粗く刻みます。
　細かすぎない方がおいしいです。
　生のものは刻む前にフライパンで乾煎りするか、
　150度のオーブンで10分ローストします。
　バットに片栗粉を敷きます。
　茶こしを使うと少量をまんべんなくふるうことができます。
　たくさんふるう必要はありません。

【作り方】

1.ボウルに白玉粉を入れ、水を少しずつ馴染ませながら加え、
　へらでぎゅっと粉の塊をつぶすようにしてよく混ぜます。
　ダマがなくなりなめらかになったら黒糖を加え、
　さらによく混ぜます。
　小さい塊は溶け残っていても大丈夫。
　おしょうゆも加えさっと混ぜます。
2.これをラップせずに600wの電子レンジに2分かけます。
　取り出すとふちの方は固まりかけていて
　真ん中はさらっとしているので、
　へらで手早く混ぜて生地を均一にします。
　小さいつぶつぶは少し残っても大丈夫です。
　ここにくるみを加えさっと混ぜます。
3.さらに3分かけ取り出すと、表面は乾いたベージュ色、
　中は飴色になっています。

　再びへらで混ぜ
　（ゴムのように弾力がありとても混ぜにくければ成功です）、
　 表面と中がムラなく混ざったら、
　 カードで片栗粉をしいたバットの上にあけ、
　 上にも片栗粉をふります。
　 適度に厚みがある方がおいしいので伸ばさずこのままで。
　 もしここで薄く広がってしまうようなら加熱が足りません。
　（蒸す場合は、バット等に入れて強火で５分蒸し、
　　均一になるまでまぜてくるみを加え、
　　更に10分蒸してまた混ぜます。あとは同様に。）
　しっかり冷めてからカードで切り分け、
　乾燥しないようにタッパーなどにいれ、
　常温で二日を目安に食べ切ります。
　翌日になってとても固くなっているようなら加熱しすぎ、
　逆にふわふわ柔らかいままなら加熱不足です。
　適度な弾力と柔らかさが感じられたら大成功！

・完成したおやつをパシャッと撮影、
　写真付きでツイートします。

・ハッシュタグは→ #LR1 （かならずつけてくださいね）

・レシピに関する質問には、ほぼお答えしない企画です。
　140文字以下のちいさいレシピに想像をふくらませて、
　それぞれのおやつをつくりましょう！

・おやつの画像は、翌週水曜日の午前11時が締め切りです。

・おやつの画像をツイートしたのに、掲載されないな、
　という時は、こちらをどうぞ。

・翌週の木曜日には、ツイートされたおやつ画像のなかから、
　なかしまさんが「なかしま賞」を選定します。
　「なかしま賞」には、
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　（海外の方には、別のものをご用意いたしますね。）

・同じく木曜日、そのレシピでできるおやつのことを、
　なかしまさんがじっくり解説してくれます。

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