堀川さん | 爽やかな香りで 男女一緒にお使いいただけるかんじだと、 もうぜひ、新しいブランドの クルジャン(メゾン フランシス クルジャン)を おためしください。 |
シェフ | クルジャン、きょうまで知りませんでした。 |
堀川さん | 2009年に誕生したメゾンです。 |
ジョージ | 天才調香師だそうよ! |
堀川さん | お薦めです。 |
ジョージ | ボトルの形がいいよね、男っぽい。四角いもん。 |
西本 | モノとしてこれ、カッコいいですよね! |
ジョージ | 持ち歩くには大きいかな。 |
西本 | 持ち歩くんですか! |
ジョージ | アトマイザーが必要よね‥‥。 そういうのも素敵。 |
堀川さん | サイズは2種類で、 お値段的にはちょっと。 |
西本 | 高めですか。 |
シェフ | 70ミリで15750円‥‥。 |
西本 | やりますね。 |
ジョージ | でも、もういい匂いがしてるわ。 |
堀川さん | はい。こちら 「アクア ユニヴェルサリス」という オードトワレです。 すごくすっきりとした柑橘の香りなんですけど、 とっても柔らかくて。 クルジャンの香りってちょっとお時間が経つと ふわっとするような、すごくまろやかに 丸みが出るかんじの香りが多いのですが、 なかでもこのトワレは、 その爽やかさを裏切るようなというか、 とても柔らかいかんじが出ます。 スポーツされた後などにも お使いいただきやすいですし、 男女ともにたいへん人気があります。 |
シェフ | すごい。うまく形容できないけど 「ただひたすらに、いい香り」だ、これ。 |
西本 | ということはつけたら 「ただひたすらにかんじのいい人」になる? |
堀川さん | お父さんから香っても素敵だと思います。 |
シェフ | たとえば仕事をする相手としては 非常にいいんじゃないですか? |
ジョージ | 頼みやすいわよね。 |
シェフ | うん。頼みやすいねぇ、この人には。 |
堀川さん | 頼みやすい、なるほど。 じつはこのトワレのコンセプトは 「つなぐ」ということなんです。 あらゆるものを、つなぐ。 |
ジョージ | あら、ぴったり! |
シェフ | 相当いい香りですよね。 |
ジョージ | うんと新しいメゾンを試したから、 うんと老舗も試してみましょう。 クリードがあるわ。 |
堀川さん | クリードは250年以上の歴史がありますものね。 こちら「シルバー マウンテン ウォーター」です。 |
西本 | 瓶の形が剣っぽいですね。 かっこいいです。 |
ジョージ | これがぽおぉんと置かれてると 「お父さんしか使っちゃいけない」 ってかんじがするね。 |
堀川さん | これも柑橘系で爽やかです。 メンズでお出ししてるんですが 女性の方でご自身用っていう方も すごく多い香りなんですよ。 |
西本 | 森に来たようなかんじだ! |
堀川さん | ちょっと青い印象がございますね。 |
ジョージ | 説明するのが難しいよね。 |
西本 | さっきのクルジャンもそうでしたけど、 香りが複雑なので、どう言ったらいいか。 ジョー マローン ロンドンは 今まで嗅いだことのある香りと直結しやすいから、 「あの果物だ!」って言えたんですけど。 |
ジョージ | こっち側は抽象的な香りね。 だから「いい人のにおい」とかって 表現になるのよね。これは‥‥ 「山に登った時のかんじ」とか。 |
堀川さん | そうですね。雪溶け水。 山に登ったときに、吹いてくる風。 |
ジョージ | (山が)高ぁいんだよね。 |
西本 | ジョー マローン ロンドンはいい匂いなんだけど、 シンプルなかんじがしてました。 こっちは立体的になったかんじがします。 |
シェフ | ジョー マローン ロンドンは だから重ねてつけるんだね。 奥行きを出すために。 |
西本 | そっか! |
シェフ | クルジャンやクリードの複雑さは、 やっぱり調香師たる所以ですよね。 |
ジョージ | あら、ハリウッドセレブ系の香りもあるわ。 これ。 |
シェフ | 「クリーン」‥‥っていうメゾンですか。 |
堀川さん | シャワー上がりみたいな ちょっと甘めのイメージなんです。 |
ジョージ | お風呂上りの石鹸の香り? |
堀川さん | はい。ちょっと甘味がある瑞々しいかんじと、 お花が中心で、とても柔らかく、 けれども甘さはなくカラッとした ちょっとドライな粉石鹸みたいなイメージとか。 |
ジョージ | ボトルかわいくない? |
西本 | これなら妻もOKですね。 |
