ジョージ |
ちょっとクール系の腕時計を買って
嵌った時期があるの。
アイクポッドとかね。 |
ノリスケ |
はい、はい。 |
ジョージ |
それこそ、「なんで、こんな
スウォッチみたいなのにドーッと高いの?」
みたいなヤツ。 |
ノリスケ |
あれびっくりする値段よね。 |
ジョージ |
‥‥をしてた時代もあるんだけど、
そのとき、お客様から不評を食らったの。 |
つねさん |
ジョージ様に合わないと。
ゴージャスじゃないから、って。 |
ジョージ |
それでね、「似合わない」って言うときって、
必ずその次に続く言葉があるのよ。
「似合わないから、ください」 |
つねさん |
言いたくもなるわな。 |
ジョージ |
なんで、あんたにやらなきゃいけないのよ!
って。普通、
「似合わないからしなきゃいい」
って言うんだろうけど、
「似合わないから‥‥」 |
つねさん |
「‥‥ください」(笑)。 |
ジョージ |
「イヤ! 絶対に!」
ハゲタカよね〜。 |
ふたり |
(笑) |
ジョージ |
でね、なんかねー、ゴージャス系の
ガッツン来るようなヤツ、してるとね、
「すごい似合いますね。
飽きたら、ください」
どっちも、ください、なのかい!
みたいな。 |
つねさん |
あと、もしくはあれだよね‥‥
「見てください、見てください。
俺も、似たやつ、買いました」。 |
ジョージ |
そー。「似たやつ、買いました」。 |
ノリスケ |
へー?? |
つねさん |
シンパがすごくいるんで。 |
ノリスケ |
は〜。ジョージ的ファッションを。 |
つねさん |
そう。 |
ノリスケ |
すごい団体‥‥だね。(笑) |
ジョージ |
どういう団体なのか分からないけどね。(笑) |
つねさん |
「俺、色ちがいっスよ」なんてね。 |
ジョージ |
そう。それ! 色ちがい。 |
ノリスケ |
けっこう、任侠の世界。(笑) |
ジョージ |
あ、近いかもしれないね。 |
ジョージ |
だって、男が男に惚れる世界だから。
これだけは。 |
ノリスケ |
えーっと、いわゆる、
男心に男が惚れて、の世界よね?
こっちの世界じゃなくて。 |
ジョージ |
そう。男が女に惚れると、
お金、使うじゃない?
だけど、男もバカじゃないから、
女にどんなにお金使っても、
“自分”は無くならないんだよ。 |
ノリスケ |
うん、うん。 |
ジョージ |
女には、全財産を失わない程度の
使い方しか、しないのね。
ところが男が男に惚れるとね、
会社、持ってかれたりとかするからね。 |
ノリスケ |
なるほど。そうだ。 |
ジョージ |
‥‥でしょ。だって、
男が男に惚れるっていうことは、
投資をしたり自分の会社を委ねたり、
自分の人生を委ねることだから、
大変なことだと思うんだよねぇー。
だから、そのあたりで濃密な関係? |
ノリスケ |
‥‥を築いておけば、
会社がなくなることはない。 |
ジョージ |
そうなの。そういうことなの〜。 |
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ノリスケ |
だんだん「おそろいの時計買うくらいで
済んでよかったね」っていう気に
なってきたね。 |
つねさん |
ちょっと、本末転倒(笑)。
すり替えが行われたような気がします。 |
ジョージ |
ちょっと、「あれ〜?」みたいな。
アララ〜〜って感じでしょ。 |
ノリスケ |
セーフガード発令!
ラスベガスからの時計輸入禁止!(笑) |
つねさん |
ムダだよこの人には‥‥。 |
ジョージ |
買い物! ‥‥買い物と言えば、
どんどん便利になっていって。 |
つねさん |
昔はヒマな時間、
ゲームやってたんだよねぇ。 |
ジョージ |
そー。ポーッとしてゲームやってたんだけど、
最近、ゲーム、つまんなくなって。 |
つねさん |
最近はヨドバシカメラのサイトとか
オンラインショッピングモールしか
開いてないの。 |
ジョージ |
「あら〜、こんな新商品が!」 |
つねさん |
そう、そう。呼び出されるの。
「ちょっと。ちょっと」って。 |
ジョージ |
そー。「こんなの出てるよ」って。
「どう思う?」って‥‥ |
ノリスケ |
買ってくれるんならまだしもね。 |
つねさん |
そう。「出てるよ」って。
「え? どうせ、アナタ、買ったんでしょ」
って言うと、「うん」とかって。(笑) |
ジョージ |
「今、購入ボタン、押しちゃった〜」とか。
便利よぉ! |
ノリスケ |
便利だよ! そりゃあ。思う壺じゃない。
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