ゴミを出すとき
我が家では、可燃ゴミを捨てる行為を
「ナマステ」と言います。
「生ゴミを捨てる」の略です。
「ナマステ!」と言われれば
「生ゴミ捨てる日だよ!」という意味で、
言われたほうはゴミをまとめたりします。
自分から出せるときは「ナマステOK!」
とメールが来たりします。
収集車が行ってから堂々と捨てた人には
「あのナマステ野郎~」
と毒づいたりします。
(ぎょもこ)
トイレに行くとき
我が家では「大の方」のときには
「ケイユーエスオー」と報告してから行く
ことになっていた。
父が
「化学記号で大のことを
ケイユーエスオーと言うのだ」
と教えてくれたからだ。
うちだけのルールだと思っていたが、
兄はなぜか、
中学に入ったころから言わなくなった。
そして、私も
中学に入り化学を習うようになると、
それが化学記号ではなく
ただの「KUSO」なんだと気がついた。
(k-rin)
空き巣対策
うちの父は、出かけるときに、
テレビの上に1万円を置いて行きます。
何でも、万が一、空き巣が入ったとき、
コレを持って逃げてくれれば、
お互い助かる、という理屈です。
うちではこれを
「空き巣へのおそなえ」
と呼んでいます。
(まだお供えが役立った事はありません)
仕事中
キャンペーンで配るはずのスナック菓子が
大量に余ってしまいました。
総勢20名の小さな事務所。
置く場所もなく、処分に困った上司から
「仕事中は、お菓子を食べなさい」
とうれしい指令が!
社員一丸となりました。
(ポテチ)
一連の儀式
瓶のフタが固くて開けられないとき、
ダンナに頼むのですが、
その際、必ず
ボディビルダーのようにポーズを取ります。
それも数ポーズ。
それが終わるまで、
傍らで見守ってあげなくてはなりません。
(サクラソウ)
はっ! ひっ! ふっ!
我が家では時代劇をよく見る。
ドラマ中で、
誰かが「はっ!」と返事をすると、
どちらかともなく
「ひっ!」「ふっ!」「へっ!」「ほっ!」
と家族で交互に続ける。
ちなみに「ははー!」のときは
「ひひー!」「ふふー!」
「へへー!」「ほほー!」となる。
偉い人が話すシーンでは、割と忙しい。
(カイテリテリ)
カレーが基準
私の母(50代)は、
ここ数年カレーにはまっている。
近ごろ、そのカレー好きは、
洋服選びにまで影響を及ぼし始めた。
「それはカレーをこぼしたときに
目立つから駄目」
「これなら
カレーが目立たないからいいかも?」
「見て見て、これならカレーこぼしても
カモフラージュできそう!」
‥‥など、とにかく
「カレーをこぼすこと」を前提に
洋服を選んでいる。
他の家族の服についても同様なので、
父はいささか困惑気味。
(haniko)
料理
うちではレトルト食品のことを
「秘蔵っ子」と呼びます。
「朝ごはんどうしよう?」
「いいじゃん秘蔵っ子で」とか
「出た! 秘蔵っ子だ!」とか。
主婦の強い味方です。
(ホントは料理は好き)
料理2
わたしの実家には
「ガタ落ち」という名の料理が
あります。
菜っ葉とお揚げを炊いたものです。
今から45年くらい前、
両親は同じ会社で働いていました。
その会社の社員食堂で、
給料日前などの時期になると、
厨房のかたが
「今日は
給料日前やからガタ落ちや」と。
その料理が決まって
「菜っ葉とお揚げの炊いたもの」
だったそうで‥‥。
(匿名さん)
ブリーフをたたむとき
その年のお正月、我が家では父の下ばきが
「越中」から「ブリーフ」に
完全移行した。
それまでは、サルマタ的なものも拒否し、
頑なに越中派だったのだが
「仕事に行く時だけ→
洋服を着ているときだけ→平日だけ‥‥」
という部分移行を経て、
完全ブリーフ生活となったのだ。
例年、父は夏から冬にかけて
「いつまで越中一枚でいられるか」
という記録に挑戦していたので、
その年は、
ブリーフでの記録挑戦となった。
夏、いったんはくじけそうになったものの、
秋口に入ってからは、
かなりごきげんに記録を更新していた。
‥‥と、ある寒い日。
父が蜂に刺された。
連日の記録更新にごきげんの父が、
晩酌を済ませ、お風呂に入り、
新しいブリーフを履いたとき、
合わせ目のところに潜んでいた
ミツバチに刺されたのだ。
もう大変だった。
真っ赤だった。
パンパンに腫れているのにボコボコしていた。
お医者さんに来てもらい、
命に別状がないとわかってからは、
お医者さんも交えて
記念写真を撮ったり、大騒ぎとなった。
父もお客さんが来るたびに
「ほら、昔どこの銭湯にもいた、
デカいキン○マのおじさんみたいに
なってましたよ」と、
自慢気に話していた。
ただ、次の日から、洗濯物を畳むときに、
ブリーフの合わせ目を
必ずパンパンとたたくようになった。
それが、我が家の大切なルールとなった。
(k-rin)