darlingを探せ! 欧州編

このページの目次: 【17日24時】【18日1時】【18日3時】【18日7時40分】
  【18日10時50分】【18日14時】

【7月18日14時更新】

ほぼ日より、ファンキーで、
かつ、重要なおしらせ。
お調子者によるdarling帰国歓迎
どんと来い!!


みなさま。明日、darlingdarlingは、
日本に帰ってまいります。
ああ、ウェルカムバック ムッシュー・イトイ。
ダーリン、あんたのいない日本、寂しかったわ。
あんたには短い旅だろうけど、
あたいにとっては一日千秋だったのよ。

というわけでdarling帰国をもって
このコンテンツもお終いになるわけでございます。
が、みなさん、
「旅行は家に帰るまでが旅行」です。
修学旅行前の校長先生の訓示、などで、
よおくきいた言葉ですが、本当です。

2年ほど前の伊香保温泉への社員旅行の帰り道、
darlingは関越自動車道にて、
「スピード違反」でつかまりました。
ついこないだの新潟への社員旅行では
眠りこけたdarlingがひとり上越新幹線に取り残され
たったひとりで帰路につくはめになりました。
そのときにも、この上記のセリフは
ウソではないということを
しみじみと痛感させられたものです。

そうです、旅は、「終わりよければ」でございます。
その「終わり」を華々しいフィナーレとするために、
われわれには、ぜひともやらねばならぬことがあるのです。

ていうか、ぜひやりたい。
だって面白そうなんだもーん。

それは、成田空港でのお出迎え!

ほぼ日からはハリー、シェフ、べっかむ3、あやや、
西田店長、ROCKなどの「徹夜明けヨレヨレチーム」が
「成田空港に行くぞ!」と盛り上がっておりますが
そんなくたびれた無精ひげな煮しまったラインナップで
darlingが感涙にむせぶということが考えられましょうか、
いや、ない!
ここはぜひ、まだご尊顔を拝したことのない
読者のみなさまが、
育Tを着た何十人ものみなさまが、
小旗を振り、垂れ幕をかかげ、ぴょんぴょん飛び跳ねながら、
「キャーーーーーーッ」という悲鳴を
空港ロビーにこだまさせ、
失神者続出、失禁者まで出そうなくらいの、
大物外タレの来日シーンが、darlingを迎えるのに
サイコーなのではないかと、考えたわけです。

いや、まあ、なんというか、
そういうのも面白いかなって。
ほかのお客さまの迷惑にならないていどに
遊べたらな〜〜、と思って。

というわけで、暇なかた、鋭意、休暇がとれるかた。
そして、お調子者のみなさま!!
ぜひ成田空港にお集まりくださいませ!

育Tがあれば、それを、なければ、
どんなほぼ日グッズでもようございます。
(この暑さの中でも、フリースを着るつわものなど、
 大歓迎でございます。)
身に付けるもよし、お持ちでなければ、
思い思いの「darling帰国歓迎」スタイルで
お集まりくださいませ!

さて、では、我らが最強のお調子者、
darlingdarlingの帰国便ですが。

と き:7月19日(金)
搭乗便:ANA210便 14:35成田着
ところ:成田空港第2旅客ターミナル1階
    到着ロビー

となっております。

出口には「A」と「B」のふたつがあるようですが
これはバゲージクレームの場所によって
(荷物が出てくるベルトコンベアのこと)
かわっちゃうらしいのです。
当日空港で「どっちですか」と職員に聞くしかなさそう。

なお、ほぼ日の乗組員も参加いたしますが
なにしろこの一週間でボロボロになっております。
あまり「仕切り」や「引率」や「リーダーシップ」は
期待なさらないよう
お願いいたしますわ。

というわけで学生のみなさん、
代返の人員の調達はできましたでしょうか?
社会人のみなさん、
「休暇届」はだしましたでしょうか?
商店主のみなさん、
「臨時休業」の張り紙は制作なさいましたでしょうか?

