桑原 |
この本の編集を始めるときに、
まず答えは、
ぜんぶ自分で探すんです。
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ほぼ日 |
え?
答えをアメリカの出版社がくれるのではなく?
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桑原 |
そうなんですよ。
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ほぼ日 |
どうしてですか!?
ご自分でも楽しまれるために、ですか?
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桑原 |
というか、最初から、
答えをもらおうと思ってなくて(笑)。
「よーし、全部ちゃんとあるか、
探そう!」と。
でも、そのほうがきっと、面白いんです。
ほんとに、読者のかたの
気持ちになってできますので。
あ、こんなところに隠れてる、とか、
喜びが多いんですよ(笑)。
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ほぼ日 |
それはまさに、読者そのもの、ですよね!
今まで答えをもらわれてないのに、
10年の間、 本がスムーズに
出版されているということは、
桑原さんがわからなかった答えは
ひとつもなかった、
と理解していいのでしょうか。
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桑原 |
ひとつもないですね(笑)。
じっくりやって、ぜんぶ見つけます。
とにかく、楽しんで作ってるんです。
そうやってると、
やっぱりこの本、面白いなーと
しみじみ思いますね。
今ではたくさんの人に楽しんでいただいて、
『ミッケ!』の面白さが、
やっと、やっと広がったんだな、
って感動しています。

『ミッケ!』シリーズ8/「がっこう」より
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ほぼ日 |
うちの事務所でも、楽しませてもらってますよ。
ひとりで遊ぶこともできますし、
大勢でやるときには、誰が早く見つけられるか、って
けっこう熱くなったりしますよね。
友達の家に遊びに行ったりする時には、
いいプレゼントにもなりそう。
ところで、答えを見つけるコツってあるんでしょうか?
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桑原 |
10年もやっていると、
だいたいコツはわかってきましたね。
ストレートな答えだけじゃなくて、
ちょっと意地悪なものが隠れているんです。
ひねくれた目で見るといいかもしれないです(笑)。
実は、今回発売した8巻目の「がっこう」の中で、
ひとつ、僕が見つけた
とっておきのナゾがあるんです。
これは、
この本のどこにも載っていない
ナゾなんですよ。
フフフフフ。
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ほぼ日 |
え!
桑原プロ、ぜひ教えてください!
「ほぼ日」読者だけにこっそりと。
本の中では問いかけられていないけれど、
実は、こんなところに、こんなものが隠れているよ、
っていう桑原さんが独自で見つけられた
ナゾなんですよね。
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桑原 |
そうです。
答えを言ってしまうのは、面白くないので
問題だけをお伝えしますね。
(註:問題も知りたくない、まっさらな気持ちで
『ミッケ!』を読みたいかたは、飛ばしてくださいね)

「がっこう」の18ページと19ページですが、
ほかのページと比べると、ちょっと地味なんです。
チョークで落書きされたコンクリートの地面の上に
バスケットボールがひとつ、転がっているだけ。
なぜだろうって考えていたら、
このページが、あるページの中の1コマだったことに
気づいたんです。
さあ、どのページの1コマでしょう、
っていうのが僕からの問題です。
ぜひ、ミッケてみてください!
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ほぼ日 |
えええええ?
探す範囲は、全部のページからってことですか?
そんなに高度な問題も隠されているんですか!
『ミッケ!』のさらなる面白さを知るには、
ちょっと他のページと違ったり、なんかヘン、
って思ったところで立ち止まって考えることが
コツみたいですねー。
いやあ、奥が深すぎて、
1回遊んだだけじゃもったいないですね。
『ミッケ!』シリーズ4/「ミステリー」より
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桑原 |
必ず大人より子どもたちの方が
早く見つけるっていうお話しをよく伺います。
先入観がないんでしょうかね。
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ほぼ日 |
そうかもしれませんね。
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桑原 |
学校の図書館にも置いてくださっているそうで、
やっぱり、1冊学校で借りると、
他の巻もやりたいなって
思ってもらえるみたいで、
そういうことも手伝って、
広がっていったのかなと思います。
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ほぼ日 |
今いちばん人気があるのは、
6巻目の「ゴーストハウス」と
以前おっしゃっていましたよね?

『ミッケ!』シリーズ6/「ゴーストハウス」より
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桑原 |
そうですね。
怖いものって、子どもたちは好きですよね。
門からお家に入っていって、
ドアを開けると不思議な部屋があって、
グルグル回って、最後出てくると、
裏庭のお墓みたいなのが
出てくるっていうつくりなんですが。
他と違って、ストーリーっぽくなっているので、
売れ出したんだと思います。
で、それが人気出ると、
あ、こんなに他にも違うシリーズがあったんだって、
思ってもらって、他のも人気が出てきました。
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