戦いの果てに
私中1、兄中2、
自宅の茶の間で勃発した兄妹ゲンカ。
コタツを挟んで、
テーブルにあったおにぎりを投げつけ合う
私と兄。
気がつけば皿に盛ってあったおにぎりは
すべて消え、ふたりとも米粒まみれ。
そして兄の肩に梅干‥‥。
(武勇伝はおにぎり戦争)
怒りのポイント
交際期間が短かったので、
新婚時代は、夫の度量の広さを探っていました。
何を言っても怒らないので、
軽いジャブから始まり、
けっこうひどいことを言うまでに
なってしまいました。
そんなある日、夫が突然、怒り出しました。
「前々から言おうと思っていたけど、
おまえは、自分が身体が柔らかいからって、
身体が硬いオレをバカにしている!」
結婚生活約20年、
あんなに怒りをあらわにしたのは、
このときだけです。
(ゆきまつり)
家族の秘密
もう十数年前になりますが、夕食を
「寄せ鍋」にするか「すき焼き」にするかで、
弟と大ゲンカをしたことがありました。
弟はすき焼きと言って譲らず、
私はどうしても寄せ鍋が食べたかったので、
頑として譲りませんでした。
結局、母の仲裁が入り、
寄せ鍋に落ち着いたのですが、
腹立ちまぎれに弟が壁を蹴りつけ、
当時新築だった家に、
体が半分入りそうな大穴を
開けてしまいました。
その穴は、
父の知らないまま未だに残っています。
(みずき)
筆箱のゆくえ
うたた寝から目覚めた私は、
母に「筆箱丸めてどこにやったの!?」
とキレ気味に言った。
わけがわからず
「寝ぼけてんじゃないの?」と言う母。
私はさらに
「寝ぼけてなんかないわ! どこにやったの!」
‥‥だんだん意識がはっきりして、
「はっ、私寝ぼけてる」と気付いたが、
今さら後にはひけず
「もういいわ!」と言い残して部屋を出ました。
だって夢のなかで、
母が筆箱を丸めて片付けてたんです。
ただ、私が当時使ってた筆箱は
アルミのものでした。
(匿名さん)
母の出奔
いま、私の友人の家では、
あり得ないようなことが起きています。
どういういきさつかは知らないのですが、
ジュースのことでとても気に障ることが
あったらしく、
お母さんが家を出て行ってしまったそうです。
原因は、ジュース。
ジュースひとつで親が家出‥‥。
早く帰ってきてくれるといいです。
(匿名さん)
父母のいさかい
正直、理由はわかりません。
こわくて聞けません。
でも、先日、台所のほうから
「イカの塩辛と私とどっちが大切なの!?」
という怒声が聞こえてからというもの、
どうも母が父にオカンムリなのです‥‥。
(こーねんきか)
俺の優しさ
主人と焼き鳥屋に行きました。
主人が、唐揚げの最後の1個を
「半分こしよう」とお箸で割ったのですが、
私のほうには唐揚げの衣しかなく
「こんなんいらんわ!」と言うと
「大きいほうをあげたつもりだった!」と逆ギレ。
その後
「偽善者!」
「オマエに俺の優しさはわからない!」
と、エスカレートしまくり。
話は人生に対する姿勢にまで及び
収拾がつかなくなりましたが、
フテ寝しながら
「なんでこんなことになったんだっけ?」と、
ちょっと思いました。
(負けず嫌いと頑固者のカップル)
妙齢の姉妹が
私が25歳、妹22歳のとき、
シュークリームを食べた食べないで
大げんか。
最後はつかみ合いになり、
母に止められました‥‥。
そのときの妹のロボコンパンチが
いまだに忘れられません。
(思い出すと今でも笑ってしまう)
妙齢の女子が
もう10年以上もの付き合いになる
友だちの家で、
まったりテレビを見ていたときのこと。
彼女が突然
「そういえば子どものころ、
せんねん灸のCMにドキドキしたよね?」
と言ってきたので、
素直に「せんねん灸ってなあに?」
と聞き返しました。
そしたら
「バカじゃないの、
あれを覚えてないなんてタルんでる証拠よ」
とまで言われたのです。
わたしは「ムキー!」となり、
それから20代後半、いいトシの女子ふたりで
目に涙をためての大ゲンカ‥‥。
(まき太郎)
母の後頭部
おかたい父と、おとなしい母がいます。
ある晩、酔った父が、
母の後頭部に小さなみかんを投げました。
一晩中、今まで見たこともないような、
激しいケンカをしていました。
数年後、またしても酔った父が、
母の後頭部に
ふくらました紙風船を投げました。
一晩中、以前いちど見ただけという規模の
激しいケンカをしていました。
私は、
母の後頭部には出来るだけ触らないよう
こころがけています。
(匿名さん)