みなさま、ひとつ、なにとぞ、
よろしくおねがいいたします。

いまんとこ、
便の到着時刻くらいになんとなく集まろう
というユルい感じの待ちあわせです。

当日空港での御注意がいくつかございます。
・当日、darlingのサインの所望に関しましては、
 みなさんにして差し上げたいのはやまやまなのですが、
 ちょっと時間的に無理がございますので、
 御遠慮くださいませ。
・darlinとのツーショット御希望のかたも、
 上記と同様の理由によりまして、御遠慮ください。
・ほかにも、子供の名前、改名の御相談、
 お店の名前、自分のキャッチフレーズ、
 姑問題に関する相談、人生に関する相談、
 テーマソングの作詞、商品の命名、
 外国語での質問、などは、御遠慮くださいませ。


成田空港へのアクセスはこちらのページを、
迎える場所、便の運行状況などに関しては、
こちらのページの、「送迎のご案内」をご覧ください。
運行状況は、携帯電話などからもチェックできますよ。

来ていただいても、何のお礼もできませんが、
時間があって、こんなようなことが好き! という方は、
ぜひぜひご参加ください!

ほぼ日からは、べっかむ3デザインスタジアム作の、
垂れ幕、パネル、雄叫び、などを
用意して、はせ参ずるようにいたします。
(もちろん、育T着てきますとも。)

ただいまの
日本時間:18日PM2:00
現地時間:18日AM6:00
darling帰国まで約24時間30分

【7月18日10時50分更新】


(ハリー)
ちょっと「和の間」でひと休みと思ったら、
ついうたたねしちゃった。
このあいだにdarlingから電話なかったかな?

9時30分、電話が鳴った!

(darling)
俺だよぉ〜〜〜〜〜。

(ハリー)
おつかれさまです。
なんか、へろへろな感じですね。

(darling)
もうつっかれた〜。これから寝ようと思って。
こっちはいま、2時15分。
そっちはいま誰がいるの?

(ハリー)
「奥の間」に、にしもっちゃんが寝てて、
「和の間」では西田店長が、
きのうの夕方から昏睡状態です。

(darling)
さっき8時ごろ電話したら、
誰も出なかったね。

(ハリー)
ギクッ。

(darling)
原稿送っといたからさ〜、お願いね。
んじゃ〜ね〜〜。

(ハリー)

しまった。言い訳するヒマもなかった。
どれどれと送られてきた原稿を開いてみると、
おお、おお、そこには、
darlingをヘロヘロにするにじゅうぶんな、
恐ろしいおそろしい体験が描かれていたのれす。
あら、舌まわってないや。

(darlingの泊まっているホテルは
 Hotel Adler
 Schloss-Strasse3
 D-68723 Schwetzingen
 です。 )


ほぼ欧州通信#12

グーテン・モルゲン!
朝の8時が、電話しても無駄な時間だったんだね。
たぶん、みんな油断して寝てるだろ。
(※ハリー註:そのとおりです)
おれおれ、おれだよ、darlingdarlingだよ。
おれのいない「ほぼ日」のほうがおもしろいじゃないか。
ま、それはそれでよいことだよ。

こっちは、ドイツだよ、カーン様の故郷だよ。
イッヒ・フンバルト・フンデルでおなじみの
ドイッチェだよ。
フランクフルトの空港に着いたときには、
こう、なんつーか
モダーンでかっちりした都市のイメージに、
ちょっと武者震いしたものさ、うそだけど。
でも、いま、これを書いているのは、
ものすごく暗い田舎の町の、ヤニ色のホテルさ。
ぼくは3階の奥の部屋なんだけど、階段でのぼるのよ。
その廊下や踊り場に、
ちょっとした絵画が飾っってあるんだけど、
これがよー、「どうだ怖いだろう?」というテーマ?
肖像画なんかでも、その描かれた人本人が、
「オレって、怖くね?」
ぶるっちゃいそうな絵なのね。
ゴシック調の文字とかも、なんか怖くなってきちゃった。
でも、生きてるだけで幸せだよ、オレなんて、もう。

