全国的な猛暑に襲われている今年、 京都も例外ではありません。 というより、盆地の風通しの悪さのせいで 京都は「湿気と暑さの日本代表」と 言ってもいいかもしれませんね。 8月の京都はどんなかんじでしょう、 「知りあいの宿」のサカベさん?
この季節はスケジュールを あまりつめ込みすぎずに 山あいや路地裏、お寺の境内などを ゆっくりと散策してくださいね。 大通り沿いは夏の暑い盛りですが 一歩奥に入ると、すっきりとした涼やかさを 感じていただけると思います。 そこでひとつ、きっつぅ おすすめがあるんですけど。
サカベさん、水好きですねえ。
●嵐山(7/1から9/15まで) 鵜飼いを見学できる乗り合い舟は 19:00、20:00の2回出航。 075-861-0302 嵯峨嵐山駅から南へ徒歩15分
嵐山の鵜飼いは、 乗り合い舟(1700円)に乗って 見ることができます。 貸し切りだと、1艘2時間40000円。 ここの鵜はのんびりしていて ものすごかわいいです。 途中で鵜がハネを乾かしている 「休み処」みたいなものがあるんです。 そこで背伸びして 「どうえ? わたしのハネ?」
嵐山の鵜が。 それがかわいいんですよ。 川に入っているそのほかの鵜は ほとんどオットセイのように ゲッパッ、しているんですけどね。 舟に乗って鵜飼いを眺めていると、 売店の寄せ舟が おでんやら花火やらを売りに来ます。 花火は、火をつけて 川に浮かべる形のもの。 夜の川に花火を浮かべるのは ロマンチックですよ(これまたウットリ)。 一方宇治川の鵜飼いは流れが急で きっつう泳がなあかんので 鵜があわただしいかんじです。 泳ぎも必死、魚をのむのも一生懸命で 厳しい目つきの、しかし それだからこそひたむきな鵜が見られます。 乗り合いの船(1800円)もありますが、 京料理の辰巳家(たつみや) さんの舟も出ますよ。 1艘につき25000円で2人〜10人までの 貸し切り専用です。 お食事は8000円で用意してもらえます。 舟上でお料理をつまんだのち、 お部屋で残りをゆっくりと食べられますよ。 0774-21-3131
それは、「香り」です。 香りって、涼しいもんなんですよ。 けったいな、きつい匂いはだめですけどね。 お香は基本的に、香水とはちがって 身につけるものではなく、 お部屋で焚くもの。 雨の日、かんかん照りの日、 四季折々で、お香の種類や 焚き方がそれぞれ違ってきます。 お寺などで焚いているお香も そういう心づかいがされているんですよ。 有名なお香のお店、 松栄堂(しょうえいどう)さんで お香のつくり方の説明を受けることもできます。 こちらも予約が必要ですので、 075-212-5591までご連絡ください。 (所要時間は30分〜1時間です) お香をつくる原料 香木(白檀など)を切っているところ
お店でも買い物中に いろいろ香りを楽しめますし、 松栄堂のお香はおみやげにもおすすめですね。 涼しい香りをゲット!しましょう。
はい、涼しく身軽な格好で 歩いていただきたいです。 とはいえ、新幹線に長い時間揺られてすぐに 暑いなかを歩かれるのはしんどいでしょう。 そこでこの夏、「旅館 銀閣」の料理長が お部屋でひと息ついていただけるような お弁当をあたらしくつくりました。 4名さまよりお承りいたしますよ。 もりだくさんでお得! グループでいらっしゃる方はは、ぜひ。
‥‥それから「旅館 銀閣」では 「おこしやす」の気持ちを込めて、 暑い京都を歩かれるときのために ペットボトル入りのおいしい「お水」を ご用意いたしました。 お部屋に入られたときに 飲んでいただいてもいいし、 お部屋の冷蔵庫で冷やして、 翌日の街歩きに持って行っていただいても!
おおすごい、うれしいサービスですね。 だてに水好きじゃない、さすがサカベさん!
いつか京都の名水のボトルを ご用意できるときを夢見て‥‥ でも、 ご用意したお水を 味わっていただく姿を思いながら、 おいしいのを選びましたから! 暑い季節ならではの楽しみを味わいに ぜひ京都にいらしてくださいね。
2004-08-08-SUN