mistletoe(ミスルトー)と呼ばれるヤドリギ、 それを持つ手の左右に、忘れな草が ひとつずつ配置されたアンティーク・ブローチ。
本編でも触れたが、ヤドリギはクリスマスに 魔除けとして家の中や戸口に吊るす植物である。 この習わしは、ケルト文化に由来するらしい。 手はヴィクトリア時代に人気のあったモチーフで 愛情や誠実さの象徴。忘れな草には、文字通り 「私を忘れないでください」というメッセージが 込められている。
ブローチの裏に、 1901年以前にイギリスで作られた 銀製の品であることを証明する刻印が入っている。
ヤドリギの実はイミテーションのパールだが 本物と非常によく似た色の、やや透明感のある素材が 使われており、ディテールの細かさに感心する。 葉の部分のみ、上から金製のプレートが重ねられていて 銀とのコントラストがアクセントになっている。
大きさは、10mm x 43mm x 8mm