オランダの空港にお見送りに来てくれた方々、ごめんね。
とんでもなく早い時間に空港入りしちゃったもんでさ。
静かに、空港にいたのでした。
D72という搭乗口から飛行機に乗り込むはずが、
特に表示があるわけでもなく、B2に変更になって、
これがとんでもなく遠いのよ。
飛行機に乗り込んだお客さん、
みんな息をきらせていました。
と、そこまでは、ま、よかった。
フランクフルトの空港からタクシーに乗ったわけです。
5人で動いているので、一台で5人乗れるタクシーを選んで
乗り込んだわけさ。
クルマの「安全への意志」は、乗車人数に比例する。
そういう法則が、あるわけですよ、ぼくの心のなかに。
激しい雨。ワイパーを最速にしてもまだ苦しい
というくらいのどしゃ降りのフランクフルト。

空港を出て、すぐに有名なアウトバーンに乗るわけさ。
最高速度制限のない高速道路。
走り屋たちには聖地のような意味さえ持つ、
あのアウトのあのバーンだよ。
(「オーやんだよ、あのフィーフィだよ」って、
 スチャダラパーの歌が好きでさ)
そうそう、で、どっちかといえば
「二丁目クマ系」に見える
タクシーの運転手が、アウトバーンに入ったら、
「こち亀」の本多巡査
のようになってしまって、
アウターリミッツだか、ワープゾーンに飛び込みかねない
勢いでアクセルを踏み込むんだよ。
160キロってレベルですね。
外は豪雨だよ、ワイパー全開だよ、んで160キロだよ。
視界に一台でもクルマが見えたら許さない。
車線変更は、二車線分くらい平気でくいくい。
前のクルマに追いついたら
車間距離30センチくらいまでは、
ぐぐっと詰める。
「おらおら、よけろよコノヤロー」って、
言葉にはしてないけれど、車体で言ってる。
助手席にあえて乗り込んだ
「男を売るタイプ」のヤマモトさんも言ったね。
「これまでの人間ドックとか、手術とか、
 脂肪や炭水化物を節制しようという努力とか、
 なんだったんでしょうねぇ」

そう、大事に大事にしてきた命が、まる裸になって
地獄方面に向かって疾走している!
誰も、この運転のこと以外の話題は出ようもなく、
ツバを飲み込んだり、あえて目を閉じてみたり、
身体を固くしてみたり、

まじないのような努力に余念が無い。

しかし、運転はうまいのだ。
「俺の一番嫌いなことは、
 ブレーキを踏むことだ」

と、無言で表現し続けている運転手は、
ひょっとしたら、クルマの性能というものを
最大限に引きだしている
スーパードライバーなのだとは思う。
これだけ走れるクルマを、
日本のぬるま湯的なのろのろ運転でなまけさせているのは、
ぼくらの間違いだったのかもしれない。
こういうことをしても大丈夫なクルマを、
世界の自動車関係の人たちはめざしていたのだ。
でも、怖い。
これに比べたら、高度3000メートルからの
スカイダイビングなんて、
はちみつ漬けの焼きリンゴだ。
永田先生は無表情のままなのだけれど、
「この運転手さんは、
 まじめな人なんですなぁ」

とか言った。
助手席のヤマモトさんは、もう開き直って、
「チップをはずむから、
 もっと急げって言いましょうか」

などと、自分をさえ怖がらせるような冗談を言っていた。
雨が、ねぇ。
雨さえ降っていなけりゃ、もうちょっと、ねぇ。

ま、とにかく、こういう状態で40分くらい。
とうとう田舎町のホテルに到着して、
運ちゃんが、正しくブレーキを踏んで停車した瞬間、
ぼくら5人は、
盛大な拍手で彼を讚えたのでありました。
おかげで、10時で閉店しちゃうという
ホテルのレストランにも入れたしね。
まずかったけど、メシは。
命の危うさと大切さを身にしみて知ったよ。
(お化け屋敷によく似たドイツ田舎町のホテルにて)

【7月18日7時45分更新】


(メリー)
だんだんだんけ〜!
メリー木村です。

さらなるドイツ情報到着!
簡単に、紹介させていただきまっす!!!

