第7回エロで退路を断つ

──
みうらさんがそんなにも
エロとともに行動なさっているとは
存じませんでした。
みうら
ぼくはいっとき、
なにかエロをかばんに潜ませる運動を
していたことがありました。
例えば、映画を観るとき、
泣きそうになる場合があるでしょ?
ぼくは昔っから涙腺が弱いんで、
涙のカツアゲがすぐやってきます。
そんなとき
「そういえば俺は、かばんにエロを持ってるんだ!」
と思うだけで、
シューーーーーと涙がおさまるんです。
写真
──
すごい効果‥‥!
みうら
面接のとき、歯を抜くとき、
定期入れでも財布でもいいんです。
「俺、いま、エロを入れてるんだぜ!」
と思うだけで、まったく動じない人生を
手に入れることができます。
政治家のみなさんは、
おつけになっている国会議員バッヂの横にでも
「エロ」と書いた小さなバッヂをつけていただく。
そうすることによって、その方はもう、
「よく考えて発言しなきゃいけなくなる」んです。
ですから、逆に
失言は少なくなると思います。
──
エロとともにいると
よいこともあるんですね。
みうら
ええ。そういう存在に
自分を追い込むということでもあります。
たとえば、うちの事務所の引っ越しの場合、
引越し業者のアルバイトの主婦のみなさんが
昼休みなどに
ダンボール箱のなかから取り出した
エロスクラップを
開いてごらんになっていることがあります。
「嫌ねぇ」「ワァー」などという声があがると
立ちあいに行っているぼくとしては、当然、
困っちゃうわけですが、そこは
「どうです? 最低でしょ」などと言って
陽気に振る舞うしかありません。
ふざけないと、変態だと思われますから。
──
つらいですね。
みうら
つまりぼくはもう、
これからなにがあっても
深刻な顔ができないわけです。
こんなエロをやっているようじゃ、
今後の「シリアス」はすべてなくしたも同然です。
写真
──
自ら退路を断った、と。
みうら
そういうことです。
それでは本日の動画をおたのしみください。
ポイント
本日の「エロ編」動画ポイント

□かばんのなかのエロは
 効果絶大です。実践をおすすめします。

□生きていればいろんなことが起こります。
 「なにもこんな日にエロを貼らなくても」
 と人から言われても、それは別。
 人生とエロを切り離して考えましょう。

□エロを思わぬ人に見られたら
 とたんに陽気になってしまう自分に気づきましょう。

□エロをニノキンで背負ったが最後、もう
 落ち込んだりなんてしていられません。

2015-01-27-TUE

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