ほぼ日にもしばしば登場してくださっている
スチャダラパーのBoseさんが、
いつの間にかキャンプの人になっている‥‥！
これは話を聞いてみなければ、ということで、
よく晴れた日の湖のほとりで会いました。
20年以上まえから親交のある
ほぼ日の永田が聞き手を務めたことで、
雑談モード全開の取材となりました。
動画もあわせてご覧ください。
Bose（ボーズ）
1969年、岡山県に生まれる。
1988年、渋谷にあるデザイン専門学校・
桑沢デザイン研究所で知り合ったANIと共に、
ヒップホップグループ、スチャダラパーを結成。
1990年、『スチャダラ大作戦』でデビュー。
つまり、今年、2025年は結成35周年。
５月には35周年記念ライブ
「スチャダラパースペクティブ ～ここから彼方へ～」を
大阪と東京で開催予定。
- Bose
- キャンプやってると
炭火はだんだんつかわなくなるけど、
焚き火はやるんだよね。
なんなら、焚き火がいちばんやりたいくらい。
- ──
- キャンプというより焚き火を（笑）。
- Bose
- そうそう。キャンプの要素って、
意外にいろいろ削ってもぼくは大丈夫なんだけど、
焚き火は絶対必要だなあ。
- ──
- 焚き火やりにキャンプに行くというか。
- Bose
- そうそうそう。
ただね、ぼく、鎌倉に住み出したら、
海は焚き火オッケーなんだって気づいて。
砂浜で焚き火やってもいいんだよ。
- ──
- え、そうなの？
- Bose
- 砂浜の焚き火、住んでる人は別にいいの。
とくに、海水浴とか終わってる時期は。
だからいまも、友だちみんなで焚き火して、
ちょっとご飯食べるとかは実際やってるし。
- ──
- へー、それもう、キャンプと変わらない。
- Bose
- そうそう、たのしさ変わらないのよ、別に。
なんなら、それでいいくらい。
焚き火できるだけで、
いきなりもうなんか気が済むっていうか。
- ──
- その横にあの車あって、
夜は車内で布団敷いて寝てたら、
もうますますキャンプなんだかなんだか（笑）。
- Bose
- そう、そうなんだよね！
- ──
- つまり、どんどん削いでいくと、
「焚き火」と「おしゃべり」と「外での食事」？
- Bose
- そうそうそう、暗くなって焚き火して、
ちょっと食べたりしながら、
ウダウダしゃべってるのがやりたかっただけだから。
- ──
- なるほど（笑）、いや、そうかも。
- Bose
- すげえなんか、謎が解けてきて。
もちろん、もっとすごいとこまで行く
キャンプになると話は変わるんだろうけどね。
- ──
- ブッシュクラフトとか、山とか。
- Bose
- そうなってくると話は変わるよね。
釣り系の人とか、
最小限の装備で山で泊まる人とか。
- ──
- もう、持ち物からぜんぜん違うものね。
- Bose
- そうそう、どんなものも、
とにかく「小さくて軽い」を優先しててね。
それはそれでちょっとそそるんだよね。
「え、そんなんで火つくんだ？」みたいな。
- ──
- ちなみにBoseさん、山は？
- Bose
- いや、山は、ぜんぜん。
やっぱり「車で行ける」が好きっすね。
- ──
- ああ、そうか、Boseさん、車好きだった。
むしろキャンプより車の人。
- Bose
- うん、やっぱ車で行けるのがいい。
ほんとに山奥行ってソロキャンやる人って、
気持ちも装備もぜんぜん違うからね。
‥‥おお、来ました、肉が！
- ──
- 炭火はやらないと言いつつ、
これは、炭火でしっかり焼いてますね。
- Bose
- いや、うまそう。これ、スペアリブ？
なんかソースがおいしそう。
- ──
- ソースは、ケチャップとウスターソースかな。
- Bose
- 甘辛系のやつ。絶対うまいね。
- ──
- 下茹でして準備してたのを炭火で焼きました。
以前、いっしょにキャンプをした
写真家の幡野広志さんに教えてもらって。
- Bose
- ああ、そうなんだ。
やっぱり上手な人たちって、
ちゃんといい仕込みするんだよね。
- ──
- Boseさん、パクチー、大丈夫？
- Bose
- 大丈夫、なんでもいけます。
おーー、これはあれか、トムカーガイ。
- ──
- 料理名、一発で出るのすごい（笑）。
- Bose
- タイ料理、好きなんだよ。
ああ、これはうまそう。レベル高い。
この葉っぱね、これ入んないと味出ないよね。
- ──
- レモングラスとカーっていうタイの野菜。
- Bose
- うわ、うまそう。
- ──
- パンもよかったら、ありますので。
- Bose
- ああ、ありがとうございます。
うん！ めっちゃうまーい！
- ──
- このボウルはyozoraの別注です。
外は熱くならずに、中の温度はキープ。
- Bose
- え、めっちゃいいねえ。
なんなのそれ、科学？
- ──
- 化学というか、魔法瓶的な。
- Bose
- 科学じゃなくて魔法瓶。
そっか、めっちゃいいね、へー。
- ──
- 元々、Teonというブランドのもので、
ほぼ日のキャンプ好きの人から教えてもらって
すごくよかったので、
この白いバージョンをうちでつくったんです。
- Bose
- 白だ。いいっすね。
へー、保温効果ちゃんとあるんだ。
ああ、焼き立てのスペアリブ、うまいね。
- ──
- おいしいですね。
- Bose
- やっぱ、キャンプは炭火焼だね！
- ──
- ははははは、やればおいしいから。
- Bose
- やればおいしいんだよ。
うん、めっちゃうまいっす！
（つづきます）
2025-03-26-WED
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ロケ地協力：the 508