スターバックスネタに対して、
2通ナイスなメールが届いていますよ。

・ベルリンの音大で、
 ピアノを学んでいる者です。
 何とダーリンが、スターバックスめがけて、
 ベルリンに来るかも?!
 是非是非いらしてくださ〜い!!
 この間初めて行ってみましたが、
 店内はとっても広くソファがあって
 の〜んびり出来ました。
 いつも愛想の無いドイツ人店員も、
 このスターバックスでは
 ニカー!との笑顔付きの対応
で、
 かなり気分良かったです。
 ダ〜リ〜ン!!
 ベルリンへおいでやすぅぅぅぅ!!
 (まゆみ)

・ダーリンがもうすぐ
 ドイツに来られるっていうのに、
 おっかけられなくて残念!
 毎月1週間は、取材でダーリンの宿泊先から
 約30キロのところに生息しているのですが、
 今週はハンブルクなんです。
 ダーリンのために、カフェ情報を!
 今月のはじめ、ベルリンに行ったら、
 ちょうどスターバックスが開店準備中。
 もしかして、あれがドイツ1号店?
 ここ数年、ドイツの大都市には
 スタバ風の店が続々登場
しています。
 ハンブルクだと「バルザック(Balzac)」だけど、
 フランクフルトにも
 似たのがあるんじゃないかな?
 (つっきー)


(メリー)
なんか、スタバ的なコーヒーの
上陸時期を目の当たりにしちゃったね!!

そして・・・
カーン情報だ!!!!!
今回、けっこう充実しているよーん。

・NUMBERで読んだんで、
 細かい言い回しはうろ覚えなんですが…。
 「カーンは試合前にチームメイトに
  100%の出来など、決して求めない。
  彼はいつも
  150%、300%以上の出来
  を求める。

 最高で15万%の出来
 を求めたこともある」
 ・・・15万%って!カーン様。
 (h)

・カーン主将の写真集を、
 もしかしたらほぼ日で出版って、まじですか?
 ともかく主将のオトコっぷりに
 パンチング食らうような内容
 を希望します。

 あ、でも写真集って言うよりは、
 発言やエピソードを主体にして
 表紙なんかも硬派にするのはどうですか。
 あっ、株投資の話を混ぜつつ、
 むしろビジネス本仕様とか。
 本職が経営コンサルの
 コッリーナさんと対談とか。
 (まりこ)

・ドイツ在住です。
 先週号のドイツの雑誌「STERN」に、
 カーン様の特集が乗ってましたよ。
 「カーンもタイタンのような怪物ではなく、
  彼も人間的だった」
と、
 決勝戦でミスったことで、
 逆に人気沸騰しているようです。
 カーン様の幼少時のお写真なんかも
 載っていて結構笑えました。
 何でもカーン様は、15歳の時にDiscoで
 奥さんのシモーナと知り合ったそうな。
 16歳のときにはすでに
 彼女と結婚すると決めていて、しかも
 「おいらはプロサッカー選手になるから、
  君の生活も苦労の多いものになるよ」

 と当時すでに宣言していたとか・・。
 ほぼ日から、カーン様写真集が出たら、
 私8人目で予約します。
 (Kiki@ドイツ)

・こんばんは!
 darlingを探せの欧州編を読み進めると載ってる
 「カーン似顔絵大会とその周辺の会話録」
 おもしろいですね!
 クー・・・参加したい!したい!
 ものすごくテンション低いイベントなのに
 すごいパワーです。
 (ゆうこ)

・またまたカーンさま関係で
 熱くなってしまったほぼ日ですが、
 オリー・カーンという名前を聞いて
 はたと膝を打ってしまったので
 メールしています。
 私が中学の三年間、
 「ゴリカン」というアダナの
 社会科の先生がいました。

 すぐにビンタをしたりするくせに、
 自分のことをかっこいいと思っているのか、
 やたら二枚目的な言動や行動を取りました。
 でも顔はあだ名が示すが如く、ゴリラ。
 今思ったんです。「オリー・カーン」の頭に
 Gをつければ「ゴリー・カーン」。
 やっぱり、その系統の名前って、あるんですね。
 (れいまみ)

・ドイツに留学している学生です。
 私もすっかりw杯以来オリー・カーンの
 ファンになってしまいました〜。
 「走れぐず共」の写真もしっかり写真におさめ
 日本にいるカーン様ファンの友達に
 焼き増しして送ったりもしました。
 もちろんアノCDも購入済み!
 せっかくドイツにいるので
 夏休みカーンに会いにいこうかなぁ〜。
 ・・・全然関係ないのですが、
 昨日授業でたまたま
 ギックリ腰という単語がでてきて、
 ドイツ語で
 Hexenschuss(魔女の一突き)
 っていうんですよ!

