あけましておめでとうございます。
思えばちょうど1年前の元旦は、
前年の10月に達成した178人の同姓同名の最大の集まり、
ギネス世界記録の余韻に浸っていたのでした。
しばらくタナカヒロカズたちで
世界一の座で安泰なのかな、と。
しかし、そうは問屋は卸さなかった。
記録達成から98日後の2月4日、
セルビアの首都ベオグラードで、
256人のミリツァ・ヨヴァノビッチさんの集いが、
記録認定されたのです。
世界は広かった!
しかし、その原因となったのは、
われらタナカヒロカズたちによる
164人のマーサ・スチュワートの集まりの記録更新が、
世界44ヵ国・地域で報道され、
24種類の言語で報道されたこと。
まさかBBCのニュースなるとは想像つかず、
日本の反対側のバルカン半島でテレビを見ていた
愉快なお調子者が、
自らがオーナーであるメディアを駆使し、
セルビアで一番多い女性の名前で記録挑戦を呼びかけ、
わずか数日で300人を超える
ミリツァ・ヨヴァノビッチが反応したそうなのです。
その軽はずみさ加減には通じ合うものを感じました。
さっそく、その旧ユーゴスラビア地域で
100を超えるメディアを持つ、
バルカンのメディア王(と勝手に呼んでいる)
ロベルト・チョバン氏とZoomで会談したのでした。
「同姓同名の集いの仲間で交流しよう」
「これは新しい民間外交の形なのでは」
「いっそ、国際同姓同名連盟
(International Same Name Association)を
一緒に立ち上げよう」
「ひょっとして、これは国際平和のNGOなのかも」
自分でも呆れるほどの、ものの弾み力です。
かくして2月24日のロシアによるウクライナ侵攻から
1年目の日に、ISNAは世界に誕生したのです。
これぞ瓢箪から駒。
その後の11人のミリツァ・ヨヴァノビッチさんと
17人のタナカ・ヒロカズのZoom交流会は、
人類初の試みをしているという実感を得ました。
4月からは新潮社のWebマガジン『考える人』で
「#タナカヒロカズを探して」の連載をはじめ、
10月まで12回を数えることになりました。
タナカヒロカズ運動の歴史を辿っているうちに、
「名前とは?」「同姓同名の面白さとは?」と考えはじめ、
いつか「名前学」を立ち上げようかとの野望で、
これまでストックしてきた本を引っ張り出して、
紐解いてとしているうちに、
日本史、世界史から法学、社会学、人類学、言語学、
哲学、芸術などおよぶ、
結果的に壮大な展開になりました。
学祭的過ぎるぞ、名前学!
広げ過ぎた風呂敷を畳んで本にできるのか、今年?!
そして、ギネス・チャレンジイベント直前に打った、
産経新聞での尋ね人広告が、
10月に晴れがましくも日本新聞協会の
新聞広告賞をいただくことになりました。
もうギネスブックに載ることは無いのかと思っていたら、
11月に発売された『ギネス世界記録2024』巻頭の
日本語版特集ページで、
ユーミン、怪傑ゾロリに続いて、タナカヒロカズですよ。
このラインナップがじんわりうれしかったです。
年末には3年間で48人に急成長した、
ワタナベ・ユウコの会からお声がけいただき、
合同忘年会を呼びかけてみたら、
7人のワタナベ・ユウコと
7人のタナカ・ヒロカズの合コン的編成に。
国際同姓同名日本支部の2023年を締めくくるに
ふさわしい活動になりました。
ということで、2024年の
タナカヒロカズ同姓同名年賀状シリーズの
新作のご紹介でございます。
※今年も会社の同期の植村倫明くんが
デザインを担当してくれました。
(ちなみにISNAのロゴデザインも)
昨年ついにタナカヒロカズの会は、
250人のタナカヒロカズの会になり、
2度目のギネス世界記録達成が視野に入ってきました。
そのうち中国や韓国の同姓同名大国から、
千人規模の記録が樹立されるに違いないですから、
可及的速やかにひっそりと
セルビアの記録を更新したいものです。
しかし、もはや300人規模の会場を借りる必要があります。
ささやかな資金集めになればと、
タナカヒロカズ運動公式オンラインショップでは、
地味にクリスマス&ニューイヤーセールを実施中です。
今年はタナカヒロカズ運動の
30周年アニバーサリーイヤーです。
つきましては、
新たなタナカヒロカズさんのご参加を強く切望いたします。
タナカさんのご家族に新たな一員が増える際には、
もちろんヒロカズの命名でお願いします。
令和最初のタナカヒロカズさんには、
まだお会いできていません。
タナカヒロカズさんにも、
タナカヒロカズさん以外にも、
良い一年となることを心よりお祈り申し上げます!