ヤマケイの図鑑新シリーズ「散歩道の図鑑」。
野鳥、雑草の花に続いて登場するのは、
われらがきのこ。
街中の道端や公園、里山などで出会える、
身近なきのこ100種を厳選。
とはいえ、阿寒の森で撮影したきのこも
多数掲載しています。
きのこの特徴を
簡潔に表すキャッチフレーズをつけ、
雑学や食毒など
きのこの特徴や魅力をわかりやすく解説。
初心者にもぴったりの構成になっています。
軽く、片手で持てるコンパクトサイズ、かつ、
大きく開ける丈夫な製本(PUR製本)なので、
持ち歩きにぴったり。
もちろん、室内で読んでもお楽しみいただけます。
あしたの散歩が、今日よりもっと楽しくなる、
いちばん身近なきのこ図鑑です。
新井さんの著書『きのこのき』を出版した、
文一総合出版が手掛ける、初めての児童書、
「森の小さな生き物紀行」
という3冊シリーズの第1弾です。
この1冊で、粘菌の基本は、すべておまかせ。
一応、写真絵本という、子どもに向けた体裁ですが、
粘菌に興味がある大人にも
十分に楽しんでいただけます。
また、2021年1月以降に写真を担当された、
第2弾『いつでも どこでも きのこ』
(保坂健太郎・著 新井文彦・写真)
第3弾『あなたの あしもと コケの森』
(鵜沢美穂子・著 新井文彦・写真)
も発売されます。
こちらもおたのしみに!
クレヨン画家の加藤休ミさんが
渾身のイラストを描きあげ、
日本の粘菌研究の第一人者・川上新一博士が監修し、
きのこだけでなく粘菌も愛する新井さんが
写真を担当。
「幼児向けの体裁をしていますが、
大人でも十分に読み応えがあるはず。」
と。
動物のようでもあり、キノコのようでもあり、
植物のようでもある、
なんとも不思議な単細胞の生きもの「粘菌」。
その生態とくらしにせまります。
あるいは東北地方の白神山地のブナ原生林などで、
ぼくが出会ったきのこたちの姿を、
そのきのこたちが生きている素晴らしい環境を含めて、
じっくり、じっくり、ご覧いただきたかったので、
ちょっと大きめのサイズの本になりました。
きのこのかわいらしさや美しさに加えて、
現代の日本ではすごく貴重になってしまった、
人の手がほとんど入ってないような森の雰囲気を、
同時にお楽しみいただけるのではないか、
と、ちょっぴり自負しております。
ぼくが森の中で過ごした、宝物のような時間を、
少しでも読者の皆さんにお裾分けできたらなあ……。
本屋さんで見つけたら、
ぜひ、ページをめくってみてください。」
新井文彦