 さすがドイツ人、発想が違う!
 (ゆば)

・カーン、相手ゴールまで
 直接シュートしそうな迫力と、
 繊細そうな目が大好きです。
 ゴリラやゴジラにも見えますが、
 私にはどうしても、
 ”シーラカンス”に見えちゃいます。
 (レモン)


(メリー)
「15万%のチカラを求める」
「おいらはプロサッカー選手になるから、
 君の生活も苦労の多いものになるよ」

このあたりが、たいへんグッときました。

それにしても、
コリーナさんとの対談を所収して、
グラビアを充実させた
『カーン伝』って、
想像するだけで、楽しそう!!

(ハリー)
いやー、売れるかも知れないねー。
あれっ?木村くん、どうしたの?
急にパソコン片づけはじめて。

(メリー)
帰りますっ。
午後1番で取材のために新潟へ行きますので!
それじゃ、おつかれさまでした!

(ハリー)
いや、おつかれはそっちのほう・・・
・・・行っちゃった。
「殺人マシーン」健在だ。

【7月18日3時更新】


(ROCK)
ド深夜でありますが
ほぼにちわ。
ROCK西本であります。
魚籃坂の事務所では
現在、ハリー、べっかむ3、シェフ、ROCK、
通天閣、メリー(年齢順)が作業中であります。
まずはこちらのメールをご紹介。

ロック西本さんへ
こーんな夜中もまだ だーりんちぇっくで
起きておられるのでしょうか?
せっかくだーりんが空港にいる情報もらったのに、
暇主婦連、だーりん発見できず。
20分程前にチェックインしたようで、
もうさすがに中に入ってしまったでしょう。
残念。
お土産にと買ったチョコレートが寂しく残ったと
今、空港の暇主婦から電話がありました。
彼女の腹にまた脂肪がつく結果となりました。
ま、その分、お出迎えで騒がせてもらったので、
悔いはありません。(笑)
その分、きっと、フランクフルトでのお迎えに
期待できるでしょう。
あー、たのしかった!
ありがとうございます。
(暇主婦 京子)



(ROCK)
在オランダ主婦連を代表の京子さんのメールでした。
dalringは空港では捕まらなかったでしょう?
それにはちょっとした理由があったらしいのです。
オランダ出国前に
スキポール空港からdarlingが電話がありました。
例によりROCKメモによる電話再現です。
これまた例により再現性には不確実性が伴っておりますので
関係者の方々ご容赦ください。

ほぼ欧州通信#11
darling@オランダ・スキポール空港


(darling)
ああっ、おれおれおれおれ。

(ROCK)
オレッ!オレッ!オレオレオレニッポン!
イトイさんですね。

(darling)
なんだ唐突に?それは。

(ROCK)
すみません。
今、ほぼ日宛にカーンメールが殺到している所で
ワールドカップを思い出してしまい、
つい・・・

(darling)
そうか。

(ROCK)
テキストに起こしているうちに
一度、言ってみたくなったもので。

(darling)
そっちは今何時?

(ROCK)
11時過ぎですね。

(darling)
実はぼくらはもう空港にいて
静かな時を過ごしてます。

(ROCK)
静かな時ですか?

(darling)
ええ、強調するようですが
静かな時です。

(ROCK)
確か予定では日本時間の深夜1時35分の
フライトではなかったのでしょうか?

(darling)
そう、フライトの2時間以上も前に
すでに我々は空港にいるわけなんです。

(ROCK)
それはイトイさんが希望されたわけなのですか?

(darling)
ええ。結果的に希望しました。

(ROCK)
いつも羽田空港に行くときは
フライトの1時間前に南青山を出発するという
スケジュールを所望されるイトイさんがですか?

(darling)
うん。これには訳があって
オランダ滞在期間中、
いろんな所に行ったわけだけど
その案内をしてくれる
色んな国のクォーターをごちゃまぜにしたような
インド人
がいまして

(ROCK)
クォーターがごちゃまぜになると
インド人になるということは別にして

(darling)
ええ、とにかく、
そのインド人のような人
こちらのペースに関係なく
ひたすら喋るわけですよ。
これが非常にうるさい。
あらゆる場所で喋るは突っ込むは案内はするわ
といった具合でして

(ROCK)
具合で?

