ミグノンの友森さんと約束した日がやってきた。 |
警戒区域 その1 |
明けていく福島は、とりわけきれいである。 |
過ぎる朝の風景を見ながら、 |
はじめてそこへ入るぼくは、やはり少し緊張している。 |
書類のチェックを待つあいだ、 |
検問の先の風景は、 |
道はしばしば陥没したまま、 |
そして、そこは、静かだ。 |
ねこだ、と見つけたのはやはり友森さんだった。 |
警戒区域もマイクロシーベルトも知らない猫は、 |
いくつかのエサやりのポイントに |
さっきから感じる違和感はなんだろう、 |
なんというか、 |
とりわけ、 |
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もうひとつ、 |
放置されているかに見える道路も、 |
遠くに2頭、行くのが見えた。 |
そして、今日は暑い。 |