ジョージ | あらためて本館に来ると、 やっぱりキラッキラしてるわね。 |
西本 | やっぱ楽しいっすね! 香りはメゾン フランシス クルジャンか、 ジョー マローン ロンドンの 二択だと思います。 |
シェフ | 決め手をどう考えるか。 |
西本 | CK ONE以来の初めての香水としては、 ジョー マローン ロンドンいいですよね。 なんか楽しいっすよね、これね。 |
シェフ | 途中で飽きたら買い足せばいいというところも おもしろいよね。 |
堀川さん | 西本さま、どうしても離れられない感がございますね。 |
シェフ | といいつつ、クルジャンのほうにフラフラと。 |
西本 | ウーン‥‥(クルジャンを憧れの目で見る)。 |
堀川さん | 西本さま‥‥、 クルジャンじゃないと後悔してしまう、 そんなかんじではございませんか? |
ジョージ | そうよ。(クルジャンの瓶を指して)この子、 運命だと思うわ! |
西本 | やっぱそうっすか。 そんなかんじもするんですよね。 |
ジョージ | 武井くんはどう思う? |
シェフ | 僕のお薦めはクルジャンです。 この香りは驚きました。 かいだことがないのに、いいにおいで、 いやみもなく、押しが強いわけでもないのに、 ほかにはない印象なんですよ。 過剰に「こういう人ですから」という主張がなく、 ある意味目立ちませんが、 つけているという誇りが感じられます。 しかも伊勢丹新宿店が日本初上陸店、 だというじゃないですか。 そういうスペックも含めて好みじゃないかなあ。 ‥‥って、ナマイキ言わせていただきました! |
ジョージ | 分不相応な買い物だと思っているんでしょ。 |
西本 | その通りです。 えーっと、分割すると ‥‥。 |
ジョージ | 計算してるわ。 |
西本 | ‥‥気持ちの整理ができました。 クルジャンにします! |
ジョージ | やった! |
シェフ | おおおー! |
西本 | 自分の体から香るとしたら クルジャンがいいんじゃないかなぁと いう気がいたしまして。 ジョー マローン ロンドンはやっぱ ルーム フレグランスとして使ったほうが 楽しい香りだと思いました。 |
シェフ | イェーイ。 決まりました。 何度聞いても名前が覚えられない アクア‥‥。 |
ジョージ | アクア ユニヴェルサリス。 普遍なる水、よ。 いいチョイスだと思う! |
シェフ | 堀川さんのお見立てが当ってました。 |
堀川さん | ありがとうございます。 まだ、おつけいただいてる方も少ないと思いますので。 サイズですが、70ミリサイズか、 たっぷり200ミリサイズがございます。 |
西本 | お値段は‥‥ああ、なるほど。 200ミリサイズのほうがおトクですね。 じゃあ200を分割払いで! 「毎月使うよ」ってイメージで! |
シェフ | 言い訳してますね。 |
堀川さん | かしこまりました。 ありがとうございます。 ただいまご用意させていただきます。 |
西本 | よろしくお願いしまーす! |
シェフ | ジョージさんはいかがですか。 |
ジョージ | ボクは個人的には ジョー マローン ロンドンの ブラックベリーの香り、好きよ。 でもフレグランスにするか ボディ クレームにするかちょっと考えるわ。 今日は、シュシュッ! シュッシュッ! ‥‥これで過ごしてみる。 いいにおいだわ! |
伊勢丹の人 | いい香りがしてきましたね。 |
堀川さん | よろしければ奥様に、 サンプルをご用意させていただきたいと 思うんですけれども。 |
ジョージ | いやぁぁ! 素敵っ! |
堀川さん | トライしてみたいものをおっしゃってくだされば。 |
西本 | えーっと、僕の好きなのは‥‥、 俺の休日用にもなりそうな‥‥。 |
ジョージ | ちょっと待った! 西本っちゃん、 ここはネ、「きょう買ったこの香りに合う、 女性用のサンプルをいただけますか」でしょう?! 奥様用なのよ? サンプル自分用にもらうんじゃないのよ! |
西本 | は、はい! |
シェフ | 怒られてる怒られてる。 ハハハハハハ。 今完全に「俺の、俺の」ってなってた。 |
ジョージ | まったく、ホントに。 自分は自分で稼いで買うんだよ! クルジャンを基本に選んでもらいなさい。 |
堀川さん | こちら、いかがでしょう。 華やかさがございます。 |
ジョージ | あぁっ! いいかもしんない! |
堀川さん | クルジャンのフォルテでございます。 香調は近いんですが、 お求めいただいたものはトワレ、 こちらのフォルテはパルファムのつくりです。 またすごく雰囲気があって。 ローズジャスミンが入っているので より女性っぽいというか、 ちょっとエレガントさがあるような。 もちろん西本さまもご一緒にもお使いいただけますし。 |
ジョージ | これお休みの日に二人で使うのにいいね。 |
シェフ | これつけて家族で伊勢丹に来たらいいんじゃない? |
西本 | 伊勢丹に行きます。 |
堀川さん | そして、ちょっと柔らかめで甘めの アポムという香りです。 オレンジブロッサム、イランイランの香り。 |
シェフ | いい香りです、どっちも。 爽やかなのとあったかいの。 |
西本 | どっちもいいですね。 |
堀川さん | こちらもお入れしておきましょうか? |
西本 | あ、お願いします! |
堀川さん | かしこまりました。 |
ジョージ | 純粋に奥様用のを一つと、 オフの日に夫婦二人でつけられるのを一つ。 サンプルもらいました! やったね。 |
シェフ | けっこう入ってる。 けっこうたっぷり入ってる! |
西本 | 初めて買ったCK ONEの何倍の値段だろう‥‥。 |
ジョージ | (笑)それだけ大人になったということよ! |
シェフ | 朝早くからどうもありがとうございました。 |
伊勢丹の人 | お世話になりました。 |
ジョージ | 楽しかったです! |
堀川さん | こちらこそ。 ありがとうございました。 |
お買い物における「運命」ってネ
お買い物における「運命」ってネ
お店に「お預けしてあったモノ」に出会う瞬間。それがお買い物における「運命の瞬間」。運命的な出会いをした子を買ってあげないと、その子が寂しくなっちゃうでしょう。その寂しさが、買ってあげなかった自分に伝染る。だから「運命だ」って感じたら、思い切って買ってあげるの。買わなくていい100の理由より、運命の力は強いのよ。
ボトル、大か小か
香水の売り場に置かれているボトルはみんな大きなサイズのボトル。だってネ。大きなサイズのボトルこそが、その香水を作った人のイメージをそのまま形にしたもの。そのボトルまで含めての「ステキな香り」だと思うのね。だから絶対大きなボトル。メーカーによっては「持ち運べるようにワザワザ特別にデザインした小さなボトル」のラインを用意しているところがあって、特別気に入った香水は、大きなボトルと持ち運び用のボトルを一個づつ買ったりはする。普通に小さいボトルは買わない。だって、好きになったら貪欲に。それがボクの愛し方だもの。
堀川さんって素敵だったわ!
香水のコトを本当に良くしってらっしゃる人だと思った。しかもとても聞き上手。ずっとお話をしていると、知らない間に頭の中が整理されていくのよね。「上手な売り手」じゃなくて「ステキな相談相手」のような、こんなステキな人が伊勢丹には沢山他にもいらっしゃるんだ。そう思うと、買い物にくるのが本当にたのしくなるわねぇ。