(darling)
最終日の今日はさすがに我々も
彼の相手をすることに疲れたので
彼からはいち早く解放されたいという事を伝えた所、
「じゃ、早く空港へ行け」
ということになって
こんなに早くから空港にいる訳です。

(ROCK)
そうですか。
そんなにうるさく喋る程
そのインド人は日本語が達者なんですね。

(darling)
いや、それが英語で。

(ROCK)
英語って。
イトイさん、英語はからっきし・・・

(darling)
そのはずなんだけどねえ。
そんな事でスキポール空港で静かな時を
満喫している訳です。

(ROCK)
それはお疲れさまでした。

(darling)
スキポール空港には
カジノがある
と聞いていて
ちょっとそれは楽しみにしてたんですが。

(ROCK)
空港にカジノとは
すごいじゃないですか?

(darling)
これが見事なまでに
スロットマシーンしか無いわけです。
そのスロットマシーンをするためには
どうやらこう、両替だとか
さまざまな手続きものが必要となるわけで
静かな時を過ごしたいオレにとっては
もう、アウト。

(ROCK)
1アウト。

(darling)
で、インターネット接続も出来ると聞いて
試そうと思ったんだけど
接続するにはタイムバードを購入してくださいだの
またさまざまな手続きものが必要らしいので
これもアウト。

(ROCK)
2アウト。

(darling)
わざわざ、こちらから3アウトに、
なりにいく必要も無いので
このような静かな時を過ごしているわけです。
よくよく考えると、
時間をつぶすには
この国際携帯電話が一番安上がりだ
と思って電話しているのです。

(ROCK)
そうですか。
しかし、2時間分の国際携帯電話料金も
心配ですが・・・。

(darling)
ああ、オランダは非常に天候に恵まれまして
どこにいっても涼しい風も吹いて
気持ち良かったのですが、
一緒に来ている山本さんという方が
花粉症でありまして
「良い景色ですね〜!」といって屋外に行くと
くしゃみが止まらない。
屋内に戻るとくしゃみはおさまるのですが、
「こんな所に住みたいですね」というような
大自然に行っては
さらにくしゃみが止まらない。
以下、何度もそれをくりかえすのです。

(ROCK)
とにかく、
くしゃみが止まらないと。

(darling)
ええ、そんな過ごし方をしておりました。

(ROCK)
そうですか。
ところでフィリピン系ルックスのT田さんは?

(darling)
ああ、T田さんは
例のクォーターのインド人の男とホテルに戻りました。
こちらで、もう一泊されるそうです。

(ROCK)
その、うるさいお喋りを
ディフェンス最後尾で
たった一人で受け止めると。

(darling)
ええ、受け止めることになりました。

(ROCK)
水際で食い止める
ナイスディフェンスですね。
ところで今日、
ジュンヤ・ワタナベの服を購入しまして
モード界に足を踏み入れてみました。

(darling)
ええっ!それは、にしもっちゃんには
危険すぎるよ。
まさか、
チェックのズボンなんかを買ったのか?

(ROCK)
いえ、無難にリーバイスとのコラボものを。

(darling)
しかし、そのにしもっちゃんに
ジュンヤ・ワタナベの服は危険過ぎるなぁ。
余計な化学調味料をごちゃまぜにするようで
非常に危ない。

(ROCK)
ええ、自分でもギリギリのラインを
ちょっと踏み外したなとは
感じでおります。

(darling)
そうか。
そういえば「海馬」は今何位?

(ROCK)
メリー木村情報では2位です。

(darling)
ええーっ。1位は何よ?

(ROCK)
こちらもメリー木村情報ですが
「ゲーム脳」です。

(darling)
何っ!ゲーム脳っ!
あれはテトリスですよ。

(ROCK)
テトリス?

(darling)
ほら、テトリスをずーっとやってると
頭がぼーっとなるだろ?
そんなことですよ。

(ROCK)
はぁ。

(darling)
そんなの枝豆をずーっと剥きつづけても
頭はぼーっとするに決まってるじゃん。
そんな研究はダメだ。

(ROCK)
ダメですか?

