奇蹟の瞬間
テレビのチャンネルを変えたら、
『アルプスの少女ハイジ』の
再放送をやっていて、
ちょうどクララが立つところでした。
(パンダくま蔵)
眠りの瞬間
夕飯を食べ終わり、
家族それぞれまったりしていたら
「冷蔵庫のなかに
皮むいた夏みかん入ってるよ」と母。
わたしが雑誌を見ながら、
「う~ん」と適当に相槌をうった次の瞬間‥‥。
「ぐうぅ~」とみごとないびきをかいて、
母が眠りにつきました。
(寝言ではない)
そんなところに
娘たちが、
お風呂にスーパーボールを持ち込んで
遊んでいました。
姉が「あれ、どこいった?」と見失うと、
妹が「‥‥ここ~」と言って取り出したのは‥‥
おしりの間!
バウンドしたスーパーボールが、
妹のおしりに、
みごとに挟まった瞬間でした。
(フク)
そんなところに2
小学生のころ。
我が家では乳歯がぐらぐらしてくると、
自然に抜けるのを待つのではなく、
乳歯に糸を巻き付けて、
ギュッと引っこ抜くのが当たり前の儀式でした。
ある日、いつものように
母に乳歯を引っこ抜いてもらうと、
抜けたはずの乳歯が、どこにも見当たりません。
たしかに抜けたはずなのに、
どこだどこだと母と一緒に探していると、
まさかまさか、
母の「鼻の穴」に
スッポリ挟まっているではありませんか!
(匿名さん)
スペインで
スペイン旅行をしたとき、
バルセロナの名所、
サグラダファミリア教会に行きました。
感動した勢いで、
細い尖塔のどれかに登ってみようと
いうことになり、
人がやっとすれ違えるくらいの
狭いらせん階段を登っていると、
上から降りてきたのは‥‥なんと大学の先輩!
ものすごい場所でのミラクルな再会でした。
でも、何にも起きなかったなあ‥‥。
(がんぺい)
オーストラリアで
新婚旅行でオーストラリアに行った友人が、
夜明け前にエアーズロックに登って
御来光を待ってたそう。
暗闇の中、
同じように日本からの新婚さんたちが、
それぞれにラブラブトークを繰り広げている中、
「あれ? 自分と同じ方言の人がいるな」
と思ったそうです。
そして御来光とともに、
彼女とその「同じ方言の人」が
顔を見合わせたとたん‥‥「あんたか!」
小中学校の同級生が、同じ時期に結婚し、
同じオーストラリアに旅行してたんでした。
(はにここ)
受話器の向こう側で
書留の不在配達票が入ってたので、
コールセンターに再配達の依頼電話。
名前を聞かれ、
「○○なおこです」と答えたところ、
受話器の向こうで
「○○なおこっ‥‥」と軽く絶句気味の復唱。
いやいやいや、一応お客様ですから‥‥と思ったら
「‥‥たいへん失礼致しました。
同姓同名でございました」と。
「へ? ○○なおこさんなんですか?」
「はい、○○なおこでございます」
人生初の同姓同名さんとの邂逅。
しかしまさか、こんなところで。
(なぼちん)
ステーン!
大通りを全速力で走る男。
その後ろを、
やっぱり全速力で追いかけるお巡りさん。
逃げる男が「ステーン!」と転びました。
やった! これで捕まる!
でも、奇跡のような素早さで飛び起き、
お巡りさんが追いつく前に、また走り出す。
追いかけるお巡りさん。
同じ場所で
同じように「ステーン!」と転びました。
こちらも素早く立ち上がり、男を追います。
あっという間に視界から消え去り、
その後どうなったのかは、わかりません。
(リアル泥警~コントのようだった)
ペチンッ!
仕事帰りの電車で、
中吊広告を夢中で読んでいました。
車内アナウンスで
降車駅に着いたことに気づき、
「降りなきゃ!」と
慌てて吊革から手を放した瞬間‥‥
「ペチンッ!」という音。
目の前には、
真っ赤になったおじさんの顔。
そうです、
私が吊革から手を放したのと同時に
おじさんが立ち上がったため、
平手で頭を叩いてしまったのです!
少々毛が薄かったため‥‥
とてもいい音が響いてしまいました。
あのときのおじさん、ごめんなさい。
(むぅ)
志村と加藤
電車に乗っていたら
「車掌は志村、運転手は加藤です」
というアナウンスが流れました。
まじめに運転してくれよと願いました。
(田園都市子)