堀川さん | 男女兼用になりますので 奥様もご一緒にお使いいただけます。 |
西本 | ムフフフフ。 |
ジョージ | やだどうしたのアンタ。 |
シェフ | なにニヤニヤしてるんだ。 |
西本 | これはね、すごい色気がありますよ! クリーンの「シャワーフレッシュ」。 |
シェフ | 色気がある? どれどれ‥‥ ん、清潔感がすごくあるよ? |
ジョージ | どれ‥‥あ、わかる。 柔らかい色気があるのよ。 |
西本 | 色気といってもですね、これはですね、 ちょっとね、「抱かれたい」っていうかんじ。 包まれたい感じの色気です。 |
ジョージ | アハハハハ! |
シェフ | この香りを色気と取るか、 清潔と取るか、人によりますね。 ぼくには色気はわからないなあ。 |
堀川さん | こちらもどうぞ。 クリーンの「アルティメイト」です。 |
シェフ | 究極! |
堀川さん | 「究極」です。こちらビジネス使用で、 スーツと合わせるのに、 平日買いに来られる男性も多いです。 |
シェフ | ほぉぉ。 |
ジョージ | そうなんだぁ。 |
西本 | あ、これは今までの中で 一番控えめなものかもしれないですね。 |
堀川さん | 香るというよりも広がるかんじの、 柔らかいイメージですね。 女性の方も買われる方が多いですし、 上品な方にお選びいただいておりますね。 |
シェフ | たしかにこれは品がいいなぁ。 紳士に寄りましたね、紳士方面に。 |
ジョージ | これって、何回も使いたくなるかもしれない。 つけた瞬間気持ちいい。 |
シェフ | ちょっと床屋さん寄りというか。 |
伊勢丹の人 | 男の香りですよね。 |
シェフ | 男っぽいですよね。わりとね、じつは。 |
ジョージ | ミーティングの前にこれをつける。 プシュッ! 無臭に近いけど、香るの。 |
堀川さん | 自分よりも周りの方にっていう雰囲気ですね。 「意外と香ってます」っていう タイプかもしれないです。 |
シェフ | スーツの人は絶対これでしょうね。 |
西本 | これはいいですよね。これぐらいで香ってたら。 |
シェフ | どこに行っても大丈夫だよね。銀行行こうが。 |
ジョージ | オフィスのデスクの上に 置いておくといいかもしんないね。 「打ち合わせ行ってきまーす、シュシュッ」 って行くと、残り香、あるもん。 で、その人いないけど香りが残ってる状態。 カッコいいかもしんない。 |
アトマイザーにときめく
いい香りって持って歩きたくなるじゃない。永遠に持続する香りなんてないわけだから、例えば夕方。会社の帰りに「自分らしさを取り戻すため」にカバンの中に香りをそっと忍ばせておく。当然、アトマイザーに入れてよね。外出先で。勤務先で。あるいは通勤途中で何かあったとするじゃない。極端な話、行き倒れになったりしてカバンの中にこの人を身分がわかる手がかりがないかしら‥‥、って見られたときに、おしゃれなアトマイザーが入っているの。行き倒れてもいい香りがするおじさんの、いい香りの容れ物までがおしゃれだったりするのってステキ。香りは「持ち物」でもあるってコトよ。だからアトマイザーにときめくって、当然のコトだと思うのよ。
クリードって
紳士というより「騎士道」を感じるのよね‥‥、このブランド。西洋における騎士って、女性をいたわり守る存在。凛々しく、しかも頼り甲斐のある男の象徴。そんな香りがするのよね。今の時代のお父さんって、守るべきものを沢山もっている「騎士」とおんなじ。ガンバって!
ハリウッドセレブ
パパラッチに追いかけられるコトがハリウッド的セレブの証明。だから脱ぐ。家の庭とかプールとか。海外のリゾートにいくと女性はたいていトップレスの写真を撮られる。それがセレブというモノで、だからハリウッドセレブの香りって「素肌っぽい」のかしらって思ったりする。どうかしら。
クリーン
日本人の香り感は「お風呂上りの石鹸の香り」に尽きる。ずっとそんなふうに言われてた。だとすれば、「クリーン」のコンセプトって、とても日本的かもしれない。生活の中にある気持ちのいい匂いをイメージした香り。石鹸だったりシャワーだったり。太陽の下で干して乾いたシーツの香り。新しいのにどこか不思議となつかしい‥‥、でもどことなくアメリカっぽい。
香りにおける色気とは
色気のあるお洋服って、チラリズム‥‥、じゃない? ゴテゴテしてないの。体の自然なラインを感じさせ、でも見せ過ぎない。自分が本来もっている、色気を引き出すブースターが色気ある服。色気のある香りも同じコト。香りすぎない。その人らしさを引き出せる印象的な香り‥‥、それが色気のある香り。