(darling)
うん。海外にいることをいいことに
ちょっと強気な発言ではありますが

(ROCK)
ちなみにイトイさんは
このゲーム脳は既に読まれたのですか?

(darling)
いや、読んでない。
(きっぱり)

(ROCK)
ところで、読者メールを見ていますと
私とイトイさんの会話が好評らしいのですが
それについては?

(darling)
そう?オレはみんなの動きを読んでいる方が
楽しいんだけど。

(ROCK)
ええ、私もそう思うのですが
今回もここまで一つも
面白いことはお互い言ってないわけで。

(darling)
ええ、そうですねえ。

(ROCK)
とは、いっても刻々とオランダを出る時間は
近づいているわけですが
オランダ総評をお願いします。

(darling)
わかりました。
オランダ人は背が高いといいますが
これは本当でした。
しかし、背の高さの割に扉が低い
ということが分かりました。

(ROCK)
ほう。あちこちに頭をぶつけた跡があると。

(darling)
そういうわけではないのですが
扉が低いです。
例えるならば
「きつい服を来た巨人」
もっと大人な例えをするならば
「小さめのコンドームをつけた男」
と言えるでしょう。
あっ、そろそろ電話代がもったいないので切るね。
じゃーね〜。

(ROCK)
お疲れさまでした。
オランダのコンドームは小さい
と。(メモる)

(ハリー)
おいおい、いったい何の話してんだ?
ほんとにイトイさんと話してんのか?
ちょっと電話貸しなさい!

(darling)
(やけにのんびりした口調)
あー、ハリさん、育Tどうなってる〜?

(ハリー)
あっ、どうも。
わりと調子いいですよ〜。

(darling)
あ、ほんと〜。よかった。
じゃ、あんまり心配しなくていいねえ。
もう、こうなったらいくらでも売れてほしいなぁ。

(ハリー)
ただ、オレの売れ行きがやや悪いのが
気になるところですね。
色ごとに最低ロットがあるんで、
このペースでいくと、
ほんのちょっと足りないかも、です。

(darling)
大損はしないけど、
「小損(こぞん)しそうな感じ?

(ハリー)
小損!?ああ、はい、ええ、そうっすね。

(darling)
そうか。
えー、これをご覧になってるみなさんに言います。
“オレ”はいいです。
オレも、“オレ”が
いいと思います。

(ハリー)
・・・・・。

(darling)
オレも、“オレ”がいいと思います。

(ハリー)
あ、いえ、ちゃんと聞こえてますから。

そうだ、たしかオレは温存してあったんですよね。
今日着てるんですか?

(darling)
いや、着てないよ。
育Tじゃないやつ着てる。

(ハリー)
はぁ・・・

(darling)
明日、着る予定なんだ。
でもさ、“オレ”はほんといいから、
みなさんぜひ買ってください。よろしくお願いします。

そうそう、いっしょに来てる山本さんは、
いま“ONLY ブラ”着てるよ。

(ハリー)
おお、うれしいっすね。

(darling)
案内役のインド人みたいな人に、
「不良だな」
って言われてる。

(ハリー)
不良!?

(darling)
黒っていう色が、
それっぽいってことじゃないの?
あと、“ONLY IS NOT LONELY”がさ、
「あ、俺ェ、ONLYです」っていうかさ、自立した
「インディペンデントな俺」
主張してる感じじゃん?

(ハリー)
じゃん?って言われても・・・

(darling)
まあ、そんなこって。
じゃあ、ま〜たね〜。

【7月18日1時更新】


(ハリー)
真夜中、「カーン似顔絵大会」が突然始まりました。
その模様をお伝えします。
かなりくだらないです。
昼間にはさすがにできないです。
でもちょっと楽しいぼくたちです。



(べっかむ3)
カーン描ける?
何も見ずに自分で描いてみたら、
案外むずかしかった。

(シェフ)
ううむ(ホワイトボードにさらさらさら)。
どう?

お、似てる似てる。我ながら上手い。

(リカ)
それじゃ『ど根性ガエル』の梅さんよ!

(べっかむ3)
すし屋の!

