気がつけば、
深夜のアメリカ青春映画みたいなムードが。
壱とメリー木村の、若者の世界。
よく考えたら、このふたりは「同世代」なのかも。 |
メリー |
こどもは、真剣に向き合ったらだれでも
けっこうちゃんと
こちらと対応してくれますよね。
ひとりの人として、
認めてあげると。 |
はっはぁ。「若者の世界」化していたのは、
そういうことだったのか。
大人VS子どもとして接するのではなく、
ひとりの人間として接することの大切さを
改めて感じましたよ。いや、ほんまに。
読書家、メリー木村のおすすめ課題図書は?
・小学生低学年
『ふたごのでんしゃ』
(渡辺茂男作・堀内誠一絵/あかね書房)
『ぼくは王さま』シリーズ
(寺村輝夫作・和歌山静子絵/理論社)
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「小学生低学年の時には、ひょっとしたら、
このぐらい入りやすいものがいいのではと思いました。
『ふたごのでんしゃ』は、かなり古い本ですけれど、
男の子の電車好き成分や明るさを刺激しながら、
優しさと死について、遠まわしに教えてくれますよ」
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・小学生高学年
『はてしない物語』
(ミヒャエル・エンデ/岩波書店)
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「ぼくが、マンガ以外で
生まれてはじめて、何十回も読んだ本です。
おもしろさに驚き、夢中になり、感動しました。
いい本は他にもたくさんあるでしょうし、
すてきな体験は読書以外にもいっぱいあるでしょうが、
肌に合う人には試してもらいたい、すばらしい本です」
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・中学生
『こころ』(夏目漱石/新潮文庫)
・高校生
『ジャン・クリストフ』(ロマン・ロラン/新潮文庫)
『モンテ=クリスト伯』(デュマ/岩波文庫)
・大学生
『カラマーゾフの兄弟』
(ドストエフスキー/新潮文庫)
『ドン・キホーテ』
(セルバンテス/岩波文庫)
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「人には相談できない大切なことが、
中学生以降は、どんどん増えてきますよね。
そんな時の相談役みたいな感じで、
本を手にとることもできるんじゃないかなぁと思い、
そういう観点で選んだのが、この5冊です。
どれも何度か読みなおしていますが、
読むたびに感心するところが違い、すごいです」
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だそうです。
おお、メモメモ! 奥さん、メモっとかな!
「ほぼ日」のなかでいちばんの、
しかもいい距離をちゃんと持つことのできる
トモダチとして、
メリー木村は壱に認識されたもよう。 |
メリー |
ぼくは、小さいときから、
誰に言われるともなく本を読んでいました。
しかもすごく集中して。 |
スガノ |
えっ、じゃあ、壱を本好きにするのは
難しいのかなあ。 |