小公女セイラ |
TBS系 土曜日 19時56分〜 |
出:志田未来 樋口可南子 斉藤由貴 |
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── |
さぁ、どんどん行きましょう。 |
あやや |
『小公女セイラ』には、
ブイヨンの「人間のおかあさん」が
出てらっしゃいます。 |
森下 |
あ、樋口可南子さん。 |
あやや |
小公女セイラを目の敵にする役どころです。 |
荒井 |
悪役はめずらしいんじゃないですか? |
あやや |
そうですね。 |
── |
「悪い役を演じてるときは、
気持ちがいったん悪い役に入るから、
妙な疲れ方をするみたいだ」って
ダンナさんがおっしゃってましたよ。 |
あやや |
そして、個人的に期待しちゃってるのは、
このドラマ、磯山Pなんですよ。
宮藤官九郎さんとの作品をはじめ、
磯山晶さんプロデュースのドラマは
やっぱりおもしろい。
連ドラで『小公女セイラ』って聞くと、
ふつうは「なんで?」って思うけど、
磯山Pなら、期待しちゃう。 |
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荒井 |
しかし、それにしても、
すごいの持ってきますね。
『小公女セイラ』とは。
数字をとりづらい枠でやるんじゃなくて、
土曜日の8時ですからね。 |
森下 |
でも、野島伸司先生の名言に、
「当たるドラマは二種類しかない」
っていうのがあって、
ひとつは、共感ドラマで、
ひとつは、ネタドラマだと。 |
あやや |
ああーーーー。 |
森下 |
中間にはいっぱいあるんですよ。
刑事ドラマとか、
いろいろあるんですけど、
大きな爆発力を秘めてるのは、
この2つなんだっていう。 |
荒井 |
なるほどー。 |
あやや |
いい話聞いたわー。 |
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── |
あの、すいません、
「共感ドラマ」と「ネタドラマ」の
典型的なやつを教えてもらえれば。 |
森下 |
ええと、ネタドラマでいうと
わかりやすいのは『家なき子』とか。 |
あやや |
そうですね。 |
森下 |
『家なき子』にくらべると
視聴率的な爆発は低かったですけど、
『フードファイト』とかもそうかな。 |
── |
なるほど、なるほど。
「共感ドラマ」っていうのは? |
森下 |
共感ドラマっていうのは、
『愛という名のもとに』とか。 |
あやや |
『東京ラブストーリー』とか。 |
森下 |
うん。典型的には『ロンバケ』とか。 |
あやや |
いわゆる「月9」的な王道作品ですね。 |
荒井 |
そういう意味でいうと
『小公女セイラ』っていうのは
爆発力を秘めたネタドラマですね。 |
あやや |
そうですね。
志田未来ちゃんって、
観てておもしろいですから、
爆発する可能性はあると思う。 |
森下 |
お芝居、すごくうまいですよね。 |
あやや |
なにやっても、
ちょっとおかしみがあって、
観てるとおもしろいんですよね。
怒っても、笑っても、魅力がある。 |
荒井 |
もう高校生ぐらいになってるんですかね。 |
あやや |
そのくらいでしょう。
『14歳の母』のときが
たぶん、中2ぐらいですよね。
もうあれから3年ぐらい経ってるから。 |
森下 |
脚本は岡田惠和さん。
いろんなジャンルをお書きになる方ですけど、
基本的に、人間性に立脚なさる方なので、
『小公女セイラ』というネタを
どう表現されるのかは興味深いですね。 |
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あやや |
最近だと、最終回が物議をかもした
『銭ゲバ』を書かれましたよね。 |
荒井 |
ああ、『銭ゲバ』もそうかぁ。
なんだかんだいって、けっきょく、
『銭ゲバ』はおもしろかったですよ。 |
あやや |
だから、やっぱり、
爆発力はありますよ、このドラマ。 |
森下 |
うん。 |
おひとりさま |
TBS系 金曜日 22時〜 |
出:観月ありさ 小池徹平 松下奈緒 |
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あやや |
じゃあ、ネタドラマのつぎは、
共感型のドラマ、行っていいですか。 |
── |
どうぞ、どうぞ。 |
あやや |
『おひとりさま』。 |
森下 |
あー、共感型ですねー(笑)。 |
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あやや |
観月ありささんという、
もう30歳をしっかり越えた女性が、
10歳年下の小池徹平くんと
たのしく恋をするというドラマ。
これはもうねぇ、なんていうか、
ある種の妄想をばっちり満たしてくれる! |
荒井 |
はははははは。 |
あやや |
はっきりいって、これ、
すばらしい企画だと思います! |
森下 |
その系統は昔からありますからね。 |
荒井 |
そうですね、ウケるジャンルとして。 |
あやや |
たとえば昔は、
江角マキコさんと山下智久さんが
年齢差のある恋物語をやりましたよ。 |
森下 |
ああー、地味なところから挙げたね。 |
荒井 |
もっと数字をとったやつでいうと。 |
あやや |
じゃあ、これだ!