(リカ)
ハチマキしてるし。

(ROCK)
シェフ、サッカー知らんでしょう。
なんすかその手袋は。炊事手袋すか!

(シェフ)
サッカー知らない。ルールわかんねえもん。
それに梅さんより
南先生のほうが好きでしたね僕は。

(リカ)
オタな会話はやめてください。
出てるのはアゴじゃなくて
デコじゃなかったっけ?

(べっかむ3)
アゴも出てるけどデコも出てるんですよたしか。
こんなんですよね(さらさらさら)。

これがカーンです。

(ROCK)
シュワちゃんじゃないすか。

(シェフ)
シュワちゃんオーストリア人だしね。
ドイツ語圏の体育会系はみんなこうなんじゃん。

(ROCK)
乱暴なくくりっすねー。

(シェフ)
ダンケッ、て。こんな怖い顔で感謝されてもなあ。
でもたしかに言いそうだけどなあ。

(リカ)
わたしも描く〜(さらさらさら)。

(シェフ)
リカちゃん、カーン好きでしょ。じつは。
小沢健二みたいな
「押すと倒れそうな柳腰」が
好きだとか言ってるけど、こういうのも好きでしょ。

(リカ)
はっ……なぜそれを。

(シェフ)
ひらがなで「かーん」というのと
「りか」のあとにハートマークが。

(リカ)
いやーん、しっぱい!

(シェフ)
女子小学生じゃないんだから。
それに弱そう。すぐ泣きそう。
カーンは泣かないんだよ。

(リカ)
いいじゃないのよ!

(べっかむ3)
まあ、もみあげの感じは似てますね。
負けて落ち込んでる感じもしますしね。
あ、木村くんが描いてる。

(メリー)
えへへへ。

ぼくのなかでのカーンはこうなんです!

(シェフ)
イメージ画か。ひねったな。強そうだな。
でも人間じゃないな。

(ROCK)
さすが町田出身で
藤子不二雄を尊敬しているだけのことはある。
よし、これから君を
町田の藤子不二雄と認めよう。

(シェフ)
まちだまちおってのはどう。

(メリー)
いやですよ!!
「フリテン君」とか描く
四コマの人みたいじゃないですか!

(シェフ)
それにさ、火吹いたらレッドカードになるよ。

(ROCK)
半端なサッカー知識を出さない!

(ハリー)
みなさん、ほんとうのカーンはこうです。
(さらさらさら)

(ROCK)
サッカーボール持たせてるとこが
ズルいなハリさん。

(シェフ)
髪形ルパンだしね。
「ふーじこちゃーん」って言ってるねこれは。

(ROCK)
やっぱりみなさんカーンを知りませんね。
カーンというのはこう描くのです!
サッカー博士のわたくしが描いてあげます!
(さらさらさら)

(ハリー)
なぜ横分け?

(ROCK)
ふふふん。
(さらさらさら)

(シェフ)
……。

(メリー)
その、オチをつけないと気が済まない性格
どうにかならないもんですかねえ……

(ROCK)
ふふふん。(ご機嫌)
管直人でしたっ。
あ、自分で言っちゃった。

(シェフ)
字、まちがってるよ……。

【7月17日24時更新】

ほぼ日のみなさま、こんばんは。
「darlingを探せ!」楽しいですね〜。
私はほとんど自宅のパソコンで仕事をしているので、
合間にしょっちゅう覗いています。
度々更新されてるので嬉しいです。
みなさん、体壊さないようにしてくださいね・・・。
ところで、編集部間取り図、か、可愛い!!
楽しそう〜な雰囲気があふれてますね。そうか、
金魚の他に、妖精さんまで住んでいたのか・・・。
私もトレースの仕事をしているので、たまに間取り図を
描くこともあります。で、つい、細かい所が気になるの
ですが・・・。「和の間」って、何畳ですか?
畳の敷き方が妙に気になりました・・・すみません、
チェック細かくて。
このあとの更新も楽しみにしています。
ではでは。          
(あゐむ)



(リカ)
編集部間取り図、雰囲気伝わったみたいで
よかった〜。 (和の間は、8畳です。)
ここでこんな人たちがほぼ日を作って
いるのですよ。

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2002-07-18-THU

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