▲夏野菜いっぱい! 産地直送ものです。

こんにちは。武井です。
「ほぼ日」にも夏休みがあって、
全員一斉にというわけじゃないのですが、
ぼくも先日、ちょっと(平日2日+土日)休みました。
よしどっか行くぞ! ということもなく、
時間を気にせずジムに行ったり、
趣味のカメラをいじったりして過ごしました。
ああ、冷房直下のインドアな夏休み。

アンチエイジング的には何をしていたかというと、
こういう時間のあるときほどあぶないのです。
つい料理しちゃうから!
ちょっと時間があるとキッチンにいたくなる性分。
「あの肉でも焼くか」
「スパゲッティ茹でようかな」
と、いままでは、なってました。
でも今年の夏はちがうぜ!
料理欲(含・食欲)がわいたときは、
サラダをつくるようにしてましたよ。
夏休みは朝からつくってましたよ。

通常、平日は朝をスムージーで始めるのです。
スムージーって、↓こういうときに、いいですよね。

そして、ミキサーを「ガーッッッ!」。
なんというかちょっとアメリカナイズされた感じの、
生活の効率化と楽しみ?
そのふたつが合体した「あそび」っていうのかな。
これが忙しい平日の朝に、ぴったり(という自己演出)。

じっさいスムージーはおいしいし、
野菜がたっぷりとれるし、
お医者さまもすすめるし、
いいことづくめ‥‥のはず。

なのですが、あえて言うなら、
スムージーって単調なところが
「続かない」要因かもしれません。
味にバリエーションがつけにくい。
バナナなどの果物を入れないと「青汁」で、
より薬っぽく感じちゃうし、
果物や野菜を変えたところで劇的な変化はないし
(反面、微妙な変化が楽しいとも言えますが)、
そして、おいしくしようと思うと、
けっこうお金がかかっちゃうのですね。
材料、けっこう使うからなー。
こんなにいっぱいの野菜が
これだけになっちゃうわけ? と。
「薬だと思って」っていうのが納得の方法かなあ。


で、この夏休みはサラダにしたわけです。
同じ量の野菜でも、サラダにすれば、
変化もつけられるし、調理好きとしても嬉しい。
スムージーは一瞬で飲み終わっちゃうけど、
サラダはゆっくり食べられるし食べごたえもある。
その結果満腹感もある! いいんじゃなーい?!

野菜も、スムージーだと、
「スムージーにできる葉野菜」を中心に選ぶけれど、
サラダだったらバリエーションが多いですよね。
生野菜にかぎらず、茹で野菜を冷やして使ってもいいし。
とはいえ野菜高騰の昨今ですから、
友人の若い料理人の伝手で
群馬で畑をやっている生産者のかたから送ってもらったり、
週末に開催されるファーマーズマーケットにでかけて、
「納得できる価格で、いいものを」選んでます。
そういうことからして楽しみ。
そういえばなぜか会社の近所の美術館のアートショップで
産直野菜を売ってたよ! あれはちょっと不思議だったな。

そういう野菜を使うようになって知ったのですが、
野菜って、冷蔵庫に入れてうっかりしばらくおいたとき、
健康に育った野菜だったら「しなびる」あるいは
「部分的に枯れる」みたいにダメになっていくんですね。
(ちなみに「野菜保存袋」に入れてます。)
そこを除けばちゃんと食べられる。
しなびても、腐ったわけじゃないから、
刻んで汁物に入れたりもできる。
けれど、ひよわな野菜はダメになるときに「一気に腐る」!
なかには「溶けちゃう」ものもありましたっけ‥‥。
あれはもったいないな、全滅しちゃうから。
それを体験してからますます
「健康産直系」にシフト中です。

▲こういう野菜はスムージーには使わない。サラダ向きですよね。

さてさて、サラダってみなさん
どうやってつくってるんだろう。
「野菜を切ってドレッシングをかける」
これでサラダはできちゃうわけだけど、
プロの料理人の手際を見たり、
教わったりしたことを自分流に解釈した結果、
いま、ぼくはこんな手順になってます。

▲葉野菜に、かぶやトマトを入れました。

以上。かんたんだけど、
この「手でちぎる」とか「大きさをそろえる」、
「水をよく切る」
つまり、ドレッシングはつくらず、ボウルのなかで
味をととのえていくやりかたです。
先にオイルで野菜をコーティングすると、
塩分で野菜から水が出ない。
残して冷蔵庫に入れたとしても、
そんなにしんなりしないのですね。
でもまあ、マリネになったサラダもおいしいから
それはそれでいいんだけど。

▲これは歯ごたえ系の野菜をゴロゴロと。

オイルはオリーブオイルです。
和風や中華風にするときは香りの強いごま油。
「くるみオイル」なども
ビネガーは、赤ワインビネガー、白ワインビネガー、
バルサミコ、米酢、黒酢、いろいろ持ってます。
きりっと酸っぱくしたいときは赤、
ふだんは白が多いかなあ。
レモン汁やライム汁を使うこともあります。
塩は、前回書きましたが、いろいろです。
現在のマイブームは「大粒の海塩」です。

▲これもサラダ? 茹でたきくらげと、花韮。‥‥これは惣菜か。


さて、こんなふうに自己流で
サラダをつくって食べているわけですが、
先日、料理人の和知徹さん(銀座マルディ・グラ)に
お目にかかる機会があって、
マイブームのサラダの話をしました。
すると「野菜の使い方や、オイルのこと、
そして塩や調味料のこと、
アドバイスできると思いますよ」
と、うれしい返事が!
「減塩したいという
 武井さんのような人のために、
 味が物足りなくならないような
 スパイスの使い方もありますしね」
おお、それは、うれしい!
動画のカメラを持って行くので
ぜひいろいろ教えてください、
ということになりました。

ということで近々「マルディ・グラの和知さんに教わる
アンチ・エイジング的サラダの巻」をお届けする予定です。

つい先日のこと。
「今日の昼ごはんは、なににしようか」
と、会社近く(表参道の交差点あたり)を
武井さんとうろうろしていると、
「あーっ。お久しぶりです!」
と、近づいてきた、
ベースボールキャップにポロシャツ、短パンの
ラフな服装の男性が。
「どうせ、武井さんの知り合いだろう」
と、知らないふりをしていたら、
ずんずんとぼくに向かってきて、ようやく気づきました。
「さ、斎藤先生!」
ラフな服装の男性とは
われわれのアンチエイジングの師匠こと、
鶴見大学教授、斎藤一郎先生だったのです!
斎藤先生は1954年生まれの61歳だったはず。
61歳とは思えない、その若々しい姿に
「斎藤先生、すげえ!」
「アンチエイジングの権威だけあって
 若々しすぎる!」
驚愕する我々でありました。
そのときの写真をどうぞ!

2014-08-28-THU