山口智子さんと木村拓哉さん!
『ロンバケ』! |
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森下 |
『きみはペット』とかもそうかな。 |
あやや |
小雪さんと松本潤さんですね! |
荒井 |
松嶋菜々子さんと、
滝沢秀明さんっていうのもありましたね。 |
あやや |
『魔女の条件』!
そうそう、年上の女性と
美少年っていうのが鉄板ですよね。 |
荒井 |
「鉄板」(笑)。 |
あやや |
しかも、女性のほうに
ちょっと隙があるといいんですよね!
その意味では江角マキコさんは
隙がなさすぎたかもしれない。
なんていうか、その、
あやまちを起こしそうな気がしないというか。
そこの隙が、私たちの妄想にとっては
非常に重要なんですよ! |
── |
どうでもいいけど、あやちゃん、
さっきからムチャクチャ声がでかい。 |
あやや |
ともかく、この女性妄想枠は、
わたしはかなり支持しますね! |
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森下 |
あと、おもしろいのが、これ、
脚本が尾崎将也さんなんですよね。 |
あやや |
あ! ほんとだ、尾崎さんだ。
ああ、これはおもしろいです。 |
森下 |
尾崎さんのいつものスタイルでいくと、
逆目線なんですよね。
だから、どんなものが出てくるか楽しみ。 |
あやや |
なるほど、そうですねー。 |
── |
すいません、
「逆目線」を解説してもらえますか? |
森下 |
尾崎さんのドラマって、
男目線で描かれることが多いんですよ。 |
荒井 |
『結婚できない男』とか。 |
森下 |
そうそう。
そこを今回は観月さんの側から
描かれることになるわけだから、
どういう感じになるのかなと。 |
── |
あー、なるほど。 |
森下 |
主役を女性に置きつつ、
実質的な目線は小池徹平くんに、
もっていかせるっていう方法も
ありますけど。 |
あやや |
尾崎将也さんの最近の作品でいうと、
前のこのコンテンツでも挙げた、
『白い春』ですよ。
個人的には、とってもよかった。 |
荒井 |
尾崎さんはうまいですよね。
おもしろいです。 |
あやや |
さっきもちょっと言いましたけど、
最近減りつつある、
ドラマの全体の中で、
大きな流れをつくる感じの人なんです。
かといって、各回が退屈なわけじゃなく、
ひとつひとつのせりふの掛け合いとか、
そういうのもしっかりおもしろい。 |
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荒井 |
『おひとりさま』ってタイトルは
言い切ってる感じだな。 |
あやや |
インパクトがありますね−。
これ、最終的にどういうふうに
落ち着けるのかなー。 |
森下 |
気になりますよねー。 |
── |
もうラストが気になるんですか! |
荒井 |
さすが、妄想共感系。 |
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交渉人 |
テレビ朝日系 木曜日 21時〜 |
出:米倉涼子 筧利夫 陣内孝則 |
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── |
つぎはこちらから指定してみましょう。
ええと、『交渉人 〜THE NEGOTIATOR〜』
っていうのはどうですか。 |
荒井 |
『交渉人』って、一回やってますよね。 |
あやや |
やってます。去年かな。 |
荒井 |
まぁ、このドラマは、
米倉涼子さんなんでしょうねぇ。 |
あやや |
米倉涼子さんのなにがいいかっていうと、
やっぱり、スタイルなんですよ。
ほんっとにスタイルなんです。 |
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── |
なんだそりゃ。 |
あやや |
いや、ほんとにスタイルなんですよ。
ほんとにスタイルなんです。 |
── |
何回繰り返すんだよ。 |
あやや |
だって、『交渉人』ってね、
なんか、脱ぐシーンがあるんですよ。
由美かおるさんの入浴シーンみたいに。
で、そのときの米倉さんの具合が
ほんっとに、ちょうどいい。 |
荒井 |
「具合」(笑)。 |
森下 |
はははははは。 |
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あやや |
なんていうんでしょう、
女優さんってやっぱり線が細くて
華奢な人が多いじゃないですか。
その点、米倉さんっていうのは、
肩幅とかすごくあって、やせ過ぎてなくって、
なんかいい感じにうっすら脂肪がのってて、
それを観るたびにわたしはね、
米倉涼子さんのスタイルは、
たいしたもんだと思ってて。 |
荒井 |
「たいしたもんだ」って(笑)。 |
── |
おまえは吉本隆明さんか。 |
あやや |
しかも、着ている洋服が
つねに体の線を際立たせるものなんですよ。
これは、たいしたもんですよ。
ちょっとお腹がポコッとしたら
こういう服は着られないですからね。
それが米倉涼子の緊張感? 生き様? |
── |
ええと、スタイル以外になにかないですか。 |
あやや |
『交渉人』っていうわりに、
意外と交渉しないんですよね。 |
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── |
ふはははははは。 |
森下 |
あの、深く観てないんで、
微妙に記憶がうつろなんですけど、
交渉するとき脱いだりするんですよね。 |
あやや |
そう! 交渉のときに、なんか脱いじゃう。
それで、けっきょく、なんか、
ことばで交渉するんじゃなくて、
ちょっと、目くらましみたいな、
猫だましみたいなことをして、
解決させちゃったり。 |
── |
なにがなんだかわかりません。 |
あやや |
なにしろ、犯人をことばで説得するような、
そういう交渉があるわけではない。 |
森下 |
記憶が曖昧なんですけど、
とにかく脱いでたことしか憶えてない。 |
あやや |
そうなの、そうなの! |
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── |
はははははは。 |
荒井 |
脱いでるっていっても、肌をそんなに
露出してるわけではないですよね。 |
森下 |
定かではないんですけど、
たしかスリップぐらいだったような。 |
あやや |
そのくらいです。
あと、一回ブラジャーまでいってます。 |
荒井 |
おおー! |
── |
そこで盛り上がらないで。 |
森下 |
あと、ぼんやり憶えてるんですが、
米倉さんの役の名前が
「うさぎちゃん」なんですよね。 |
あやや |
そうそうそう(笑)!
うさぎちゃん、うさぎちゃん! |
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森下 |
「うさぎちゃん」「うさぎちゃん」って
やたら呼ばれてたのを憶えてて、
あと、なんか、おぼろですけど、
筧利夫さんがうるさかったような‥‥。 |
あやや |
「うざぎぃー!」とか言うんですよね。 |
荒井 |
名前が宇佐木玲子なんですよ。 |
あやや |
うさぎはスタイルがいいんですよー。 |
── |
わかりました、わかりました、
ありがとうございました!
(続きます) |